九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

一皮剥けた日本サッカー、どこが?(その2)  文科系

2009年06月03日 14時16分55秒 | スポーツ
その2にいくつかご批判があったが、改めて「その1の通り」と考えている。その次第を専門誌の文章などから、もう一度まとめてみたい。そして、土曜日のウズベギスタン戦のメンバー予想などもおこなってみよう。なんせ好きなもので、同好の士と喜びを分かち合いたくって長文を読ませたくなる。興味のない人には、済みませんねー。

もう一度言うが、「スポーツ評論は自然科学的にやらねばならぬ。それもそのスポーツの全体を見て、かつその根本から」。日本人のスポーツ評論はどうも、本職も含めていいかげんだと思えてならない。どうしてかと考えたら、こんなことを思いついた。まだまだスポーツを「遊び」と考え、その「遊び」には「勉強」などは要らぬと考えているのではないか。どんなスポーツも文化も、意識してきちんと勉強すればする程、やるのも見るのもはるかに面白くなるのに。

なお、こういうスポーツ評論の未熟さについて、スポーツを文化としてではなく、見せ物・興業とだけ扱ってきた野球など日本従来のスポーツマスコミの責任が極めて大きいと、僕は見ている。スポーツをこんな風にだけ扱うのは、「行うスポーツ」というものの発展には何も寄与しないと思う。人気の落ち目を、ジャリ・タレント総動員で支えようとするスポーツなどには、将来はないと言いたい。スポーツはやはり、やる人を増やさなければそれだけ文化としての価値が低くなるはずのものなのではないか。そもそも、視聴率が同じと言うだけで、サッカーと、野球、バレーボール、水泳、ランニング以外の他のあるスポーツとを同じように扱うとしたら、おかしいことではないか。競技人口に圧倒的に差があると思うからだ。
どのスポーツを放映して欲しいかと、マスコミ得意の「世論調査」を一度やってみたらよい。サッカーの放映時間がこんなに少ないということはないはずだと思う。


さて、「週刊サッカーダイジェスト」最新号では、編集部も専門家も特にチリ戦を凄く高く評価している。監督や選手たちもそうだった。その内容は僕がその1で述べたとおりであるが、改めて紹介してみたい。
まず岡田監督の総括。
「自分たちにとって財産になっていく試合だったと思います。チリがアグレッシブだったおかげで、我々もいろいろなことが分かりました。」
大活躍だった中村憲剛のまとめ。
「足を止めたら日本は終わり。出したら走るということを続ければ、今日の試合のように相手に穴が空く。そしてこれを続ければ、もっと上の相手にも通用するようになる」
同じく、本田圭佑の言葉。オランダ2部で今期リーグMVPを取った彼には、既にもう中村俊輔より高い値段が付いているというニュースが入っている。若いし、点が取れるからなのだ。
「今の日本がやっているサッカーは、『強いチーム』がやるサッカーだと思います。相手に対してビビらず、強気な姿勢でボールを奪いに行く、それは強いチームがやるサッカーだ」
おなじく今や代表ボランチのレギュラーを確保した長谷部誠の言葉。今の彼はもはや、ドイツのこんな一流選手になり上がっている。チャンピオンズリーグの常連バイエルン・ミュンヘンを押しのけて1部初優勝を勝ち取ったチームの不動のレギュラーなのである。
「自分をマークしている選手に運動量で走り勝とうと言っていたので、とにかく動いてフリーになることを考えてプレーしていた」

これらの表現は全て、先回書いたまとめを裏付けてくれるものだろう。特に、日本の弱点であった点取りに関する次の部分を。
【 さて、チリ戦、ベルギー戦では上のことが全て上手くいった。
①敵ボール奪取の瞬間に見られるはずの、全員の攻撃への切り替え、「ゴールへの詰め走り」。
②「詰めた人間たちのスペース走り」とパス交換。
③味方シュートへの敵クリアーボールをいつも狙って、さらに前へ詰めているかどうか。岡崎のこれが特に目立ったものだ。 】

さて、以上のまとめにもなり、今後の方向を示しもするような編集部の文章があった。この文章は当面の日本の形や先発メンバーを予想させる最も良い総括と、僕には見えたものだ。
「岡田監督はチリ戦後、中村憲のトップ下起用について、『リバプールのジェラードのようなイメージ』と語っている。これは今までのように、トップ下の選手に1トップと連動しながらスペースに飛び出すことを第1に求めるのではなく、パスの供給源として期待していることの表れ。本人も『(ボールを持ったら)最初に裏を狙わないと相手は怖くない。自分がトップ下に入る時は、そういうパスを出さないといけない』と語っており、前線での受け手の枚数を増やす意味で指揮官は、両サイドの位置を上げて『3トップ+トップ下』としたのだろう」
上のこの部分が特に極めて大事な指摘と思う。
「前線での受け手の枚数を増やす意味で指揮官は、両サイドの位置を上げて『3トップ+トップ下』としたのだろう」
チリ戦は、この点においてこそ画期的な成果を上げたと言える。前二人以外にも、中村憲、長谷部も時に「前線での受け手」になっていたのである。遠藤そして俊輔が敵の切り返しに備えてくれることを信じてのことなのだ。

