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北朝鮮糾弾の全面広告全文です       ネット虫

2009年06月25日 22時40分11秒 | Weblog
★落石さんが書かれた「北朝鮮の民主化」などを訴える新聞広告の内容が産経新聞にありました。転載します。広告の意図、効果、などいろいろ考えさせられますが
皆さんはいかがお考えでしょう。
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25日付の韓国3大紙に掲載された北朝鮮による拉致問題に関する全面広告の全文は以下の通り。

     ◇

 北朝鮮に人権の光を! 東アジアに真の平和を!

-日本人から韓国人への手紙-

 大韓民国の国民のみなさん。

 いま、韓(朝鮮)半島と東アジアの平和と繁栄が脅かされています。

 5月25日、国際社会の非難のなか北朝鮮はついに2回目の核実験を強行しました。4月5日には「人工衛星」打ち上げを口実に長距離ミサイルを発射し、今後も核実験とミサイル発射を行うと公言しています。韓国と日本を射程におさめるミサイルは多数がすでに実戦配備され、戦争の脅迫と危険な挑発が繰り返されています。

 私たちは、北朝鮮によって日本から拉致された人々を1日も早く救出することを目指す民間のグループです。韓国のみなさんとともにこの危険な現状を変えたいと願い、この手紙を書くことにしました。私たちは、平和で繁栄する東アジアの実現と拉致問題の解決とを一緒に進めたいと思っています。

 今年3月、釜山で日本人拉致被害者、田口八重子さんの兄である飯塚繁雄さん、八重子さんの息子である耕一郎さんが、1987年の大韓航空機爆破テロ事件の実行犯、金賢姫元工作員とはじめて面会することができました。面会実現にあたって示された韓国政府と国民のご理解に対し、私たちは深く感謝するものです。

 金賢姫元工作員は爆破テロ事件の際、偽造の日本旅券を持ち日本人を装っていましたが、彼女に日本の言葉や習慣などを教えたのが八重子さんでした。

 78年、八重子さんは、まだ赤ちゃんだった耕一郎さんを残し、工作船で北朝鮮に連れ去られました。そして、多数の韓国人を犠牲にするテロにかかわることを強いられたのです。

強制的に身体を拘束し、愛する人びとと切り離し、悪への加担を強いる拉致は、最も悲惨な人権の侵害です。

 北朝鮮による拉致の被害が最も大きいのは、いうまでもなく韓国です。

 韓国政府は朝鮮戦争のあとに北朝鮮に拉致された被害者を約500人としています。朝鮮戦争の捕虜多数もいまなお韓国に戻れず、炭鉱などでつらい仕事につかされているといいます。

 被害者の中には、78年に仙遊島の海岸から失踪(しっそう)した高校生の金英男さんがいました。

 彼の運命が明らかになったのはつい3年前のこと。77年に13歳で拉致された日本人少女、横田めぐみさんと北朝鮮で結婚し娘も生まれていたのです。金英男さんや横田めぐみさんは、貴重な青春と人生をだいなしにされ、八重子さんと同じく、心ならずも北朝鮮の対南工作に携わることを強いられたのです。

 2002年に日本の小泉首相が北朝鮮を訪問したとき、それまでしらを切っていた北朝鮮当局がついに日本人拉致を認めました。しかし、これは解決への道のりのほんの一歩にすぎません。

 金正日総書記は13人の日本人拉致を認め、そのうち5人だけが四半世紀ぶりに帰国することができました。北朝鮮は八重子さんやめぐみさんをふくめ全員が死亡したと日本側に伝えましたが、その死亡の「証拠」なるものはことごとく虚偽でした。また、各種調査から、日本人拉致被害者は十数人という人数にとどまらないことが確実になっています。

 北朝鮮による拉致被害をこうむっているのは日本と韓国だけではないことも明らかになりました。

 日本に帰国した拉致被害者、曽我ひとみさんは、軍事境界線を越えて逃亡した米兵と北朝鮮で結婚していました。その米兵は、北朝鮮には彼を入れて4人の米兵がおり、レバノン人、タイ人、ルーマニア人の拉致被害者を配偶者にしたと証言しています。また韓国の映画女優、崔銀姫さんは、北朝鮮で、マカオから拉致された中国人女性、孔さんと会ったと証言しています。

北朝鮮による拉致被害は、国際的な広がりを持っています。どこの国籍を持つ者であれ、拉致被害者を1人残らず救出し、1日も早くそれぞれの故郷で待つ家族と再会させなくてはなりません。

