今の「解釈改憲で集団的自衛権」という流れについて、何度でも、どれだけ繰り返してでもこう言いたい。
①アメリカは嘘の理由でイラク戦争を起こし、イラク、シリアをめちゃめちゃにした。イラクでは関連死含めて50万の人々が亡くなったという国際的調査結果がある。アメリカの若者も5000人だかが嘘の理由のもとに無駄死を遂げた。こんな国と集団的自衛権を結んで、またしても騙されないという保証、日本の若者が無為に死なないという保証がどこにあるのか。
②仮想敵国に中国を想定しているようだが、その中国は地球の裏側まで攻めていくという原子力空母など何も持っていない。また、中国が日本と事を起こしたら、すぐに日本やEUへの輸出が止まって、大混乱を来すだろう。革命が起こるかも知れない。こんな大きな内憂外患に、自ら好んでどうして突っ込むことが出来るのか。
③こうして、以上からはこう結論できる。この一種の「日米軍事増強」は、何ら防衛的なものではなくって、アメリカ主導の「日米大攻勢」というむしろ侵略的なものである。戦争を平和と言いくるめる手口そのものである。たとえば以下のように。
④時あたかも、100年に一度のリーマンショックから、アメリカ落日の秋。アメリカの銀行で資産額世界10位に入るものは一つもないという有様になった。国家だけでなく、家計さえもが大赤字なのである。こうしてこの集団的自衛権とはすなわち、「日米心中」と言うべき様相も存在するはずである。こんな事態さえ僕は危惧している。
⑤アメリカが密かに工作して中国と事を起こし、日本参加を呼び込む。そこから、冷戦状態をもたらして、日中を疲弊させる、と。遠いアメリカ本土は安泰で、前線軍指揮はアメリカ主導だ。つまり高みの見物から、アメリカ経済の一人勝ちへという様相である。この映像は杞憂などでは全くなくって、世界の眼に苦い既視感が残っている事実である。嘘の理由イラク戦争に有志国を巻き込んで、当時のユーロ有志国の政権ほとんどを直後につぶしてしまったのは誰だったか?! イギリス、フランス、イタリア、スペイン。
⑥ちなみに、軍事力よりも経済力の方が長い目で見れば遙かに怖いとは、アメリカが骨身にしみて知っている真実である。今、物作りが駄目になったアメリカ経済が、中国経済に抜かれるのは時間の問題となっている。そもそも貯蓄高が一方は世界一の黒字、他方は世界一の借金国である。軍事力がある内に何とかしたいというのが、(あわよくばという)本音だろう。
以下の拙エントリーもご参照願えれば嬉しいです。それぞれの出し方は、こう。右欄外のカレンダーの日にちをクリックすると、エントリー画面がその日のものに替わりますので、お読み願えます。過去の年月分は、カレンダー下の年月欄をスクロール・クリックすると上のカレンダ-がその年月分に変わりますので、そこの該当日付をクリックします。
14年4月14日、『「求めてきた内容」の本』(「アジア力の世紀」進藤栄一著の書評)
14年8月2日、『大嘘「中国脅威論」に、また大嘘の積み重ね!』
15年7月17日、『「友人の麻生君が・・・」の元祖?』
15年7月21日、『僕の米日世界戦略仮説』
15年7月24日、『「世界激動」、その背景』
なお、最近まで4回書いてきた孫崎享書評も、お読み願えれば嬉しいです。
①アメリカは嘘の理由でイラク戦争を起こし、イラク、シリアをめちゃめちゃにした。イラクでは関連死含めて50万の人々が亡くなったという国際的調査結果がある。アメリカの若者も5000人だかが嘘の理由のもとに無駄死を遂げた。こんな国と集団的自衛権を結んで、またしても騙されないという保証、日本の若者が無為に死なないという保証がどこにあるのか。
②仮想敵国に中国を想定しているようだが、その中国は地球の裏側まで攻めていくという原子力空母など何も持っていない。また、中国が日本と事を起こしたら、すぐに日本やEUへの輸出が止まって、大混乱を来すだろう。革命が起こるかも知れない。こんな大きな内憂外患に、自ら好んでどうして突っ込むことが出来るのか。
③こうして、以上からはこう結論できる。この一種の「日米軍事増強」は、何ら防衛的なものではなくって、アメリカ主導の「日米大攻勢」というむしろ侵略的なものである。戦争を平和と言いくるめる手口そのものである。たとえば以下のように。
④時あたかも、100年に一度のリーマンショックから、アメリカ落日の秋。アメリカの銀行で資産額世界10位に入るものは一つもないという有様になった。国家だけでなく、家計さえもが大赤字なのである。こうしてこの集団的自衛権とはすなわち、「日米心中」と言うべき様相も存在するはずである。こんな事態さえ僕は危惧している。
⑤アメリカが密かに工作して中国と事を起こし、日本参加を呼び込む。そこから、冷戦状態をもたらして、日中を疲弊させる、と。遠いアメリカ本土は安泰で、前線軍指揮はアメリカ主導だ。つまり高みの見物から、アメリカ経済の一人勝ちへという様相である。この映像は杞憂などでは全くなくって、世界の眼に苦い既視感が残っている事実である。嘘の理由イラク戦争に有志国を巻き込んで、当時のユーロ有志国の政権ほとんどを直後につぶしてしまったのは誰だったか?! イギリス、フランス、イタリア、スペイン。
⑥ちなみに、軍事力よりも経済力の方が長い目で見れば遙かに怖いとは、アメリカが骨身にしみて知っている真実である。今、物作りが駄目になったアメリカ経済が、中国経済に抜かれるのは時間の問題となっている。そもそも貯蓄高が一方は世界一の黒字、他方は世界一の借金国である。軍事力がある内に何とかしたいというのが、(あわよくばという)本音だろう。
以下の拙エントリーもご参照願えれば嬉しいです。それぞれの出し方は、こう。右欄外のカレンダーの日にちをクリックすると、エントリー画面がその日のものに替わりますので、お読み願えます。過去の年月分は、カレンダー下の年月欄をスクロール・クリックすると上のカレンダ-がその年月分に変わりますので、そこの該当日付をクリックします。
14年4月14日、『「求めてきた内容」の本』(「アジア力の世紀」進藤栄一著の書評)
14年8月2日、『大嘘「中国脅威論」に、また大嘘の積み重ね!』
15年7月17日、『「友人の麻生君が・・・」の元祖?』
15年7月21日、『僕の米日世界戦略仮説』
15年7月24日、『「世界激動」、その背景』
なお、最近まで4回書いてきた孫崎享書評も、お読み願えれば嬉しいです。