九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

歴史を複眼で見る  へそ曲がり

2006年08月19日 14時54分38秒 | Weblog
 よく聞く言葉がある。“歴史を単眼で見てはならない、複眼的に見ること、相手の立場にたって考えること、言葉のすり替えをしないこと”。同感である。歴史の教訓が生み出した基本原則である。この視点は今後のアジア外交の立て直しにも重要であろう。

 ところで、この視点で「北朝鮮問題」を見たらどうなるか。

 戦後の日本は「平和国家」であったというが、これを「北朝鮮」側から見たら、同じことが言えるだろうか?

 共和国から見れば、日本は殖民地として支配した国であり、また、日本の敗戦は南北を分断した原因ともなったし、朝鮮戦争では日本は米軍に基地を提供したし、武器。・弾薬・食料などを米軍に補給したなどという存在に見える。
 それだけではない。1965年には「日韓基本条約」が締結されたことにより、以後、共和国は事実上「日米韓軍事同盟」の包囲網の中に置かれてきた。
 つまり、彼らの目からは、この百数十年間、日本は一貫して「敵国」として存在したのである。彼らか゛硬直化した姿勢をとった要因のひとつでもある。

 そして現在は、“先制攻撃をしろ!”“経済制裁をもっとしろ!”の大合唱の中に置かれている状態である。
 2,000発もの核ミサイルを自分たちに向けながら、1発に大騒ぎする国、彼らにとっては理解不可能であろう。
 なんのことはない。かっての「ABCD包囲網」の中に置いているようなものだ。彼らに“われわれは止むを得ず立ち上がったのだ。祖国防衛戦争だ!”と言わせるための口実を与えているようなものではないか。
 “自分たちには主張する権利はあるが、同じ主張を相手がするのはけしからん”、これではまるで暴力団の言い分だ。

 万一、彼らが「われわれは止むを得ず立ち上がった!全員玉砕覚悟だ!」としたら、この国はどうなるだろう?後世の人々は「北は正しかった」とでも言うのだろうか?
 “圧力をもっと掛けろ!、先制攻撃をしろ!、針ねずみのように核武装しろ!”と叫ぶ人たちへの回答が、期待とはあべこべになって出てくるだろう。

 そうさせない方法はひとつしかない。これも識者の言葉である。“よく話し合い、交流を積み重ね、ともに歴史を歩めるようにしていく”ことではないか。あの悲惨な戦争体験を繰り返さないためにも・・・。
 “夢だ!”“馬鹿だ!”“間抜けだ!”などと、いくら罵倒されてもこの道を歩んでいきたい。

 改憲論者の叫びは、この日本を地獄の底に引きずり込む「道案内」に過ぎない。

コメント (8)
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このブログへの「投稿」「コメント」について。   ブログ管理人

2006年08月19日 13時17分13秒 | Weblog
 8月15日の保守系さんの「全ての戦争や内乱・喧嘩などは、原因があって結果がある。」の投稿に対してブログ新記録の21のコメントがありました。

 その中で、「一般法則論者さん」からコメントがあり、最後に<この文を削除しないことを希望します。>との一文が書かれておりました。そのことについてのお答えを兼ねてブログ管理人の「投稿」「コメント」についての考え方を述べて見ます。

 このブログは、主に憲法九条の改定問題について関心のある方々に改憲・護憲を問わず自由な討論の場を提供し、夫々の主張をすると同時にお互いの考え方を知る機会になればと立ち上げたブログです。
 また、主張の内容については「九条問題」に限定せず「平和」に関わるテーマなら自由に書いていもらいたいと考えております。
 どのような主張の「投稿」や「コメント」も自由にしてもらいたいと考えております。 
                                                                ですから「コメント」ばかりでなく「投稿」に必要なIDやパスワードもプロフィル欄に公開してありますし、2月2日の投稿欄には「コメント」や「投稿」の仕方について詳しく紹介しました。このブログの全ての鍵を参加してくださる皆さんに預けてあるわけです。

 ですから、頂いた「コメント」や「投稿」を「削除」するなどということは考えておりません。

 ただ現在一部のブログで行われている、「宣伝」、「いたずら」、「節度を欠いた誹謗中傷」、「ブログ改竄」などなどの「ブロク荒らし」があった場合は、真面目な参加者の言論を保障するためにも何らかの対応をする場合があるかも知れません。その場合は、ブログで管理人の考えを公開し皆さんのご意見を聴くつもりです。ご意見をお聞かせください。

              
 
 
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昭和21年3月6日 天皇の戦犯単なる噂

2006年08月19日 11時26分56秒 | Weblog

中部日本新聞の記事です。

天皇の戦犯単なる噂 憲法改正後に御退位か

アンカラ放送4日RF「共同」
東京からの報道によれば、日本天皇は憲法改正終了後退位
手続きに署名される筈といわれるが、東久邇宮殿下も
「天皇は皇位に留まることを欲しておられないから
退位されれば御満足であろう」と語っていられる。


 この頃には、天皇が終戦当時、および、その後における
 天皇の演じられた役割に鑑み、戦犯に指名されることは
 ないという憶測が広がっていたようです。

 終戦当時の行動に鑑みてというのは、御聖断のことでしょうね。
 
                       落石

    

昭和20年9月18日 
 アメリカ上院本会議 天皇を戦争犯罪者として裁判にと、決議。

9月26日
 オーストラリア政府、文書で天皇訴追を要求。

11月29日
アメリカ政府、マッカーサーに、天皇訴追についての証拠集めを指示。

昭和21年1月25日
マッカーサー、天皇不起訴をアイゼンハワー参謀総長に通知。

4月8日
最終的に不訴追が決定。

案外、早く情報が国内のマスコミに流されているんですね。
日本政府の検閲と占領軍の検閲は、
かなりやり方が違っていたようです。

この時点では、昭和天皇の退位は当然と考えられていたようですね。






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