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東京地検の捜査を評価しないが世論の51.3% ・・・・・ 弁護士阪口徳雄の自由発言 より

2010年02月07日 19時53分30秒 | Weblog
★共同通信の世論調査によると、小沢幹事長辞任が72.7%には驚きはしない。
ビックリしたのは、東京地検の捜査を評価しないが世論の51.3%という世論調査だ。
 それについて、HP「弁護士阪口徳雄の自由発言 」に次のような分析が有った。紹介したい。(ネット虫)

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≪約1年にわたる東京地検の小沢氏周辺に対する捜査に関しては「あまり評価しない」「評価しない」との否定的な回答が計51・3%で、「ある程度評価する」「評価する」の計45・0%を上回ったとある≫

この世論をどのように、評価するかは難しいが、今までの東京地検の特捜部の政治家に対する捜査で、これほどの評価が低い世論調査結果は初めてではないか。

「悪玉」と映った、小沢幹事長を起訴できなかった特捜部に対する不満もあるだろう。
リーク情報がマスコミに氾濫し、今にも小沢議員の逮捕、強制捜査、起訴とマスコミが煽ったツケが、この結果に表れている可能性がある。

他方で、西松建設問題では、小沢議員の野党だけを追及し、一方では自民党議員を見逃し、政権を取ったら取ったで、小沢議員に固執し、結局のところ、政権交代の国会審議を混乱させただけという批判・不満もあるだろう。

1年も捜査し、ゼネコンなどを2回も捜査し、結局、とらまえたのは、「ネズミ」だけで、特捜部の、見込み捜査的なやり方への不安、心配などもあるだろう。

自民党長期政権時代の特捜部の政治家に関する捜査は殆ど「正義」であった。

政権交代時期及びその過渡期における特捜部のあり方について、国民が自ら生み出した政権の場合における、国民の特捜部に対する意識が変わってきているのでないかとの印象を持つ。

小沢幹事長への捜査は、自分たちが生み出した政権への「攻撃」と映るからであろう。

民主党がもし長期政権になり「独裁的政治」が行われるならば、今度は民主党=自民党と同じになり、特捜部の出番が大いに出てくる。

小沢議員のカネのあり方や、その説明内容、「傲慢・不そんな態度」などに多くの国民は賛成はしていない。しかし、他方ではよちよち歩きであるが、政権交代を、国民の多くが、今なお、期待している現実をも忘れてはならない。

小沢議員の逮捕だけですむなら良いが、それにより、民主党政権が瓦解しては困る=その結果、また自民党政権に戻ることを心配する世論である。

これは民主党への期待ではなくとも、政権交代の存続を期待する健全な国民の良識でもある。

特捜部はこの世論をよみ間違えている。

共同通信の世論調査の検察評価が「異常に低い」事実がそれを反映しているように思える。
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小沢幹事長辞任すべき72% 共同通信全国世論調査
 共同通信社は5、6両日に全国電話世論調査を実施、資金管理団体の土地購入をめぐる収支報告書虚偽記入事件で不起訴となった小沢一郎民主党幹事長の進退について「幹事長を辞めるべきだ」と答えた人が72・7%に上った。「幹事長を続けてよい」は22・8%。起訴された元秘書の衆院議員石川知裕被告に関しては「辞職すべきだ」69・1%、「辞職しなくてよい」21・8%で、「政治とカネ」問題に対する厳しい世論があらためて浮き彫りになった。

 鳩山内閣の支持率は41・4%で前回調査(1月17、18両日)から0・1ポイント減の横ばい。不支持率は1・0ポイント増の45・1%で、前回に引き続き不支持が支持を上回った。

 「不正な金はない」との小沢氏の説明に「納得できない」は87・2%、小沢氏の政治資金問題をめぐる鳩山由紀夫首相の対応に「納得できない」も78・0%に達した。

 約1年にわたる東京地検の小沢氏周辺に対する捜査に関しては「あまり評価しない」「評価しない」との否定的な回答が計51・3%で、「ある程度評価する」「評価する」の計45・0%を上回った。
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朝青龍は、必要な「悪役」だ   鈴木邦男の愛国問答から    

