先回の続きとして、相撲の世界の早死にを調べてみた。先回「一般平均よりも、10歳は早死になのではないか」と、その科学的理由を挙げて書いたが、やはり相撲取りはそれ以上に早く死んでいて、びっくりした。
調べてみたら、「現役相撲ライターのブログ」というところに横綱がなくなった年齢についてこんな資料があったから、その一部、直近の部分を抜粋してみよう。
44代 栃 錦 64才
45代 若乃花 82才
46代 朝 潮 58才
47代 柏 戸 57才
48代 大 鵬 72才
50代 佐田の山 79才
51代 玉の海 27才(現役没)
53代 琴 櫻 66才
54代 輪 島 70才
55代 北の湖 62才
58代 千代の富士 61才
59代 隆の里 59才
(平成30年10月現在)
45代 若乃花 82才
46代 朝 潮 58才
47代 柏 戸 57才
48代 大 鵬 72才
50代 佐田の山 79才
51代 玉の海 27才(現役没)
53代 琴 櫻 66才
54代 輪 島 70才
55代 北の湖 62才
58代 千代の富士 61才
59代 隆の里 59才
(平成30年10月現在)
なおこの資料に、こんな解説もついていた。
『現在まで18代横綱の大砲から数えて亡くなった横綱は38人います。この38人の平均寿命を計算すると、58,6才ということになります』
ちなみに、上の最近12人の平均は、63・1歳である。
『現在まで18代横綱の大砲から数えて亡くなった横綱は38人います。この38人の平均寿命を計算すると、58,6才ということになります』
ちなみに、上の最近12人の平均は、63・1歳である。
少し伸びているのは希望になるし、長生きしている49代栃ノ海(80歳)、52代北の富士(76歳)さんの例も出されていたのは嬉しいことだ。が、ただでさえ心臓医たちにこんな言葉が常識になっている時代だ。
『アスリートは早死にする』
『アスリートは早死にする』
このことの科学的根拠も、どんどん分かってきたはずなのである。前回書いたように、肥満の害とか、有酸素運動が活動年齢を伸ばすと言うこと、活性酸素の害とそれへの対策などなどのことだ。
相撲界はこれらの対策を今は指導しているのだろうが、このままで子供を相撲取りにするのは、悲しいことだが、逆縁を作っているようなものではないか? 母親は90歳まで生きる時代なのだから。
相撲界はこれらの対策を今は指導しているのだろうが、このままで子供を相撲取りにするのは、悲しいことだが、逆縁を作っているようなものではないか? 母親は90歳まで生きる時代なのだから。