 朝鮮半島の分断は離散家族の悲劇を生みましたが、この問題も日本と無縁ではありません。59年以降、「地上の楽園」という北朝鮮の宣伝にだまされて9万3000人の在日韓国・朝鮮人が北朝鮮へと移住しました。その中には6000人を超える日本国籍者もいました。彼らはその後、日本にいる親族と手紙の交換も自由にできず、別れ別れになったままです。資本主義の国から来たとして特別な監視を受けたばかりか、政治犯収容所に送られたものも数多くいます。

 私たちは過酷な政治体制のもとで苦しむ北朝鮮の人々を助けたいと思っています。

 拉致と北朝鮮の民衆の奴隷化は、人権の否定という同じ根を持つ悲劇だからです。

 90年代後半、人口2000万の北朝鮮で300万人が餓死したと推定されています。

 そのとき北朝鮮の指導者は核兵器とミサイルの開発に巨額の資金を投入していたのです。破産国家の北朝鮮で、これを可能にしたのは、民衆が声を上げることを許されない政治体制があるからです。

 衛星写真で確認された6カ所の政治犯収容所には、20万人もの人々が、人間としての最低の扱いさえも受けられず、いまなお死に直面しています。

 民衆への自由の否定が戦争への危険を生んでいるのであれば、日増しに強まる北朝鮮の平和への脅威を根本から取り除くには、基本的人権の拡大こそが必要です。

 私たちは民主主義、基本的人権を北朝鮮にいきわたらせることが、拉致被害者を救出するだけでなく、北朝鮮民衆の幸福と東アジアおよび世界への安全をもたらすと信じます。

 さらに、平和的で円滑な朝鮮半島の統一は、北朝鮮が民主化されてはじめて可能なのではないでしょうか
大韓民国の国民のみなさん、

 日韓両国民は手を取り合って、北朝鮮を真の民主主義の国に変える闘いに進んでいきましょう。そして、平和で繁栄する韓半島と東アジアを作っていこうではありませんか。私たちは提言します。

 

 1、国連はじめ国際機関や国際会議において、北朝鮮の人権問題を訴えましょう。

 2、人道援助を含む北朝鮮に関する個別プロジェクトを、人権の改善をはかることに結び付けましょう。

 3、脱北者から、拉致を含む人権問題についての情報をより多く収集し、日韓で共有しましょう。

 4、問題の緊急性にかんがみ、拉致被害者と政治犯収容所の実態を調査するための国際的な「人権査察」を求めましょう。

 

 意見広告7人の会

 有田芳生(ジャーナリスト)

 勝谷誠彦(コラムニスト)

 加藤哲郎(一橋大学大学院教授)

 重村智計(早稲田大学教授)

 高世仁(ジャーナリスト)

 日垣隆(作家・ジャーナリスト)

 湯川れい子(音楽評論家) 

コメント (2)
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NHKを提訴    落石

2009年06月25日 18時58分03秒 | Weblog
NHKのニュースです。

戦前から戦中の日本による台湾統治を取り上げたNHKの番組について、
大学教授などが「内容が事実に反し、一方的な取材によるものだ」などとして、
NHKに総額8300万円余りの賠償を求める訴えを起こしました。

この番組は、NHKが、ことし4月に放送したNHKスペシャル
「シリーズ・JAPANデビュー第1回アジアの“一等国”」で、
戦前から戦中の日本による台湾統治を取り上げました。

訴えによりますと、小田村四郎元拓殖大学総長など8300人余りの原告は、
番組は、事実に反しているうえ、一方的ないわゆる「やらせ」取材で、
日本が台湾の人たちに対し弾圧だけをしたかのように伝えているとしています。

訴えについて、NHKは「訴状を受け取っていませんのでコメントできません。
番組の内容には問題がなかったと考えています」としています。

   

また、また安倍さんたちの顔が登場してきました。
みなさん、この裁判、どう思いますか?
                   

コメント (6)
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金正日の死が近い?   落石

2009年06月25日 13時47分39秒 | Weblog
田中宇さんのブログが
このニュースを解説しています。

中国のマスコミが報じていることが
信憑性を高めているそうです。

しかし、米中が手を組んで北朝鮮の安定を
もくろんでいるという田中宇流の解説。

一読の価値ありです。



もうひとつ韓国のニュースを。
東亜日報の記事です。

数人の日本人が、北朝鮮の日本人拉致と北朝鮮人権問題解決を呼びかける
全面意見広告を25日付の東亜(トンア)日報と朝鮮(チョソン)日報、
中央(チュンアン)日報に掲載した。

ジャーナリストや学者、音楽評論家ら7人で構成された
「意見広告7人の会」による同広告は、韓国の国民に送る手紙形式で、
「平和で繁栄した東アジアの実現と拉致問題の解決を同時に進めたい。
韓日の両国民が手を取り合い、
北朝鮮を真の民主主義国家に変えるために立ち上がろう」と呼びかけた。

