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朝鮮日報より   らくせき

2015年08月24日 10時01分27秒 | Weblog

韓国と北朝鮮が22日から高官協議での対話を開始した裏で米中がある種の役割を果たした可能性が指摘されている。


 中国は抗日戦争勝利70周年の記念式典(9月3日)を控え、軍事的な緊張が高まることを望んでいないとされる。中国の6カ国協議首席代表を務める武大偉・韓半島(朝鮮半島)事務特別代表は21日、「中国は『建設的な役割』を引き続き担っていく」と述べた。中国外務省の華春瑩副報道局長は「(南北に)自制を求める」とした。これに対し、北朝鮮は同日の外務省声明で、「我々は数十年間自制を重ねてきた。誰による自制の呼びかけもこれ以上情勢管理には役に立たなくなった」と反論した。


 成均館大の李熙玉(イ・ヒオク)教授は「北朝鮮が中国の抗日戦争70周年記念行事に党、政府、軍の幹部を大規模に中国に派遣する問題を話し合うため、中国との外交ルートを稼働させてきたと聞いている。中国はそのルートを通じ、北朝鮮に対話を促した可能性がある」と述べた。


 香港紙の蘋果日報(アップル・デーリー)は23日、中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」を引用し、「中国が北朝鮮との国境地帯に装甲車や戦車などの兵力を集中させている」と報じた。同紙はまた、「南北の対立仲裁に乗り出そうとしている中国がいつでも発生し得る武力衝突にも備えているとの見方がある」と分析。マカオ国際軍事学会の黄東会長は「中国が軍事パレードなどを行う時期にも兵力を動員できることを北朝鮮に示す狙いがある」と指摘した。


 国際政治専門家は、米国が北朝鮮の挑発に対し、表面的には強硬な態度を取りながら、内心では対話での収拾を望んでいるとみている。韓国外国語大のナムグン・ヨン教授は「北朝鮮の地雷による挑発と砲撃について、韓米両国は強固な軍事同盟ぶりを行動で見せつけているが、今後も北朝鮮が大小の挑発に及ぶ余地はいくらでもある。事態の拡大を防ぐため、米国は韓国に北朝鮮との対話を促した可能性がある」と述べた。




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ハリルジャパン(22) 随筆 「気品ある選手」  文科系

2015年08月24日 02時59分42秒 | スポーツ
随筆 「気品ある選手」

 イングランドのフットボール界で、十八年ぶりのある珍事が起こっている。二部降格が常で一部にはたまにしかいないレスター・シティーが十八年ぶりにプレミアリーグ開幕二連勝を収めて、強豪相手の第三戦目も引き分けに持ち込んで、暫定ではあるが首位に立っている。なんせ選手給料総額で二十チーム中十九位という貧乏チームのこと、地元レスター市では大変な大騒ぎだ。日本でいえば野球とサッカーとを合わせた規模をも遙かに超えるイングランドサッカー界のこととて、大騒ぎの程度も違うのである。

 さて、この大躍進の立役者・攻撃陣三人のうちの一人が今期新加入の日本人だとは日本の人々は案外知らないようだ。今期ドイツからここに移ってきた我が日本代表FW、岡崎慎司。いつかはイングランドでやりたいという幼い頃からの夢をとうとう今年叶えたのである。リーグ開始後の三戦を先発した彼のプレーは何と生き生きと見えたことだろう。

 点取り屋として前にいるだけではなく、守備時にはかなりの距離を後ろに下がって行くのは彼のいつものプレーだ。下がっていくゆっくり走行が相手ボール保持者の視野の外に出た辺りから得意の猛ダッシュが始まって、あっという間に相手とボールの間に身体か脚をねじ込んでいる。その時の一メートル七四センチが、すぱっと思い切りよくって、一歩も引かない強靱さを示すのである。一九〇センチの大男相手にも迷いなど一切ない。相手ボールが浮いたある場面では、こんなプレーさえ観られた。相手の長い脚が、高く浮いたボールを迎えに上がらんとする。その脚とボールとの間に岡崎が得意のダイビング・ヘッドで飛び込んだ。短い足で競り合ってもボールを奪えないという窮余の判断なのだが、次に何が起こるかは誰にも想像が付く。スタート地点が高い頭でジャンプしていけば相手の脚は最後の一瞬緩むことにもなり、紙一重の差で頭が競り勝つ。そんなことまでを岡崎は計算済みなのだ。頭が奪ったボールが左前方の味方へと飛んだときには、当然頭と脚の衝突である。相手反則でプレーが止まり、蹲る岡崎、すぐに飛んでくるドクター。頭に流血があるらしく、吹き付ける血止めで髪の毛が真っ白だ。ちょっと頭を抑えた岡崎、ドクターの制止素振りを振り切って、すたすたと歩き出す。こんな彼のプレーがイングランド人には堪らないのである。

 後先を考えないような全力疾走とぶつかり合い。天空に頭を突き出し合う跳躍合戦。こういった果断、勇気にどっとわくのが、真冬にも詰めかけるイングランド観衆だ。かくして、岡崎のプレーにはこんな寸評が付される。第三戦に『ロンドン・イブニング・スタンダード』(相手の本拠地ロンドンの新聞である)に実際に書かれた表現である。
『気品ある疲れ知らずのランナー。素晴らしい獲得であると証明できた』
 別の新聞にはこんな問答もあった。
「凄い勇気ですが、怖くないんですか?」
「いいえいいえ。これがやりたくてプレミアリーグに来たんですから」

 さて、こんな岡崎を見ていると今年に入ってからは特に、日本国内ゲームが何とぬるく見えることか。サッカーという競技を足技サーカスと勘違いしているようだ。そんな日本人の締めとして、往年の代表FW武田修宏の相応の岡崎評を上げておく。
『日本代表で最多得点記録を持つ釜本邦茂さんには申し訳ないけど、日本人(歴代)最高のストライカーだと思っている。……現代サッカーで必要な技術はすべて兼ね備えている選手じゃないかな。』
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