先週土曜日の英プレミアリーグ第2節以降、岡崎慎司の大活躍が内外で騒がれ始めた。サッカー評論家たちも最大級の褒め言葉を送っている。今日はその好例として日英の二人の声を報告してみよう。元英国代表の名選手ガリー・ネビルと元日本代表武田修宏氏の評価の声である。二人とも期せずして同じこと語っている。
「現代サッカー技術の全てを持っている選手」
『元マンUのネビル氏、岡崎を「ベスト補強」に認定!「彼は全てを持っている」
(フットボールチャンネル編集部)
マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであるガリー・ネビル氏が、日本代表FW岡崎慎司を今夏の「ベスト補強」に認定した。18日、イギリス『スカイ』が報じている。
同氏は『スカイ』内のTV番組「マンデー・ナイト・フットボール」で岡崎を絶賛。「第1節は試合を観れなかったから、ハイライトで確認したんだ。レスター・シティの岡崎は本当に私の目を釘付けにしたよ」とコメントしている。
岡崎は今夏マインツからレスター・シティに移籍。第1節のサンダーランド戦では豊富な運動量で攻守両面に貢献し、第2節のウェスト・ハム戦では見事な決勝ゴールを奪った。ネビル氏は同選手のプレースタイルを次のように分析し、絶賛している。
「人々が選手に求めること。ハードワークをし、守備にも貢献し、後方に戻り、時にはセンターフォワードとして振る舞い、チャンスを生み出し、そしてゴールを決める。岡崎はこの2週間で全ての要素を持っていたね」
ウェスト・ハム戦後のコメントで「守備もできるけれど、プレミアリーグではゴールに集中していきたい」と語っていた岡崎だが、その献身的なプレースタイルがイングランドで高く評価されていることは明らかだ。満を持して“サッカー母国の地”に挑戦した同選手の、さらなる活躍に期待が集まっている。』
『元日本代表、武田修宏氏「鎌本氏には申し訳ないが、日本歴代最高のFW」(東スポWeb)
リーグ2戦目でゴールを決めた岡崎のプレーは素晴らしかった。ドイツで実績を作り、イングランドに渡ったけど、どんな環境でも戦えることを証明したね。日本代表で最多得点記録(国際Aマッチ76試合75得点)を持つ釜本邦茂さんには申し訳ないけど、日本人最高のストライカーだと思っている。
岡崎には速さや高さなど特筆する武器はないけど、ゴール前での動きだしのタイミングやポジショニングが絶妙。クロスボールに合わせるときも、DFとの駆け引きでマークを外したり、スピードに緩急をつけて、DFを惑わせている。現代サッカーで必要な技術はすべて兼ね備えている選手じゃないかな。
実際、前線から献身的にボールを追い込む守備もうまいし、オフ・ザ・ボールでも先の展開を読み切ったかのような動きを見せる。一つひとつのプレーの精度も高く、すべての動きに無駄がない。同じFW出身者がテレビを見ていて「すげーな」とうならされてしまったほどだからね。
彼の動きの質が世界トップクラスなのは間違いない。ハリルジャパンは決定力不足と言われているけど、岡崎が万全なら大丈夫。他のストライカー陣も岡崎のパフォーマンスを参考にして課題を改善してほしいね。』
本田、香川、宇佐美らに比べてなぜか話題に上ることが少なかった岡崎。とうとう、一般紙にまで騒がれるようになった。本日の中日新聞夕刊の連載・大住良之「サッカーの話をしよう」も、岡崎のこの活躍だけを扱っている。この選手、南アワールドカップ各大陸予選段階の世界得点王を取ったときでも、なぜかそんなに話題にならなかったのだ。地味で泥臭い「感じ」だからだろうか。マスコミの先見の明って、多寡が知れていると思うな。スポーツマスコのそれでさえ。
「現代サッカー技術の全てを持っている選手」
『元マンUのネビル氏、岡崎を「ベスト補強」に認定!「彼は全てを持っている」
(フットボールチャンネル編集部)
マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであるガリー・ネビル氏が、日本代表FW岡崎慎司を今夏の「ベスト補強」に認定した。18日、イギリス『スカイ』が報じている。
同氏は『スカイ』内のTV番組「マンデー・ナイト・フットボール」で岡崎を絶賛。「第1節は試合を観れなかったから、ハイライトで確認したんだ。レスター・シティの岡崎は本当に私の目を釘付けにしたよ」とコメントしている。
岡崎は今夏マインツからレスター・シティに移籍。第1節のサンダーランド戦では豊富な運動量で攻守両面に貢献し、第2節のウェスト・ハム戦では見事な決勝ゴールを奪った。ネビル氏は同選手のプレースタイルを次のように分析し、絶賛している。
「人々が選手に求めること。ハードワークをし、守備にも貢献し、後方に戻り、時にはセンターフォワードとして振る舞い、チャンスを生み出し、そしてゴールを決める。岡崎はこの2週間で全ての要素を持っていたね」
ウェスト・ハム戦後のコメントで「守備もできるけれど、プレミアリーグではゴールに集中していきたい」と語っていた岡崎だが、その献身的なプレースタイルがイングランドで高く評価されていることは明らかだ。満を持して“サッカー母国の地”に挑戦した同選手の、さらなる活躍に期待が集まっている。』
『元日本代表、武田修宏氏「鎌本氏には申し訳ないが、日本歴代最高のFW」(東スポWeb)
リーグ2戦目でゴールを決めた岡崎のプレーは素晴らしかった。ドイツで実績を作り、イングランドに渡ったけど、どんな環境でも戦えることを証明したね。日本代表で最多得点記録(国際Aマッチ76試合75得点)を持つ釜本邦茂さんには申し訳ないけど、日本人最高のストライカーだと思っている。
岡崎には速さや高さなど特筆する武器はないけど、ゴール前での動きだしのタイミングやポジショニングが絶妙。クロスボールに合わせるときも、DFとの駆け引きでマークを外したり、スピードに緩急をつけて、DFを惑わせている。現代サッカーで必要な技術はすべて兼ね備えている選手じゃないかな。
実際、前線から献身的にボールを追い込む守備もうまいし、オフ・ザ・ボールでも先の展開を読み切ったかのような動きを見せる。一つひとつのプレーの精度も高く、すべての動きに無駄がない。同じFW出身者がテレビを見ていて「すげーな」とうならされてしまったほどだからね。
彼の動きの質が世界トップクラスなのは間違いない。ハリルジャパンは決定力不足と言われているけど、岡崎が万全なら大丈夫。他のストライカー陣も岡崎のパフォーマンスを参考にして課題を改善してほしいね。』
本田、香川、宇佐美らに比べてなぜか話題に上ることが少なかった岡崎。とうとう、一般紙にまで騒がれるようになった。本日の中日新聞夕刊の連載・大住良之「サッカーの話をしよう」も、岡崎のこの活躍だけを扱っている。この選手、南アワールドカップ各大陸予選段階の世界得点王を取ったときでも、なぜかそんなに話題にならなかったのだ。地味で泥臭い「感じ」だからだろうか。マスコミの先見の明って、多寡が知れていると思うな。スポーツマスコのそれでさえ。