僕の友人であり、同人誌活動の大先輩でもあるN.Sさんの随筆を、連載で紹介していきます。大学の化学科を卒業されて、これを生かした大企業の職に就き、退職された方で、現在86歳。
7年前に悪性リンパ腫(第2期)が発見されて、入院・抗がん剤治療をされました。鼻がつまる症状が続いて病気発見に至ったとのことですが、白血病までには至っていなかったそうです。その闘病記を書いて下さいとお願いした次第でした。
86歳の現在もなお、頭脳明晰で、とてもお元気です。もともと身体の手入れなど非常に綿密な習慣を持たれている方で、学問・職業と生活習慣とがピッタリ一致しているとお見受けしてきました。では・・・
免疫の話(1)がん細胞発生 N.Sさんの作品
人間の体は、たえず新陳代謝している。新しい細胞がうまれ、古い細胞は処理される。新しい細胞は、ほとんど同じ細胞ができる。しかし、五千個くらいは、ミスコピーされた細胞が生まれるという。これががん細胞である。
人間は常に、黴菌・バクテリア、それにウイルスなどを取り込む。このとき、白血球が活動して、これらを無害にしてしまう。これを免疫という。
免疫力が強いときは、ミス細胞もなくなるので問題はない。しかし、弱いとミス細胞が増殖を始める。これが、がん細胞の発生である。
(2015・8・3)
7年前に悪性リンパ腫(第2期)が発見されて、入院・抗がん剤治療をされました。鼻がつまる症状が続いて病気発見に至ったとのことですが、白血病までには至っていなかったそうです。その闘病記を書いて下さいとお願いした次第でした。
86歳の現在もなお、頭脳明晰で、とてもお元気です。もともと身体の手入れなど非常に綿密な習慣を持たれている方で、学問・職業と生活習慣とがピッタリ一致しているとお見受けしてきました。では・・・
免疫の話(1)がん細胞発生 N.Sさんの作品
人間の体は、たえず新陳代謝している。新しい細胞がうまれ、古い細胞は処理される。新しい細胞は、ほとんど同じ細胞ができる。しかし、五千個くらいは、ミスコピーされた細胞が生まれるという。これががん細胞である。
人間は常に、黴菌・バクテリア、それにウイルスなどを取り込む。このとき、白血球が活動して、これらを無害にしてしまう。これを免疫という。
免疫力が強いときは、ミス細胞もなくなるので問題はない。しかし、弱いとミス細胞が増殖を始める。これが、がん細胞の発生である。
(2015・8・3)