九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

ここが駄目、日本サッカーマスコミ   文科系

2019年10月17日 00時34分46秒 | スポーツ
 日本のスポーツマスコミのサッカー戦評は、どういうかとにかく程度が低い。攻撃ばかりを語り、守備を語らない。これでは、ピッチャーに触れない野球戦評も同じとなぜ気づかないのだろう。しかもサッカーの場合は、同じ11人全員が組織を換えて攻守を切り替えるのであって、ピッチャーのような守備専門家はゴールキーパーしかいないし、彼一人の守りの力など、野球のピッチャーに比べればたかが知れているのである。

 現代サッカーでは特に、攻撃に偏る選手が穴になって失点に繋がることが非常に多いのだし、「守備」専門だけの選手は攻撃の足を引っ張ることになる。サイドバックなら「何度も駆け上がり,クロス」が出来ないとダメだし、センターバックでもカウンターパス力などが必要だ。そこを勘違いして、日本では昔から「FWは自分の得点第一のエゴで行け」などという批評に出会うこと度々だった。

 さて、こんな議論につられて誤ってこういう「エゴ」を狙った日本人選手は、まず今の世界では大成できないことほぼ間違いなしである。つまり、今で言えばマンチェスターシティとかリバプールなど世界最強クラスのチームへは到底行けない。大迫も守備に走るし、岡崎はむしろ守備でこそ評価されて日本サッカー選手の聖地・イングランドまで行くことができた。それ
だけでなく岡崎は、奇跡の優勝チームの先発FW、レギュラーにも名を連ねることができたのである。岡崎のこの功績は、イングランドでも後々語り継がれていくものになった。それのみか、チームプレーに走り回り、イングランド流当たり合いを全くいとわない岡崎だからこそ、サッカー発祥地の目が肥えたファンに「気品ある選手」と呼ばれてきた。このことを日本人サッカーファンは、どれだけ知っているだろうか。
 他方、技術で言えば「ガンバ始まって以来の天才」とマスコミにも早くから大騒ぎされていた宇佐美は、19歳でバイエルンに行きながら、結局日本に帰って来るしかなかった。これはなぜだったのか? ダッシュを繰り返す能力が劣り、今風守備の体力もなかったからだと僕は観てきたが、はてどうなのか。宇佐美を早くからあれだけもてはやしておきながら、その伸び悩みの原因をきちんと論じたマスコミがあったのかどうか? まー日本のマスコミなんてそんな程度のものと、捉えておけば良いのだろう。要するに、きちんと論じるための戦略的観点討論が不足した、「村社会論理」が横行している?

 日本のサッカーマスコミは,もっと守備を語るべきだ。サッカーに関しては僕は守備と言わず、もっと積極的に、相手ボールを奪い取る「組織的潰し」と呼んでいるのだが。
 これは、得点者と同等にアシストを評価すべきというのと同じ理屈である。日本サッカーマスコミのゲーム報には、アシストの名前がどこにも出てこない。サッカーのアシストは、野球で言えばスクイズを成功させて勝利をたぐり寄せた功労者と同じなのだが。しかも、野球よりも遙かに得点が少ないサッカーなのだから、野球で言えば内野守備に長けた相手チームの最強のスクイズ警戒網をかいくぐって決勝点を決めたスクイズ・バンドの名手と呼ぶべきお人なのだ。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする