九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

俗論に、辟易   文科系

2015年08月29日 08時32分08秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 何回も続きで、反米保守さんへ  

 まず、貴方の今度のコメントね。「現実逃避」とか、「頭は大丈夫?」とか、その前は『ちょっと追い詰め過ぎたかなー。おかわいそうに』などなど、言葉だけは上から目線でご立派なようだから、そういうのには僕は倍にして返すことにしている。
 以下ずっと証明するように、その内容は相変わらず巷に流れている俗論で、辟易としていることだし。
 まず、貴方の今度のコメントだ。

『現実逃避 (反米保守)2015-08-28 18:31:07はあ? (個人による)殺人はなくせないけど、(国家による)戦争はなくせるというのか? よっぽど個人は愚劣で、国家は崇高な存在だと考えているんだねえ。捏造だって? ということは文科系氏は本気で「テロはなくせる!」と考えているのか? 頭大丈夫? 大体、前提がおかしいんだよなあ。文科系氏の頭の中には「戦争をし続けたくてたまらないアメリカ」が存在して、そしてまた「戦争に直結しうるようなテロを起こす集団」をまんまとアメリカが生み出すことに成功しながら(ついでにいうと中国も相変わらず軍事費を増やしながら)、それでいて50年先だか100年先には戦争はなくなると強弁するわけだ。どこに論理の正当性がある? そんなものは「諦めなければいつか夢はかなう(可能性はずっと残る)」と言っているに等しい。かなう夢もあれば、かなわない夢もある。特に以下の指摘を直視し、応答してほしいのだが――現実はインドネシア、フィリピン、マレーシア、タイ、ベトナムの人々が「日米の更なる関与」を望み、中国のふるまいに「恐怖を感じる」「憤りを感じる」と語っているのだ。』


 さて、現実逃避はどっちだろう。貴方は元々、夫婦ゲンカと国家の戦争が同じ(本質の)ものだと語っていたよね。そして今度はなおこの社会ダーウゥィニズム様の思想・「人間闘争本性論」(結局、戦争はなくならないという俗論ね)を言い換えてこうだ。
『(個人による)殺人はなくせないけど、(国家による)戦争はなくせるというのか?』

 今日は先ずこれについて聞くが、個人の殺人はなくせない(ということを仮に認めたとして)そのことが、(これと同じ理屈として)国家の戦争はなくせないと言えることになるのかということね。もし貴方のようにこんな俗論を僕がずっと批判してきた後でもなお依然として語るなら、個人の殺人と国家がやる戦争が同じ本質のもの、つまり同一視すことになるしかないよね。貴方この社会ダーウィニズム式の思想を証明できたの(社会ダーウィニズムとは、動物の闘争も人間の戦争も同じものだという誤った理屈なのだが)。そんなこと出来るわけないから、そんな証明をどっかで読んだの? もし読んだなら教えて。僕が「それ、嘘だ」と批判して嘲笑ってやるから。どんなえらい人でも、僕が勝つに決まっている。それが論理というものの威力なんだよ。ただし、現実、現実と叫んでいるだけで、何の未来への意欲も知識も論理もない人には分からないことだろうが。でも、論理って馬鹿にならないものだよ。三段論法とか、数学の幾何の証明法みたい論法のことね。

 ちなみに、個人は愚劣だよ。衆知を集めても愚劣な国家よりもっとね。現に国法で殺人はあらゆる国で禁止しているが、現在までの諸個人の方は殺人など無数にこれを良しとしてきたんだからね。個人には人としての建て前さえ捨てた恥知らずがも多いが、国家は例え米国でさえ建て前を完全無視することは出来ず、説明責任を個人よりも遙かにいつも気にしているからね。必死になって「有志国」工作をするのはそういうことだ。

 なお僕は、テロもなくせると考えているよ。だから直前のコメントで、こう書いたでしょ。これも読めなかったのかな。
『米国が、ソ連対策でアルカイダや、フセイン・イラクを宿敵イラン対策として育成しなかったら、イスラム国も含めてテロの心配も今より90%ほどは少なかったはずだよね。今のテロ(との戦争)ったって、米国が作ったようなもんじゃないかとも、確かに語ってきたがね。つまりマッチポンプと』

 なおそれから、米国の今後も心配要らない。なんせ現物経済がアップルなどIT産業しかなくって、実体経済貿易の大赤字を辛うじてマネーゲーム金融利益と基軸通貨国家として他国のお金で多少はまだ消せるという国だ。そのマネーゲームも、国際的規制がどんどん進む勢いだ。リーマンショックを告発した国連スティグリッツ報告も中小国などからもてはやされていることだしね。ドル基軸通貨の方はもう世界決済の五割を割ったんじゃないかな。さらにまた米国は、国家も家計も大赤字で、リーマン後の今は、資産が世界10位に入る銀行さえ一つもなくなった。リーマン以降全部潰れた五大投資銀行を傘下に入れたからだろうね。すぐに今の、先も見えないやけっぱちとも言える軍事費を維持できなくなるはずだ。あまつさえ、先進国で世界1位の相対的貧困率やジニ係数の酷さの国として、両巨大政党も愛想を尽かされて変わらざるを得ないる時代が来るとさえ思うね。偉大な言語学者にして米戦争大反対論者チョムスキーも生きていることだし。

 中国のことはいつも言うように今はどうでも良いよ。僕は米国の話をしているのだ。中国のことは、僕が話している米国の話とは別の事だし、そしてその話に対して君がいつも「中国はどうなった」とか勝手に叫んでくるだけだし、そもそも米国の方が世界から戦争を無くすことに関しては遙かに抵抗勢力的罪が深いと僕は証明してきたよね。その証明が違っているなら、君がこれを「正しく批判」することだろうが、そんなの君から結局は聞いたことない。きみから聴けたのは、米国の大暴力に対する奴隷根性紛いの「仕方ない」という話だけだ。スパルタカスが今生きていたら、大笑いされるような。

 さー以上についても、「全面的批判」をいつでも期待する。待っているよ。いつものようにどっかほんの一部、断片だけの批判ではなくって、この全体の、しかも根本の所への批判が欲しい。と言っても、最も肝腎なこの「全体と根本」なんて、君は全く考えた事がないはずだ。だって、全く普通のネトウヨ諸君の言い分から、つまり「ネット右翼諸君の大前提」で書いた俗論から、君が一歩も出られていないということはもう、上の文章で証明したはずだけどね。まさに、そこの部分にこそ答えてほしい。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする