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徘徊が生きがいの老人にとって外出禁止はこたえる...というわけで,図書館に外出して借りてきた中の一冊が
小林泰彦「にっぽん建築散歩」山と渓谷社(2019/11).
右が裏表紙だが,図書館のまで貼り付けられてバーコードのオンパレード.和田誠さんが見たらさぞ嘆くことだろう.
Amazon によれば*****
日本全国30エリアの名建築をめぐる散策を、イラストと地図とともに紹介。 明治、大正、昭和の街の顔が見えてくる、楽しい建築散歩へ誘います。 イラストレーター・小林泰彦が独特のタッチのイラストと文章で描く日本全国の名建築散策。 30エリアの建築散歩をイラストマップで紹介します。
建築鑑賞だけでなく、街の歴史や雰囲気が楽しめます。 歩行距離は3~10キロ。 半日程度で歩ける街歩きは休日や旅先の散策に最適です。*****
各エリアに裏表紙のような地図と,表表紙のようなスケッチ数葉+文章.小林さんは1935年生まれだそうで,何十年もこの方の画文を見てきたことになる.ここでのスケッチは大きなのを縮小したと見えて,とても精密.しばしば人が登場するが,歩いていても止まっているように見えるのが面白い.表紙の左右の一番上に描かれている雲みたいなのは樹影で,最近の描き方.
著者は東京日本橋のお生まれだそうだ.この本では東京には紹介したい建物が多くて紹介が簡潔.地方都市の方が個々のたてものの飾りとか歴史とかが詳しいように思える.
30エリアの27番目が神戸で,28番目以下は九州.類書の例にもれず,中国四国は無視されている.ま,いいか.地図には制作の年月が入っている.その後街や建物か変わっても知らないよ...ということ?
この本を持って出かけるわけにいかないのでフラストがたまる.早々に図書館に返すことにしよう.
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