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中東親米派の悲鳴が聞こえる  文科系

2019年10月22日 13時14分53秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 サウジがお隣のイエメンに侵攻して、そこのフーシ派のゲリラ戦に長年苦闘してきたのは、中東では有名な事実。そしてこの9月末、イエメンに派遣されていたサウジ三旅団が殲滅されるという大事件が起こった。これと平行して、サウジ最大の油田がドローン攻撃で破壊され、石油輸出の半分が止まった。
 こういうアメリカ最大の中東盟友サウジの危機が予期される近隣情勢があったからこそ、アメリカによる対イラン戦争有志国呼びかけが始まったのではなかったかと、そんな観測がある。何者かによる各国石油輸送船への攻撃も、そんな陰謀の布石、その一環だったのではないか、とも。

 さて何はともあれ、対イラン有志国戦争は幻だか、単なる脅迫だかに終わった。そして残ったのが、サウジの危機! アメリカのシェールガスに採算の目途が立った現在、米にとってサウジは不要になったのかも知れない。

 こうして現在のアメリカは、中東から東アジアへとその世界戦略的戦線を移動させつつある。可哀想なのは、中東に残った親米国サウジや使い捨てられたクルド人。ちなみに、これも親米国だったUAEの姿勢も極めて微妙になってきて、イランへの制裁を解除したようだ。国際経済都市ドバイでイランの両替商が業務を再開したと発表されたから。

 ただ日本だけが、ペルシャ湾ならぬ紅海の近くに自衛隊を派遣することになるのだろうか。何か滑稽に見えるのは、僕だけか。いっそのこと、「友好国」イランから石油を輸入したらよい。最安値になるのは、確実だから。
コメント (16)
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