「待遇よくして保育士増やせ!」「保育士なめんな!」。保育士の待遇改善を求めるデモが25日夜、国会前であった。呼びかけたのは、保育士を目指す高校1年の男子生徒(16)。匿名ブログ「保育園落ちた日本死ね!!!」をきっかけに、声をあげる決意をした。
こんなニュースが報じられました。
これが可能なのは現在の憲法が主権在民であり、表現の自由を保障しているからです。
インターネットがようやく国民のものになったという証でもあります。
安倍さんの目指す憲法下では、こうした自由は制限されるでしょうね。
「巫女さんのくせに何だ」 自民・大西氏、また放言(16.3.25中日新聞)
自民党の大西英男衆院議員(東京16区)は24日、所属する細田派の会合で、4月に投開票される衆院北海道5区補選に関し、神社の巫女に自民党公認候補の支持を依頼し、断わられた出来事を紹介し「『おい、巫女さんのくせに何だ』と思った」と述べた。
大西氏は補選の応援に北海道を訪れた際、神社で巫女さんに対し自民党候補の名前を挙げ「頼むよ」と依頼したところ、「自民党はあまり好きじゃない」と断わられたという。「巫女さんを誘って札幌で夜、説得しようと思った」とも語った。大西氏の発言後、派閥会長の細田博之氏は「言動には十分注意していただきたい」と苦言を呈した。
大西氏は昨年6月、安全保障関連法に批判的な報道機関に対し「懲らしめないといけない」と圧力を加える発言をし、党から厳重注意処分を受けた。
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翌日(26日)の中日新聞には自民党の谷垣幹事長に注意され、大西議員が「巫女発言を謝罪」という記事が出ていました。それによりますと、自民党の谷垣禎一幹事長は25日の記者会見で大西議員の発言について「意味不明であり、誠に不適切な発言だ」と指摘し、「われわれは公人で(あり)、私人として言いたいことを言っていれば済む立場ではない。発言がどう世間に受け止められるか配慮しなければならない」と強調しました。
衆院北海道五区は札幌市の一部(厚別区)や江別市、千歳市などを区域とし、町村信孝元衆議院議長の強固な地盤でしたが、町村氏の死去に伴って補選が行われることになっています。自民党内からは大西議員の発言による補欠選挙への影響を懸念する声が上がったということです
大西議員は「軽率な発言であったと謝罪し、関係者のみなさまにおわび申し上げる。」というコメントを発表しました。
「一強」などとマスコミに言われて気分が高揚し、自民党の国会議員の中には自分たちは特別な存在だと勘違いし、一般の人を見下す習性が生まれているのではないでしょうか。「アメリカでは黒人が大統領になった。奴隷の末裔ですよ(丸山和也参議院議員)」とか「東京電力福島第一原発事故に対する除染の長期目標は何の科学的根拠もない(丸川珠代環境相)」という発言が出たりしたりしています。そのような“ゆるみ”が「(国会議員である)私の依頼を単なる巫女の身分で断わったのは分を弁えない振舞いだ」と口を衝いて出たのでしょう。
なお大西議員は「巫女さんを誘って札幌で夜、説得しようと思った」とも語っていますが、酒食のもてなしをして特定候補への投票を依頼すれば、それは選挙違反になります。そのことに考えが及ばなかったのでしょうか。それとも自民党ではそれは当然のことという風潮があるので、大西議員にとっては、それがごく日常的なこととなっているのでしょうか。
あるいは別の意図で夜に若い女性を誘ったのだとすれば、公人としての行動として適切かどうかが問われます。
大西 五郎
今日、メキシコに2対1
日本U23代表が、先日の五輪アジア予選決勝、韓国戦勝利・優勝に次いで、大金星を挙げた。前ロンドン五輪優勝の強豪メキシコとの親善ゲームに、2対1で勝ったのである。この26日になってからほんのさきほど、ポルトガルの地に於いてのことだ。これはサッカー通には非常によく分かるちょっと凄いニュース。現在世界22位のメキシコにはA代表どうしでもなかなか勝てないはずの相手。ましてや現在の世界でジュニア育成が非常に上手く行っているのがメキシコなのである。なお、メキシコのU23も日本と同じで、予選全勝でオリンピック出場を既に決めている。
2得点に絡んだ中島翔哉
2得点はここで話題にしてきた中島翔哉と、南野が上げた。中島の得点は前半2分、ペナルティーラインの左コーナー辺りまで持ち込んで、そこからの左足中距離シュート。アジア予選イラン戦と全く同じ得意パターンだったが、今回は相手ディフェンダー3人ほどを交わしながらの見事な得点だった。
中島はまた、前半33分、南野の得点にも絡んでいる。南野にラストパスを送った久保に、長くて速いグラウンダー・パスを出したのが中島である。中島は、遠藤が敵から奪ったボールを受けたカウンターで自らも走りながら、前に走っていた久保に長いこのグラウンダーパスをぴたりと合わせた。これを久保が、さらにちょっと前を走っていた南野にワンタッチではたいたのである。ぎりぎりオフサイドを逃れた南野がちょっと走り込んでゴールに流し込むだけという、久保のパスも見事だった。敵ボールを奪った遠藤選手から、中島、久保、南野と、皆が全力疾走しながら、正に流れるようなカウンター得点!
このU23,今風の鋭いカウンターと日本には珍しい守備の堅さとがどんどん厳しいチームに育って行きつつある。若者たちが化ける時、その化合的変化はとても速いのという、一つの典型ではないか。前回優勝国を負かしたということで、日本へのマークは随分厳しくなるだろう。それに適応してこそ、さらなる化学的変化も望めるというもの。次はポルトガルの強豪スポルティング・リスボンと28日に親善ゲームをやる予定で、楽しみこの上ない。