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ドル基軸体制、揺らぎへ  文科系

2019年10月16日 09時07分23秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
「マスコミに載らない海外記事」のサイトに、米のイラン・中東情勢を巡って重要な記事があった。イランと中国・ロシアが組んで、「石油貿易=ドル支払」基軸通貨体制を崩していくだろうというものだ。アメリカがその世界戦略の主方向を、「石油支配=中東支配」から「米中衝突シフト」に転換したことによって、中東に大穴が出来たと。
 シリア潰しへの諦めからクルド人が見捨てられたのも、その現れの一つ。アメリカの威を借りてのさばってきたサウジがすっかり孤立するということである。背景にあるのは、アメリカのシェールガス石油の採算が取れるようになったこと。で、ドル世界体制の方は?というえわけだ。


【 米ドルの世界準備通貨という地位を潰す上で、イランは中国の秘密兵器
Federico Pieraccini 2019年10月3日

 国際政治に影響を与えている強い変化の流れがある。それは単極から多極世界秩序への移行によって引き起こされる革命の始まりだ。実際、我々は、中国の輸出に対するアメリカ関税適用、イランに対するワシントンの制裁、アメリカのエネルギー自足、サウジアラビア産業施設の脆弱性、中国へのガスと石油の大量輸出と同様、アメリカの攻撃に抵抗するイランの能力を含め、いくつかの要因の組み合わせに直面している。全てが一つの要因、つまり世界準備通貨としての米ドルの衰退に収束する。
 最近我々は、ほとんど毎日単位で、中東でかなり重要な出来事を目撃している。ワシントンとテヘラン間の緊張は、何より、ワッハーブ派サウジアラビアとイスラエルのトランプへの融資家と完全な同一歩調で行進するネオコンと深く結びついたアメリカの連中をなだめるトランプ政権の必要性に拍車をかけられている。
(中略)
 サウジアラビアの重要性は、誰が国を支配しているかではなく、OPECを支配し、米ドルでの石油販売を押しつける能力により、世界準備通貨という概念のおかげで、世界経済におけるワシントンの重要性を保証していることであるのを理解しなくてはならない。
 イラン・イスラム共和国に280億から4000億米ドルの与信枠を与える北京の最近の決定は、近い将来のみならず、遠い将来にも目を配る広域スペクトル戦略の一環だ。
 イランは、アメリカの二次制裁による石油販売収益の欠如を埋め合わせるこの経済援助で確実に恩恵を得るだろう。北京は、経済と人口の目ざましい成長を経験している中国のため、未来の石油供給を保証する、油田、プラント、流通、港湾とエネルギー・ハブをイラン国有企業が発展させるのを支援して、イランのガスと石油市場に入るつもりだ。
(中略)
 中国は世界全体の経済展望を変えることが可能な十分練られた作戦を持っている。中国は、まずイランが輸出を開発するのを助け、同時に自国への未来の供給を保証し、両国がアメリカ経済テロから身を守ることを可能にする。当然、中国へのイラン石油販売は、SWIFTシステム(アメリカが支配するOPEC機構)の外で行われ、それゆえ、アメリカのオイルダラー・カルテルの範囲外で行われる。
 この動きによって、北京は、既に北アフリカ(鉱物と原材料)と東のロシア(農業)でした投資を補完して、自国の継続発展を保証すべく、途方もなく増大する経済のために炭化水素の未来の販売を確保しようと努めているのだ。
 アメリカの経済覇権にとって、中国による本当の危険はサウジアラビアにある。もしワシントンが、石油輸入の上で、サウジアラビアへの依存が益々減少し、東南アジアに焦点を移せば、地域覇権国家として、イランが上昇するのをアメリカが阻止する理由は益々少なくなるだろう。そこで、リヤドは周囲に目を配り、地域地図上の自分の場所を再考するよう強いられるだろう。
 リヤドの悪夢は、中国を主要貿易相手国とし、ロシアが軍事パートナーのシーア派の弧が、地中海からペルシャ湾まで広がることだ。この全て、地域でバランスをとる拮抗力となるアメリカ同盟国皆無だ!
 イランに関する中国の戦略は、サウジアラビアに米ドル以外の通貨での石油販売を考えるよう圧力をかけることだ。現状では、北京はサウジアラビアから大量の原油を輸入している。これは中国が、石油輸入を、ドル以外の通貨あるいは人民元そのもので、石油に支払うイランに移行すれば、変えられるのだ。
(中略)

