九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

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ナンバー、この愚かな記事!  文科系

2013年05月06日 09時14分47秒 | スポーツ

 ナンバーウェブに偏っているという意味で大変愚かな記事が載っていた。
【2013年5月5日 14:01 (Number Web)マンUの“便利屋”にはまだ早い!主役を奪われたルーニーの未来は?】
 スポーツとしてのフットボールを誤解させるという意味で腹が立って仕方なかった。一種の義憤からやむにやまれずこの記事を書いている。スポーツグラフィック・ナンバーを1年ほど買うまいと決意したほどだ。いや、こんな編集部の水準では、しばらくもう買う気も起こらないだろう。

 記事内容はこういうものだ。今期アーセナルから来たファンペルシーによって、マンUの「顔」・ルーニーの影が薄くされた。そこから、こんな小見出しの内容が続いていく。
『今季のルーニーを「過去最悪の出来」と評価した国内メディアも』
『「MF転向説」さえ囁かれるシーズンに』
『ファーガソン監督は既に「潮時」と判断しているのか?』
『有力選手を獲得候補としてリストアップするファーガソン』

 最悪の出来も何も、今期これまでのルーニーは、アシストではファンペルシーよりも3つも多いのだし、得点でさえリーグ得点王が確実視される最前線のファンペルシーの半分も取っている。これでどうして、「悪評が流れる」??
 また、最前線の選手だけでフットボールが出来るというような書き方に、強烈な違和感がわいた。現に監督ファーガソンは、ファンペルシーと並べて中盤セントラルミッドールダーのマイケル・キャリックを今季ぶっちぎり優勝最大の功労者に上げているとも聞いている。また、ファンペルシーがクリロナよりも遙かに高く評価されているように見えるが、その理由はこういうことだと思う。スピードに乗った集団で流れるように得点するチーム作り、その一員として価値もあるファンペルシーと。彼はアシストも多いのだ。ルーニーも(香川や、有望選手扱いされているクレバリーも)まさにそんな選手だと僕は見ている。これからのこのチーム、レギュラー全員がシュートもアシストも長短の繋ぎも守備も、その他何でも高速スピードに乗って出来る選手たちになるはずだ。香川がいたドルトムントをもっと高度にしたような。

 FWだけを見るのは、日本フットボール記者の(多分世界で最も多い)典型的悪癖。ホームラン打者に眼が行く野球記者経験の名残でもあるのだろうかと思ってきた。それにしても酷すぎるではないか。そもそも日本のサッカーは中盤でやるサッカー。ナカタ、ナナミに藤田、小野、俊輔、小笠原に、現代表では異能・遠藤とキャプテン・長谷部。中心選手は常に中盤選手だったではないか。そんな意味でも、何か「ために書いた」ような気がする記事だ。
 怒りついでの八つ当たりを、暴言との批判覚悟で、少々。オーストラリア滞在旅行でクリケット(隆盛の名残)を観た思いがした。南アとかも含めて、旧イングランド植民地にはこれと共に必ずラグビーが「残っている」はずだ。野球もアメフトも、アメリカ「植民地」の名残。やがて世界から消えていく運命だろう。アメリカの時代は旧イングランドのそれよりも遙かに短いだろうからね。栄枯盛衰! でも、フットボールは世界に最後まで残る旧スポーツのはずである。青少年よ、フットボールに転向、転向! 今、クリケットやっててもしょうがないだろ!

 かくて、ルーニーが「潮時」?? ファーガソン他チーム首脳がルーニーをおろそかにするわけなど、全くないではないか。このチームは中盤の功労者をこそ最も大事にしてきた。そんなことも知らぬげに、何をほざくのか。ライアン・ギグス、ポール・スコールズは、マンUにおいては「サー」が付く人物である。FWであるクリロナやファンニステルローイを差し置いてでも、そうのはずなのだ。
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【 背番号96!!】の政治    文科系

2013年05月06日 07時45分49秒 | 国内政治・経済・社会問題
 昨日のらくせきさんの記事、「韓国、日本の右傾化を懸念」という内容は、実に時宜にかなっているとの実感。そうだろうともと、改めて今朝、頷きながら読んだもの。関連して、いろんなことが頭をかすめていった。

 今朝連れ合いと交わした第一声がこれ。
「長嶋・松井国民栄誉賞関連で、審判はアベだったって!」
 打者長嶋・投手松井の審判をアベがやったそうだ。しかもその背番号が96と来た。記者団に問われて、答えがとぼけている。
「私は第96代首相なんです」
 また、今朝の新聞に載っていた、有識者会議「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」のこと。座長は元駐米大使・柳井俊二氏だそうで、もうげんなり。
 今朝の中日新聞に載った憲法9条と96条と、集団的自衛権とを巡る歴代の論議も、憂鬱さに輪をかけてくる。

 こんなことを思いつき、連れ合いに声をかけてみた。
「私は96代首相ですというのは、すっとぼけ。聞かれること覚悟で、答えのリハーサルまでやっていたに違いないよな?」
 対して連れ合い。「後ろに電通とか、広告会社が付いてるんでしょう。ちかごろの選挙でもそうなんだから。電通首相担当者が何人もいたりして」
 政治も、どんどん民営化されていくのだろう。会社が社運ならぬシェア、株価をかけて自民党を当選させ、首相担当者は花形職に違いない。そこに任命されたとあっては、社内台頭に燃えに燃えないわけはない。出世コースに乗った事を十二分に自覚しつつ、こんな難職、上手くやりおおせたら将来は重役だ。それよりも、自民党との関係で大臣かそれとも慶応辺りの学者がよいか?!

 人間個人と個人の間では、二人の意見はまず対等である。70歳とか20歳とかの年の差も、金持ち貧乏も、性差もまず関係ない。その間に厳しい論争が起こっても、その間に暴力を想定し、そのための準備をする人などがいたら、これはもーその筋の人ということになる。それが国と国の間となると、すぐに「攻めてくる」とか「自衛」とか、「集団的自衛権」??それも、強大武力を持った強い国とか、北のように首脳部に不安、問題を抱えた国ほど、率先して騒ぐのだからたちが悪い。しかりしこうして、「経済の軍事化」、不景気時代へのこれが一つの対応なのだから、まことに困ってしまう。こんな流れが、どんどん自己増殖していく理屈だろう。またここには、防衛官僚とか外務官僚とか、兵器会社・商社・広告会社・学者などなど、不景気・競争時代の世に出る機会と権力の拡大を狙っている輩、集団がうようよしているということなのだろう。

 これはもう、俗物の祭典、集団の狂気。人間疎外ここに極まれりというように僕には見える。彼らにしてみれば、傍らのこれらはあっさりと「自己責任」!世界的な若者失業者と、結婚も出来ない不安定雇用者の大群! かくして、ギリシャ、スペインの若者失業5割とか、アフリカの貧困や独裁を根っことする集団殺人とかなどなど、こんなことを見つめる日本人もどんどん少なくなっていく。「我が国だけ」の熱狂など、ロクな事はないはずだ。
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