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Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

大学祭ジャズ喫茶 実験バンド

2010-11-08 09:03:01 | 新音律

ことしのジャズ研究会の「ジャズ喫茶」は,学内でアンデルセングループが経営しているマーメイドカフェで.岡河貢氏設計になるガラスばりのモダンな建物.かっての,窓ガラスに暗幕をガムテープを貼付けて作った「喫茶」がうそみたい.写真はみなが仙人様から拝領のものをトリミングさせていただきました.

ここに vln,guit, vib,kb,b,ds,perc という大編成の「実験バンド」で出演.
いろいろ試行錯誤の末,以下の 3 曲を演奏することとなった.

1 ラヴェルのボレロ
2 CDEF#G#H#jam Blues
3 ホールトーンによるフリー

ごく単純には,曲の盛り上げかたは

1 だんだん音量を上げる
2 だんだん音の高さを上げる
3 だんだんテンポを速くする

の三つだが,3曲はこの 3 方法に対応している.

ボレロは難しかった.原曲ではベースラインは C,G の 2 音しかない.ゆっくりした 3 拍子で 2 小節で 1 単位だが,2 小節目はちょっとリズムパターンが変わる.そこに嵌め込まれたメロディの譜割が不規則.メロディそのものもコード化しづらい.要するに,いつもやっているスタンダードやバップの曲とはまるで違うことを痛感した.でも 名曲.
原曲では A B 二つのパターンを 2 回ずつ,AA BB AA BB.... と繰り返し,最後に B の途中からコーダとなるのだが,今回は A B A B... と短く刈り込んだ.

2 はエリントンの C ジャムブルースを全音ずつ上げて循環させるもの.バッハの音楽の捧げもの中の,通称 Never-Ending Canon のまねである.4 Bars ではドラムが挟まれる毎にキーを上げた.

3 は夏のコンサートの再演.ただしテンポを上げるという試みは初めて.自分が作った単純な曲なのにテーマを叩き間違えた.なんとなく倦怠感を感じたので強引に終わらせたら,あとでメンバーに,もっと続けるつもりだったのに,消化不良だった...と文句を言われた.申し訳ないデス.

この 3 曲.客観的に聞いてみたいが,録音はされていないだろうか?

卒業生から,現役の学生さんとこんなことができるなんて,羨ましい と言われてしまった.



関係ない画像.教育学部で,学生と子ども達がシャボン玉で遊んでいた.繁盛していないところが,かえってのどかで良い.フレームは骨を取り去った団扇だった.
コメント (6)
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