「7人の会」は今年4月、米ニューヨーク・タイムズ紙に、
「北朝鮮という名の地獄をそのままにしておくのか」
というタイトルで全面広告を出し、
「私たちは、バラク・オバマ大統領が北朝鮮の人権弾圧への解決に
乗り出すことを要請する」と訴えた。

広告費は寄付によるものだ。2月末に広告費のための募金を始めてから
わずか10日で、目標金額が集まり、関係者たちも驚いたという。

ニューヨーク・タイムズ紙の意見広告が国際的な反響を呼ぶと、
韓国の有力紙にも広告を出すことを決め、さらに寄付を募った。
これまで約1700人から集めた約1720万円が、
広告を掲載する資金になった。


「7人の会」のメンバーでジャーナリストの有田芳生氏は24日、
「特に今年、日本政府が景気回復のため、国民に支給した
1万2000円の定額給付金が大きな力になった」と話した。

   

定額給付金も思わぬところで役立っているんですね。



コメント (1)
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年1度の人前演奏   文科系

2009年06月25日 04時04分22秒 | 文芸作品
この28日、日曜日、僕のギター生活で年に1度の人前演奏がある。友人たちがやっているある同好会の発表会にここ数年出させてもらっているのであるが、今年はこの会には属していない同門の友人2人と3重奏をやって、ソロも弾く。すごく上がり症で教室の発表会にも出たことがない僕にとっては、得難い演奏の場所になっている。
50人ほどの聞き手と演奏者とが、同じワンフロアーで同じ目の高さ。スポットライトもなくって、会場の証明も暗くしていないまるでホームコンサートのような雰囲気。このくつろげる感じが、僕の上がり症を鎮めてくれるらしい。

いつものようにその日が近づくにつれて、緊張して心が落ち着かない。デュオはともかく3重奏は初体験だし、ソロ曲はここ2年余弾き続けてきた本当に大好きな曲がメーンなのである。ソル作曲「エチュード作品6の11番」という。有名なセゴビアが「ソルのエチュード20曲集」というのを厳選、編集、出版しているが、そのうちの第17番と言った方がギター仲間には通りやすいだろう。「この曲をとうとうこういう場所で弾く」と思うと、僕には何か非常な感慨がある。

完全な自己流だけで弾いてきて62歳半ほどで初めて先生なるものについたのだから、文字通り「60の手習い(以上!)」。 66歳手前でこの曲に初めて出会い、レッスン曲にしたわけだったが、そんな僕にとっては手に余る曲だと、すぐに分かった。しかし、かってないほどに気に入ってしまったのだから、仕方ない。今日まで2年余、とにかくこれを弾き続けてきた。まず初めは他の曲に脇目もふらずに、これだけを3ヶ月。これが楽譜にしたら、たった3ページの曲なのだ。以降も折に触れては弾いてきたが、好きな曲だけを選んでそれに集中してきた僕でもこれだけ努力した曲は他にない。それもいつもこんな気持ちがよぎりつつ。
「この曲は、僕には『一応の完成』もないかも知れない」

曲の作り、ギター奏法としては、有名な「禁じられた遊び」と同様に分散和音の中から旋律を浮かび上がらせるというものであるが、この奏法をちゃんと弾き切ること自身が、まず僕には難しかった。一つの和音を一気にジャラーンと鳴らすのならば、そのうちの1音がよく鳴っていなくても分からない。しかし、その和音の音を1音ずつばらして弾くのだから、よく出ていなかったり汚なかったりする音は、すぐに分かってしまう。右指も左指もそういう厳しい訓練が要るのである。
曲の感じとしては、奇想曲か狂想曲。はじめ2ページが短調部分で、ここは何か運命のようなものを静かに語り初めて、それが、物狂おしいものに変わり、さらには静かな悲鳴か嘆息のようなものになっていく。3ページ目は長調にかわって、その冒頭だけで、平穏な調和、安らぎ、喜びのようなものを見取ることができる。そして、それが次第に育っていくような趣。最後のコーダ、4段では、この調和がさらに深まりつつ、一種静かな喜びで終わっていく。

さて、「一応の完成」にもほど遠いのだが、僕としてはこれ以上はできないというほどに練習はした。心おきなくと言っても良いほどに。ただしそれは若い時の基準でのこと。この年になると、「心おきなく」などはありえない。年寄りの舞台では何が起こるか分からないのである。だから舞台に楽譜を開いて弾く。真っ白になって止まってしまったときに備えるために。また、曲想上大事なことを注意書き通りに弾くことを忘れないようにするために。でも、これもまたよく忘れるのだ。相当の練習もしているのに。

27日にはリハーサルがある。
コメント (4)
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