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ハリルジャパン(55) 流石の田口泰士、矢野貴章、そして小倉監督  文科系

2016年03月14日 12時09分55秒 | スポーツ

 Jの第3節、川崎・名古屋戦を観た。抜きつ抜かれつの3対2で終わって、まーなかなか面白かったのだが、正直たるいゲームだった。僕が応援している名古屋の守備が甘く見えて、どういうか終始尻がむずむずしていたのである。これでは、川崎が歴史的に苦手な訳も納得というもの。

 川崎は言わずと知れた「徹底繋ぎ」のチーム。そのチームに名古屋のバイタルエリアがスカスカなのである。敵ボール前に二人いてさえも、その一方すらがなかなか当たっていかないで、距離を置いてズルズルと下がるばかり。これでは、身方ゴール前混戦にも、中距離シュートや良いクロスなどにも、どんどん持ち込まれてしまい、危なくって観ていられない。ハリルが言う所の、「ボールから遠すぎてプレスとは言えないプレス」ばかりなのである。酷い場合は3メートルもあって、これプレッシャー?

 こんななかでは、代表経験者田口泰士と矢野貴章などはやはり違っていた。相手ボール保持者に対する時に、なんとか身体をねじ込もうとしていた。つまり身体のネジコミを前提としないようなプレスは駄目だということだ。1対1、フランス語のいわゆる「デュエル」でボール奪い合いにまで持ち込んでこそ、自分は取れなくともルーズボールが味方に流れることも多くなると、そういうチーム守備がどうして出来ないのだろうか。また、ボールを受けに走る敵に対して、もう少しマークに付けていれば奪い合いにも持ち込めるのに、これができないのは走力に自信がないから?などと思ったりもした。とにかく歯がゆく、じれったくて仕方なかったのである。時にはこんなことも毒づいていたほどだ。
「サッカ-優等生は、敵ボールに当たっていって、ハズされるのが嫌なのかよ? 自分が取れなきゃつまらないとでも思っているのかよ?」
 川崎に対する名古屋はまー、そんなチームだった。ゲーゲンプレス誕生以降の今の世界で最も大切なことが抜けているチームと言えるんじゃないか。非常に身体も強くなって、大男の敵ボールにも隙あらば身体をねじ込んでいくという岡崎慎司が観たら、大笑いするのではないかなどと、呆れていたものだ。

 新聞を観たら、小倉隆文監督は流石にこの点を非常に正確な表現でしっかりと押さえていた。最大欠点と見て直そうとしてきたがまだ直せていないから、特に繋ぎが上手い川崎相手にはバイタルがスカスカにされたということなのだろう。流石に小倉の以下の言葉には、ちょっとほっとした。
『球際の勝負で甘さを感じた。ぎりぎりのところでも体を張り、寄せていく力をつけていかないと、リーグで勝つのは難しい』

 今の世界では特に当たり前のことだ。アジアチャンピオンズリーグなどでも日本が苦戦するようになったのは、この点の弱さが最大の原因と観てきた。ゲーゲンプレス誕生以降は、必要な時にボールを奪う守備が出来ないチームは勝てないのである。イングランドに彗星のようにあらわれたレスター、この岡崎のチームは、これが出来るから1位にいると観た。1点差勝ち、1点を追いついてドローと、本当に負けないチームなのである。

コメント (2)
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