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Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

ハリー・パーチ

2008-07-05 09:31:14 | 新音律
ヘルムホルツの音楽の本を訳してみようと考えていたのだが,二三の音楽家と話したところ,ハリー・パーチの本のほうが...という方もおられたので,
Harry Partch "Genesis of a Music" 2nd. ed., enlarged, DA CARPO (1974).
の訳に挑戦.22.4 x 15 x 3.6 cm のペーパーバック,544ページで2559円.やはり日本の専門書よりずっと安い!!

ハリー・パーチ1901-1974は菱形のマトリックスで43音純正律を唱え,へんてこな楽器を次々に作った.この本の表紙も彼の楽器達.

スキャナーで取り込んでAdobe Pro.でテキストとして認識させるまではどうにかいく.機械翻訳は,フリーソフトではだめ.うまく使えば武器だと言うが,翻訳のプロは10万円クラスのソフトを補助的に使っているらしい.
一行のなかに聞いたことがない単語がひとつふたつはたいてい出てくる.言ってることも大学入試問題みたいに難解.なにしろ日頃相手にしている理科系の英語は,「一足す一は二」くらいしか言っていないもんだから,歯が立ちそうもない.
ただ読み流すのと,日本語に直すのとは全く違う.逐一単語毎に訳すべきか,語順をどうするか,などと考えても時間を食う.

本の最初のほうは高邁な思想が展開されていて取っつきにくいが,マトリックスやへんな楽器が出てくるあたりまでいけば作業もさくさくと行くのではないか...というのが,現在の希望的観測.若い音楽家達も手伝って下さるという約束なので,途中でやめるわけにも行かなくなってしまった.
コメント (1)
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