これは 6/11 朝日朝刊.朝日有料会員の方はデジタル版をどうぞ.東洋経済ONLINEにも同じテーマの論説がある.
私見では,「実学」としての英語教育は早晩なくなる.AI ですむことを,誰が勉強するものか !
上記の朝刊の記事は専門家のことぱ「チャットGPTは道具.平均的なコミュニケーションは代替できてもそれ以上の知的作業は人間の力が必要だ」で結んでいる.しかし大学生の英文学・国文学のレポートくらいはチャットGPTがこなしてくれそう.
逆に言えば,シェークスピアくらい知らないと,AI に付き合ってもらえないのだ.
英語ではなく日本語では...
2015 年 12 月の拙プログでは「現代文不要論」を打っていた.「大学の理系研究室の忘年会で飲みながらワイワイ言っているうちに,現代文(現代国語)という大学受験科目が不要ということになった」という出だし.高邁な芸術教育は不要だが「マニュアルの書き方」みたいな授業は必要だろう,とほのめかしている.
しかし今ではそう思っていない.マニュアルを書くのはチャットGPTのほうが上手そう.逆に漱石も源氏物語も知らないと,AI に馬鹿にされる.
理数教育では,サインコサイン何になる論が力を得るかも.しかし自民党流の「教育イコール働き蟻生産」はもう古い ! 初等教育はいざ知らず,それ以上の教育は「時間潰し」の基礎固めになるだろう.
音楽・美術では知らないうちに AI の作業の恩恵を受けているらしい.アバター作成は幼稚だが,コード進行に従ってジャズ風に作曲・演奏するなど もうやられていそう.文学では発句,すなわち季語を織り込んで 17 文字に作文するあたり,AI にはすぐにでも取り掛れそう.
時間潰しも AI に指導されることになる...
以上は過剰に楽観論かも.近い将来人類は AI に頼りすぎて知性が衰退.地球人口が増えすぎて食糧危機に陥る.アインシュタインの言と伝えられる「第3次世界大戦がいかなる兵器による戦いになるかは分かりませんが,第4次世界大戦は棍棒と石での戦いということになるでしょう」が現実化する ???
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