こんなわけで、当面の代表ベスト・メンバーを予想してみる。日本の力を最もよく出しうる主要なチーム・コンセプトを以下の二つと見てのことである。
①全員防御・全員攻撃の組織的走力とポジション取りの重視、②攻守の切り替えの速さとゴール前に一定の枚数が揃うこと
DFは、右から(以下同じ)内田、中沢、闘利王、長友。ボランチの長谷部、遠藤は当面不動と断言して良い。ここが日本の攻守の要であって、この二人を前提として前後の人選も決まってくると言ってさえ良い。その上で、中村憲剛のトップ下と、スリートップの右から、中村俊輔、玉田、岡崎。
以上と見る。前がかりで、遠藤と俊輔に「組織的指示の声出し」も含めて凄く負担のかかる布陣だ。が、これでアジアを軽く乗り切れるぐらいでないと、岡田の言う「ワールドカップ4位以内」など、到底おぼつかないはずだ。

ちなみに、オシムは1ボランチが(日本の)理想だと常々語っていた。上の布陣からさらに長谷部が前に行くということだろう。ボランチを含めて前へ、1-2-3か1-3-2ということである。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

身近なところで1歩から ご一緒に歩きませんか・・・あいち平和行進のご案内

2009年06月03日 11時22分01秒 | Weblog
 6月7日(日)
みんなでゆっくり歩きませんか?     (まもる)

今年、平和行進は52周年を迎えます。
地球上から核兵器と戦争をなくし、
子どもたちに青い空を残すために、
との思いで毎年つないできました。
昨年のあいち平和行進へは延べ
6000名の方が参加し、
昭和区からも多くの九条の会員や他の団体から約160名が
元気に行進をしました。被爆者にやさしい政治の実現と、
すべての人が安心してくらせる社会の実現への願いをこめて、
みんなでゆっくり歩きませんか。すてきな出会いがあるかも?

「昭和コース」は、写真のようなコースで参加します。途中からでも参加してください

 集合場所・・・台町公園(御器所交差点南ガソリンスタンドを東)
 集合時間・・・11時20分 雨天決行
 主  催・・・平和行進昭和区実行委員会(問合せ・・原水禁愛知協議会932-3219)
 コース・・・・御器所交差点を北進⇒曙町交差点左折⇒鶴舞公園の竜ガ池⇒名工大正門(ひまわり保育園でミニ集会12時10分から30分間くらい)⇒松枝南⇒100メートル道路⇒若宮広場⇒ピースアクションに参加

★6月7日(日)名古屋市内集中行進&ピースアクション
2009 ピ-スアクション
◇日時:6月7日(日)午後1時30分~3時
◇会場:若宮ひろば(名古屋 栄パルコ南西100メ-トル)
◇アクセス:地下鉄「矢場町」4番出口より徒歩4分

リレ-行進者募集中
 元気に行進し、積極的に県民に平和をアピ-ルしていただくことが役割です。
引継ぎ集会を含め5日以上参加できる方について、交通費・昼食代の補助をします
(第一次締切:5月16日)。ご希望の方、関心のある方は、組合員活動推進室
(052-703-6022)までご連絡ください。



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「戦争語り部の会」来月発足 名古屋のピースあいち     まもる

2009年06月03日 09時01分28秒 | Weblog
★昨日の中日新聞の夕刊に、「名東区の戦争と平和の資料館「ピースあいち」が7月、「戦争語り部の会」を新たに発足させる。戦争体験を後世に伝える組織的な語り部の会ができるのは、東海地方で初めて。」という記事が出ていました。
 記事によると、語り部の高齢化が進む中、戦争体験者の話を残したいと、今年8月からは映像を撮る活動もスタートさせる。
 ピースあいちは2007年から、8月に10日間、戦争体験を語る会を開催している。しかし、語り部は年々減少し、地域によっては語り部を見つけることも難しい状況になることが危惧(きぐ)されている。
 語り部たちを組織化することで各地にいる戦争体験者を把握し、各地域で催される平和を訴える会に生かすことができると、戦争語り部の会発足に踏み切ったということです。
 語り部のメンバーは、30人が目標。各地の空襲体験者の会や、中日が特集した「子どもたちよ!私の戦争体験」に掲載された人たちにも、会への参加を呼びかけて、7月に発足会を開き、今年秋から本格的に活動するそうです。

★考えてみれば、終戦から終戦の年に生まれた人が64歳、小学校に入学した人が70歳くらい、小学校の高学年だった人が75歳くらい、当時16歳の若者が80歳、二十歳の成年が85歳、戦争に直接参加した25歳くらいの人が今では90歳です。記憶が鮮明なのは小学生の頃からだとすれば、70代の方からが戦争の証人・語り部の最終グループだと考えられます。

 私が参加する昭和区9条の会でも行事や学習会に戦争体験を語ってもらおうと企画することも多いのですが、なかなか見つかりません、今後は年々難しくなるでしょう。特に20代で戦争を体験された方は大変少なくなっています。
 こうした時、「ピースあいち」の語り部の会の企画はとても有意義だと思いました。いろいろな面で協力できることがあればと思いました。

☆なお、昭和区9条の会でも、戦争の語り部探しや区内の戦跡の調査、戦争被害の調査などにも積極的に取り組もうと話し合っています。
 情報がありましたら、事務局 731-2749舟橋 か731-1251近藤
までお知らせください。    

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする