小沢問題について 只今

　『東京新聞』の文化欄を読むために、『東京新聞』を採っているという東京人の話は昔から有名ですが、このところは「特報欄」を始めとする政治欄が新鮮との声多く、昨日（１０日）の斎藤学（精神科医）の「本音のコラム」も評判となっています。親会社の『中日』はこのコラムをびびったらしく載せていませんので以下に紹介します。
　
　＝小沢一郎という稀有な政治家は仕事をさせてもらえぬまま、葬られようとしている。
　「官・報」癒着世論は彼の失脚を目論み、半ば成功した。（中略）
　　結局、火のないところに煙が立つと強弁した検察官僚たちの意図は達成された。
　これほどの陰謀を企てながら、彼らは免責特権を持ち、顔も見せない。（中略）
　思えば、自民党離脱以降の彼に、一筋の希望を託した者は一定いたが、一定数を超えなかった。
　その一人として私は思うのだが、この政治家は二つの注目すべき持論を隠し持っている。
　一つは、米国との距離を測り直すこと。
　いま一つは、象徴天皇制を隠れ蓑にした官僚支配への問題意識である。（後略）＝
　
　昨日今日と相次ぐ自衛隊中堅幹部のトンデモナイ発言、更には基地問題に対して日米合意を重要視する関係大臣に対して、真っ向から向き合うことの出来る実力者は、小沢氏しかいないと見るのは早計でしょうか。外国人参政権の問題も、彼いなくしては法案提出も出来ないのではないか、と危惧します。

　　
　

沖縄基地移転問題の読売新聞世論調査 ネット虫

読売新聞が昨年１２月１８日～１９日に実施した世論調査結果です。「国外に移す」がトップです。

Ｑ　普天間飛行場の移設先は、日米両国の合意通りにすべきだと思いますか、沖縄県外
　　に移すべきだと思いますか、それとも、国外に移すべきだと思いますか。
　答　1.合意通りにする 34　　　3.国外に移す 35
　　　2.県外に移す　　 14　　　4.DK.NA 　　 18

今年２月８日の調査結果は

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100206-OYT1T01109.htm

答　1.合意通りにする ３１　　　3.国外に移す 35
　　　2.県外に移す　　１５.　　　DK.NA 　　 ？

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新聞社の調査としては、比較的、核心をついてますね。
（朝日、毎日はこういう調査はしていません）
「日米合意どおり」というところが、誘導っぽいですが。

随筆 不整脈ランナーの手記（１０） 手術 文科系

　とうとう手術ということになった。紹介状を持っておもむいた大病院の、たった一回の診察であっさりと決まった。今月内２泊３日の入院予約日までが、とんとんと決まっていく。病院や医師には日常茶飯事であっても、心臓手術などと言われた当方は一生の一大事。一種何か夢の世界のように感じたものだ。
　カテーテルアブレ－ションと言って、股の血管から管を心臓まで届かせて、心臓内壁にある余分な電気回路をちょこっと焼き切るという。この２０年で急発展してきた手術らしいが、合併症などの危険が０．３％あり、電気回路が深い所にあって手術不可能というケースも２割ぐらいはあるらしい。いろんな事を言われた。
「ランナーには多いんですよ。けろっと治ってまた走り出し、喜ばれることが多いです。競走馬なんかもよくかかるんですが、こちらはもうダメですよね」
〈ランナーと競走馬！　うん、やっぱり人間も動物なんだな〉
「これくらい早く来られると合併症の確率も低くて、いいんです」
〈あーそうなんだ。俺はずいぶん早めに手を打ったらしい。そりゃそうだろう。１ヶ月前は１時間走ってたんだから〉
「手術をしなければ、飲み続ける薬が２年ぐらいでどんどん強いものになっていき、その分、副作用が大きくなっていきます」
〈手術ができない５人の内の１人に入ったら、そうなるということだな。それで手術を根治療法というのか。ペースメーカーというのもあると聞いたけど。まー先の心配をしても仕方ない〉

　走らなくなって約１ヶ月。細々とした運動のゆえ、体重が一気に増えた。５７．５キロが６０キロに。僕のタイ記録である。走れるようになるのだろうか。せめて速歩き程度でも良いのだけどなー。連れ合いが脇で突然こう言った。
「ジム行ってくる。お父さん、悪いわね。運動大好きさんが、可哀想だねー」
　仕方がないからというのでもないけれど、俺はギターを弾こう。明日のレッスン日、「魔笛」がかなり褒められるだろうな。随分練習したからなー。