Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

ゲイリー・バートン自伝

2017-06-21 08:49:39 | ジャズ
熊木信太郎訳 論創社 (2017/6/5).
書店で発見.4104 円.
じつは原著を持っている.こちらの訳本の巻末には「不器用なスーパーマン」というタイトルでピアニスト小曽根真氏が寄稿していた.

Amazon に載っていた出版社からのコメントを転載すると*****
弱冠8歳で全国マリンバコンテストで1等に入賞。17歳で初のレコーディングを行い、以後ジャズミュージシャンとして50年以上にわたり、革新的なアプローチでジャズ界に新たな潮流を生み出したヴィブラフォン奏者、ゲイリー・バートンの内面に迫った自伝。教育者としても名門バークリー音楽大学で教職に就き学部長に昇格。新しいカリキュラムの成功を元に副理事長に就任。〈ジャズ〉という極めて男性的な世界で、近年ゲイであることをカミングアウトした数少ないジャズミュージシャンのひとり。同性愛である事に悩み葛藤した経験も綴られている。*****

同性愛については徴兵検査のあたりから書き始めている.普通に結婚して子供も2人いて,

 I feel blessed to have lived both a straight life and a gay life - a rare unique experience that few people share.

と,Who is Gary Burton (ゲイリー・バートンって何者) という章を結んでいる.

ぼく自身は学生時代にミルト・ジャクソンの洗礼を受けたので,ミルト流の粘っこい演奏に比べるとゲイリー・バートンのはあっさりしすぎ.白人青年のスポーツジャズというのが第一印象だった.しかし最近よく演奏している Bag's Groove なんかには,影の部分も感じられ,ジャズは人生だと思う.

コメント
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