なんだかこの頃警官の不祥事が多いね、という声がバス停で聞かれた。
ふーん、と思ってこの二日間のニュースを追ってみた。
19日=千葉の警官、小学生の女児二人に猥褻行為(読売) 大阪の警官、女性三人に痴漢(毎日)
20日=山梨の警官、無線機盗む(読売) 甲府の警官、備品窃盗(時事) 茨城の警官、酒酔い運転で人身事故(産経)
このように連日、警官の不祥事が報ぜられることは、前にはなかったように思う。では増えたのだろうか。
懲戒処分を受けた警官は、2011年に367人。2010年は385人。2009年は230人。
増えたように思えるが、10年前の2001年は486人。2000年は546人。
ということは、特に増えたわけではなく新聞・テレビの報道が増えたということなのだろう。
これまでは、独自取材した警察発表以外の記事、とりわけ〈桜タブー〉と称される警察の不祥事を扱うことは、即「記者クラブ」
から排除されることを意味した。
更には犯罪が発覚した場合には、公になる前に退職(諭旨免職)させて〈私人〉とした。
しかしこの数年、こうした警察の防禦線はもろくなった? ということか。
ということは、警察が市民により近くなるチャンスといえなくはないか?
●市民の側に、警官を立たせることはできないか、ということを思うのは、夢想だろうか?
原発再稼働を阻止すべく全国で様々な行動がみられますが、
喜寿を過ぎた志村建世(元NHKプロデューサー)さんは、〈反原発〉ゼッケンを背に国会一周の日々。
その中で警官と遭遇した様子を次のようにレポートされています。
【 南門にさしかかったあたりで、警察官から「ゼッケンを外していただけませんか」と声がかかりました。
「法的根拠は何ですか」と聞いても答えはありません。
しばらくすると、「あちら側の歩道に渡っていただけませんか」との要請がありました。
あとで確かめたところ、警察の言い分は、あくまでも〈命令でなくて要請〉だということがわかりました。
国会の正門前で記念写真を撮ろうとしたときには、歩道の敷石部分は警察の管轄で、門の敷地は国会の衛視の管轄。
国会の敷地に入る入らないでマンガのような論争になりますが、警備がからむと四角四面の論争になるのでした。
警備担当の人たちは職務でやっているのだし、国会周辺に出ている警官のレベルは上質なほうではないかと思います】
★ゼッケンを外せ、と言われたら、「なにを!」という言葉しか出せない小生。感じ入っての紹介です。
ふーん、と思ってこの二日間のニュースを追ってみた。
19日=千葉の警官、小学生の女児二人に猥褻行為(読売) 大阪の警官、女性三人に痴漢(毎日)
20日=山梨の警官、無線機盗む(読売) 甲府の警官、備品窃盗(時事) 茨城の警官、酒酔い運転で人身事故(産経)
このように連日、警官の不祥事が報ぜられることは、前にはなかったように思う。では増えたのだろうか。
懲戒処分を受けた警官は、2011年に367人。2010年は385人。2009年は230人。
増えたように思えるが、10年前の2001年は486人。2000年は546人。
ということは、特に増えたわけではなく新聞・テレビの報道が増えたということなのだろう。
これまでは、独自取材した警察発表以外の記事、とりわけ〈桜タブー〉と称される警察の不祥事を扱うことは、即「記者クラブ」
から排除されることを意味した。
更には犯罪が発覚した場合には、公になる前に退職(諭旨免職)させて〈私人〉とした。
しかしこの数年、こうした警察の防禦線はもろくなった? ということか。
ということは、警察が市民により近くなるチャンスといえなくはないか?
●市民の側に、警官を立たせることはできないか、ということを思うのは、夢想だろうか?
原発再稼働を阻止すべく全国で様々な行動がみられますが、
喜寿を過ぎた志村建世(元NHKプロデューサー)さんは、〈反原発〉ゼッケンを背に国会一周の日々。
その中で警官と遭遇した様子を次のようにレポートされています。
【 南門にさしかかったあたりで、警察官から「ゼッケンを外していただけませんか」と声がかかりました。
「法的根拠は何ですか」と聞いても答えはありません。
しばらくすると、「あちら側の歩道に渡っていただけませんか」との要請がありました。
あとで確かめたところ、警察の言い分は、あくまでも〈命令でなくて要請〉だということがわかりました。
国会の正門前で記念写真を撮ろうとしたときには、歩道の敷石部分は警察の管轄で、門の敷地は国会の衛視の管轄。
国会の敷地に入る入らないでマンガのような論争になりますが、警備がからむと四角四面の論争になるのでした。
警備担当の人たちは職務でやっているのだし、国会周辺に出ている警官のレベルは上質なほうではないかと思います】
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