 このような地政学の文脈で、見返りに、十分な軍事的保護や、経済的利益を受けること無しに、もっぱら米ドルで石油を売って、サウジアラビアが、それほど無条件で、アメリカ権益に迎合し続けると想像するのは困難だ。中国-イラン-ロシアという代替案が誰にでも見える形で上昇しているにもかかわらず、経済的に世界を不安定にし続けながら、地域の同盟諸国の軍事的保護を無視しながら、米ドルを、世界的準備金として生き続けさせられると信じていたのであれば、ワシントンは大変な誤算をしていたのだ。

 オバマからトランプまでの間には、アラブの春、警告され、実行された戦争、経済の不安定化、財政テロ、同盟国への脅迫、時代遅れの兵器販売や単極から多極秩序への移行によって引き起こされた戦略変更(「アジア基軸」)があった。そのような変化する世界では、米ドルは、必然的に通貨バスケットで置き換えられ、ワシントンが、今そうである超大国になるのを可能にした無限の購買力を消滅させるはずだ。
 北京は何年も前にこのメカニズムを理解し、今イランを、画期的変化をもたらす触媒として見ている。イランは、BRIがその領土を通過するだけでなく、アメリカというオイルダラー覇権国を、経済的王手詰めするため、サウジアラビアに接近し、この王国を多極派集団に引き入れる上で、自身当て馬ともなるので有用なのだ。
 リヤドに対する北京の経済的、道義的提案は問題に遭遇するだろうし、オイルダラー覇権を維持する上でのサウジアラビアの重要性をアメリカは認識し、当然これに抵抗するだろう。ロシアは王国に防衛兵器を売ると申し出て、この地政学的変化に寄与している。
 あらゆる手を使って、北京の勃興を傷つけようとするオバマとトランプの取り組みは、この特権的で、不自然な取り決めの終局の幕を開けて、世界準備通貨として米ドルを維持するワシントンの能力に悪影響を及ぼしただけだ。

 Federico Pieracciniは国際問題、紛争、政治と戦略を専門とする独立したフリーライター
 個々の寄稿者の意見は必ずしもStrategic Culture Foundationのものを意味しない。】
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サッカー代表のタジキスタン戦評   文科系

2019年10月16日 00時13分37秒 | スポーツ
 出だしのタジキスタンは,誰もが「強い」と観ただろう。高位コンパクトプレスでボール奪取の戦いを挑んできたのである。しかも、日本ボール潰しや自ボール繋ぎなどの個人技術も組織技術も高かった。早くから、危ないカウンターも何本か受けていた。流石に、最近中国、北朝鮮との練習マッチで、ともに惜しくも0対1で敗れているチームだけのことはあると思った。そんなこんなで、前半は0対0。それも、タジキスタン側に、惜しいシュートチャンスもかなり作られていた。そこで思ったのはこのこと。
「下手にボールを奪われると怖いから、クロス攻めで行くべき」
 と、観ていたら、どうだろう。後半の3得点全てが、左右のクロスから得られた。

 最初が左から中島のクロス、次の二本ともが右の酒井のクロスである。中島のは、ファー側南野の頭にドンピシャリ。酒井の1本目は、非常に早いグラウンダーのクロスで、これを南野がよくまた、ゴール正面で合わせた。左から右へとゴール前を走り、その走り込んだ方向とは逆に左へと、小さいタッチでクロスの方向を変えただけとも言えるような、技ありシュートだったかと思う。次も酒井が上げた3本目は、ファーへのフワッとしたクロスボールで、後半途中出場の浅野が高く跳んでヘッドを合わせた。

 このゲームの経験は貴重である。モンゴル戦でも多様なクロス得点の練習ができたが、今日は、これまで予選全勝の守備の良いチーム! そういうチームだからこそ、攻撃の原点に帰ってクロス得点、と。貴重な体験が出来て、良かった、良かった。
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