07年に不整脈がひどくなってきて以降細々と走り、9年末には慢性心房細動から、10年に2回の心臓カテーテル手術。この手術前後3年間は、ラン完全ブランク。12年9月にラン復活に着手して、以降、07年頃の速度まで回復してきた去年辺りから1時間の走行距離にしてこう進んできたと、ここでこれまでに述べてきた。去年1月7日に10キロ、17日に10・1キロ。そして11月7日に10・2キロ。最後が、この1月11日に10・3キロまでこぎ着けた。
それからはちょっと故障気味で、いわばふらふらしていた。本格的な挑戦ができない身体だったということだ。現在の僕の身体老化に対して、有効なトレーニングを模索してきた時期だと言えばよいだろうか。老人はただ走っているだけではだめで、特別な筋肉補強運動が必要だと、つくづく感じるのである。
そして3月中旬に入って快調と感じ、この春の内にこれを越えようと挑戦し始めている。3月20日に9・8キロ、本日23日が9・9キロまで来た。何とかまた記録とできるだろうかという地点にまで来ていると感じている。この年でこういう挑戦ができるというのは、とても幸せだと思う。
僕ももうすぐ5月で後期高齢者の75才。こういう老人には老人特有のトレーニングのやり方があるのだと、ラン復活以来この三年余でつくづく思い知った。毎日走るのは負担が過ぎる。かと言って、走らない日に1日何もしなければ、その1日で筋力が急激に衰えるから無理が利かなくなり、故障につながりやすい。中1(~2)日を置いて走って、走らない日には十分な筋トレをやるというのが、僕の場合最も良いと分かってきた。毎日走るのは、まず心臓が疲れる感じで、また身体の弱い部分が回復できないとも感じて来た。筋トレをやらずただ毎日走っているだけだと、記録は伸びないだけでなく、故障もおこるのだ。
筋トレはここまで述べてきたように、足首、脹ら脛用の片足爪先立ち各40回と、膝や腰用の正式なスクワット50~100回程度が必要になっている。片足立ちは20回程度でよいと書いてあるランニング本もあったが、20回では脹ら脛を痛めるというのが、こういう老人としての僕の実感である。多分、走行中のちょっとしたふらつきなどに足首が耐えられないのだろう。
あと400メートル、なんとかまた頑張ってみたい。