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ザックジャパン(78) 細貝萌、ユニークな這い上がり方  文科系

2013年05月21日 16時36分15秒 | スポーツ
 先回の第一回目第一号「ジャックジャパン(10年9月16日分)」の書き出しの中でも細貝萌に注目させていただいたが、彼は日本代表としては非常にユニークな選手である。その関連でそれ以前にこんな記事を書かせていただいた。
『 サッカー代表、パラグァイ戦雑感   文科系 2010年09月06日 | スポーツ
 代表のパラグァイ戦を見た。みんな張り切って戦っているせいか、故障者が多いのが心配。長谷部、栗原、内田、闘莉王などなど。
 さて、先ず目に付いたのが、浦和ボランチの細貝萌、24歳。代表新人なのに、彼は良い。あーいう相手への強い当たり方は、日本人の苦手としてきたところ。歴代代表が南米勢に弱かったのも、この当たり弱さからこそだったはず。なのに今回は、世界15位の南米の一角に、この細貝を中心に当たりあいで一歩も引いていなかった。いや、優っていたほどであり、観ていて実に頼もしい。南ア大会直前の韓国戦やイングランド戦で代表が身につけ始めた「球際腰の強さ」がこの細貝など次期代表候補にも受け継がれていると分かったのは、日本サッカーのいわば革命とも言えるはずだ。ドイツ大会ブラジル戦で中田英寿しか示すことができなかったものがとうとう代表に定着してきたという思いがして、感慨が深い。(以下略)』
 さて、この細貝はいつの間にか、今や日の出の勢いのドイツで今期3位でチャンピオンズリーグ出場を射止めたチームのレギュラークラスにまで這い上がっている。この彼のあまり読んだこともないようなユニークな考え方、言葉をちりばめたインタビューがサッカーキング最新号に載っていた。それを紹介しよう。僕には面白くて仕方なかったものだ。

 プロデビューした浦和レッズや、(現チームから昨年度に出向していた)レンタル先のアウグスブルグではレギュラーボランチとして成長を遂げた彼が、本年度に戻ったレバークーゼンでは左サイドバックをやっている。その位置で「チームが勝つために何をすべきか」、彼の語ることがふるっている。
 同じ左サイド前方のシュールレ選手に点を取らせることが第一の仕事だと考えてプレーしてきたという。ところが、チーム構成上右サイドからの攻撃が多いので、シュールレに点を取らせようとすると、彼は攻撃に出て守備にはなかなか戻ってこない。その穴埋めに彼の後ろにいる細貝が腐心することになる。でも細貝はこれで全く構わないと思っている。『自分のところでいくら相手に攻められようが、攻撃の時にシュールレが能力を発揮して生きればいいので・・・・』
 彼の今期最高の仕事は10月28日、ぶっちぎり優勝を遂げたバイエルンミュンヘンに今期唯一の黒星を付けたフル出場のゲームだろう。細貝は、このゲームで新チームにおけるチャンスをつかんだとも言えるのである。このゲームを彼はこう振り返っている。
『ミュラーが右にいて、クロースが流れてきて、ラームが上がってきて、後半途中からはロッベン。(中略)でもどうにか食らい付いて行く。たとえ抜かれたとしても、最後に身体を投げ出したりしたことが、ああいう結果、失点を増やさなかった(2対1で勝利)理由の一つだと思います。だから戦う姿勢というのは正しかったのかなと。上手い下手、やられているやられていないっていうのは別にしてね』

 この彼、香川がいたドルトムントと対した時にも、香川を見事に押さえきったのは有名な話だ。読みとスピードが特徴の守備名手なのである。また特に1対1の守備には強く、敵エースなどどんな大男の押さえを任されてもツケ馬のようにつきまとって仕事をさせない。そんな彼の真骨頂はこんな信念、言葉に見ることが出来る。
『僕にできることはある。僕にしかできないことがある』
 代表が当たり強い強豪とやって守備中心に追いやられた時や、メッシやクリロナのような敵エースにマンマークを付けたいような時、最も価値を発揮する人材なのだ。ドルトムント時代の香川など相手のエースを潰せるというのは、逆にそのエース並みに重要な選手だという理屈にもなろう。細貝よりも小さいのだけど、長友佑都も内田篤人もこういう守備ができる。センターバックでは、吉田麻也はサウサンプトンの降格を止めた立役者だし、代表の守備陣がこんなに頼もしい時代はなかったはずだ。
コメント
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