2010年02月07日 14時25分27秒 | Weblog
★マガジン9条で鈴木邦男が面白い事を言っていた。紹介したい。(ネット虫)
http://www.magazine9.jp/kunio/100203/
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大好きな大相撲が危機だ。「横綱の品格」がない朝青龍は解雇してしまえ。いや、引退勧告だ、という声が上がっている。その危機感が追い風になったのか、貴乃花親方が新理事になった。絶対無理だ、と言われてたのに大番狂わせだ。「このままじゃダメだ」という危機感、焦燥感が親方の間にも広がったのだ。今までは記名式で、立会人の前で書くので誰に投票したか分かる。今回は立会人から離れた所で、○をつけるだけだ。投票の改革で貴乃花は勝った。でも、西洋式の投票・多数決で決めるなんて情けない。「国技」だと言うのなら、「国民投票」したらいい。そうしたら貴乃花は一挙に理事長だ。国民投票が無理なら、土俵上で決着をつけたらいい。元相撲とりなんだから、相撲をとって結果を出したらいい。ここでも貴乃花は優勝、そして理事長だ。

 さて、朝青龍だ。ナショナリズムと絡めて批判する人がいる。やめてほしい。「横綱としての品格がない」「暴行事件を起こした」。それは事実だ。じゃ、どう処分するか。それだけを考えたらいい。それなのに、「千秋楽で君が代を歌わない」「横綱なのに日本に帰化しない」「優勝パレードでモンゴルの国旗を持っていた」…と。そんなことで批判する人がいる。心の狭い人たちだ。大相撲は別に「国技」ではない。憲法にも法律にも書いてない。日本で始まったが、今や世界の大相撲だ。だから、モンゴル人が優勝したら、モンゴル国歌を流したらいい。そうすると、「君が代」は永遠に聞かれないかもしれない。でも悔しかったら日本人力士が発奮すればいいのだ。
 ナショナリズムに起因する反発がある中で朝青龍を「解雇」あるいは「引退勧告」したら、かえって〈国辱事件〉になる。日本はそんなに偏狭な、排外主義の国なのかと思われてしまう。前に、病気で休場中にモンゴルでサッカーをした、として処分されたことがある。あの時は二場所出場停止処分だった。残酷だと思った。力のあり余る横綱を本場所に出さない。ファンだって怒るし、休場させられた朝青龍も体がなまる。もうダメかと思った。でも不屈の闘志で復活した。
 さて、今回の暴行事件だ。一般人を殴って怪我をさせたという。示談が成立したようだし、これはよかったと思う。本来なら、相撲協会が、示談に臨み、たとえ1億出してでも横綱救済に努力すべきだ。それでもダメで逮捕されるのなら、それは仕方ない。ただ、帰ってきたら「厳しく」迎えたらいい。解雇や引退勧告ではなく、迎えるのだ。これだけ力のある横綱はいない。しかも、ヒール(悪役)だ。客だって来る。追い出す手はない。「厳罰付き」で迎え入れたらいい。つまり横綱降格だ。そんな規定はないなら、作ればいい。大相撲の危機なんだ。この程度のことはやったらいい。「大関に落としてもすぐに上がってくる」という批判があるのなら、思い切って十両にしてもいい。あるいは幕下に落として、他の力士の「付け人」から体験させてもいい。そんな屈辱的処分には我慢できないと言えば、引退させたらいい。究極の選択だ。
 そうしたら相撲人気も回復する。朝青龍も「再チャレンジ」の中で、〈品格〉も生まれるだろう。
 それにしても、本場所中に泥酔し、一般人を殴り、それを覚えてないと言う。それほど酔っ払い、朝まで飲んでいて、相撲には勝つのだ。そして優勝した。大したものだ。これだけ天才的な力を持った横綱を手放してはならない。
 それに、外では「品格」を持って、頭を低くし、取材記者には気を遣って優しく語り、どんな時にも笑顔でいて、どんなことを聞かれても怒らない。そんな「絶対紳士」であれという。しかし、土俵に上ったら、獣のように猛々しく闘え、という。無理な話だ。土俵でジャンケンをするのではない。生か死か、闘うのだ。土俵を降りたって猛々しい気持ちがあって当然だ。
 昔だって、こういう「荒らぶる横綱」はいたんだ。事件も起こしていた。でも、揉み消していたのだ。「お相撲さんは命をかけて闘っている。酔って暴れる位、仕方ない」と温かく見守っていたのだ。それに、写真週刊誌も、テレビのワイドショーもなかった。スポーツ新聞もなかった。だから、できたのかもしれない。
 横綱ではないが、力道山は力士をやめてプロレスラーになり、国民的英雄になった。それでも、よく「タクシーの運転手を殴った」と新聞記事に出ていた。事件にはなったが、逮捕もされなかったようだ。又、不世出の大横綱・双葉山は、辞めた後、ある新興宗教に入り、そこが警察と揉めた時、大立ち回りを演じている。警察官を相手に千切っては投げ、千切っては投げだ。これは社会的大事件だから揉み消せなかった。でも事件が収拾してからは相撲協会の理事長になっている。つまり、今回の朝青龍ていどのこと、あるいはそれ以上のことはいくらでもあったのだ。でも、「時代が違う」というのならば、横綱降格処分にしたらいい。
 ともかく、実力のある横綱を相撲以外のことで引きずり落とすのは反対だ。又、政治家だって、実力のある大政治家を書類の記載ミスやダーティな噂だけで追放するのは国家の損失だ。そう、小沢一郎のことだ。アメリカ、中国、北朝鮮、ロシア…と、したたかな国を相手に外交史、政治をするとき、こちらもダーティであろうと、小沢のように、したたかな人間が必要なのだ。このままでは、金も女も、噂もない、クリーンな、しかし政治家としての実力もない人間ばかりになってしまう。そして、テレビの討論やバラエティに出て、ただ喋っているだけだ。これではダメだろう。相撲も政治も、実力ある「悪役」が必要なのだ。

