当地ではこの季節になるとそこらの庭でもいだような,ワックスがけしていない無農薬レモンが手に入る.果物の皮も入れたジャムがママレードの定義だそうだから,ママレード向き.初めて作ったのは10年以上前だが,年々工程がちょんぼになっていく.
今年の工程は,
1) 外皮 (フラベド) を包丁でリンゴを剥くように剥き,幅 1-2 ミリの細切りにし,2回ほど煮こぼし,水を切る.
2) レモン絞り (我が家のは昔ながらの,中央に山があるガラス製のお皿) で果汁を絞る.
3) 果汁と,しぼりかす (アルベドとじょうのう,種は取り除く) の 1/4 くらいを,1)とともにとろ火で煮る.煮詰めたくはないので,鍋に蓋をする.
4) アルベドがぐずぐずに柔らかくなったら濾す,といっても鍋の上で金ざるにアルベドをすくいあげ,スプーンの丸い方でざるに押し付ける.裏から出たものは鍋に戻す.
5) グラニュ糖を入れてしばらく煮る.重量でレモンの半分くらいが標準らしいが,標準のそのまた半分くらいにしている.
6) 熱湯消毒した瓶にうつす.
3) の段階で砂糖を入れて煮ると,アルベドが砂糖を吸収してしまう.出来上がりはレモン4個で 300g くらい.しぼりかす量で量がきまるが,少ない方があっさり味になる.蜂蜜を入れると美味しそう (忘れた).