【追記】
2月4日、朝青龍が引退を発表した。残念だ。モンゴルからの中継で、「なぜ、辞めなくちゃいけないのだ!」と、子どもが怒っていた。「残念だ」と白鵬は泣いていた。ダメだな大相撲も。未来はないよ。モンゴル、ロシアの力士が中心になって大相撲を脱退し、新しい相撲団体を作ったらいい。
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戦争とラジオ     落石

2010年02月07日 09時08分52秒 | Weblog
お騒がせして申し訳ありません。
謹慎は、自分に対するものです。
投稿やコメントを読むと、まず、?・・・
そうは言ってもね、こうも考えられるし・・
と反射的に反応してしまう自分に
批判的になっています。
そういう性格を弱くしたい。
とにかく、言い分をよく聞かなくては、
と自分に言い聞かせています。

   

放送に関する投稿は、
玉音放送まで続けさせていただきます。

放送がイベントと連携しながら発展していった経緯は
美智子さんの結婚式の生中継によって
テレビが一挙に普及していったことでもよく知られています。
ラジオも、昭和天皇即位式の中継がきっかけに、
全国放送ネットワークが作られていきます。

同じ年に始まったのが?ラジオ体操。
アメリカで生命保険会社が始めたものをヒントに
逓信省が、日本放送協会に持ち込んだ企画。
いまでも放送がつづいている長寿番組。

ラジオの第一声を東京で聞いた人は8000人くらい。
聴取契約を結んだ人、3500人。
ラジオは高値の花でした。

ちなみに私が豊田の山奥で、叔父さんの背中で聞いた玉音放送。
そのラジオは 看護婦さんをしていた母が買い求めたもの。
昭和10年代のことです。

ちょっと年表によってラジオの普及を見てみます。

1932 上海事変 100万 全国放送ネットーワーク完成 
      ラジオの値段も200円から40円に
1936  ベルリン五輪放送 2・26事件 兵に告ぐ
1937 日中戦争 300万
1938 400万
1940  500万
1941 太平洋戦争 開戦の臨時ニュース
1944 750万 24ケ国に海外放送


戦争とともにラジオが急激に普及していったことが
よく分かります。
案外忘れられていますが、敗戦前の放送ネットーワークは
アジアを網羅したもので、英米向けの戦略放送もあります。

   

戦争は国民の最大の関心事。
戦況ニュースに対する要望が強く、ラジオから情報を
求める人々が増えていきました。

これにともなって放送の側も変わっていきます。
NHKは組織改革を実施、東京に経営を集中。番組も東京発が増える。
また、番組企画に軍人が参加。
政府のなかからスターも生まれます。
松岡洋佑は、弁舌さわやかで人気があったそうです。

第一次大戦を経験したヨーロッパでは、総力戦の時代に。
軍隊だけで戦争をする時代ではない。
国民、総動員で戦争にあたらないと勝利できない。
日本は第一次大戦以降、軍事的にはヨーロッパに
遅れをとっていた。
軍部は、ドイツのナチに学び、
総力戦の思想戦を戦うツールとのラジオの力を
認識していったのです。

        つづく



コメント (3)
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