「作家が選ぶ名著名作 わたしのベスト3」に倣って,自分で「わたしのベスト3」を選んでみた,と言っても,自著というものが数冊しかないので簡単だった.
左は
小方 厚, 小柳 義夫「教養のためのコンピュータ入門」近代科学社 (1988/9).
筑波大学で理工系の1年生に対しての講義ノート.昔は「教養課程」というものがあって,このタイトルとなった.
コンピュータは小さく速くなり,SNS に進出し,AV に応用されるようになった.でも量子コンピュータを別にすれば,実用コンピュータの原理はこの教科書から進歩していない.
コンピュータは小さく速くなり,SNS に進出し,AV に応用されるようになった.でも量子コンピュータを別にすれば,実用コンピュータの原理はこの教科書から進歩していない.
もっかこの本を pdf 化中.
中央は
小方 厚 「音律と音階の科学 新装版 ドレミ…はどのように生まれたか」講談社 (ブルーバックス 2018/5).
旧版『小方 厚「音律と音階の科学―ドレミ…はどのようにして生まれたか」講談社 (ブルーバックス 2007/9)』が 24 刷まで出たので,書き直して新装版とした.サブタイトルを少し短くした.新装版も現在 10 刷.
この本のようにオクターブを 12 分割する音楽はもう出尽くした感がある.そういう音楽を演奏して楽しんでいることに矛盾を感じていないわけではない.
不遜なことだが,この本に関連した講演依頼ばかり来るので嫌になってしまった.
右のは
小方 厚, 菅 晃一 , 楊 金峰「レーザーとプラズマと粒子ビーム」大阪大学出版会 (2012/4).
電子版は hyperreference 可能.図の参照,文献へのジャンプなどができるし,ppt へのコピペも簡単なのに,紙媒体版ばかりが売れた.
内容は研究者時代に飯の種にしたことであったが,古くなった.書き直したいのはやまやまだが,いまさら実験はできない.ヒト様の新しい成果を書き加えると言っても,いったん教育職を離れてしまうと新しい文献にあたるのが不可能.
3猿のカットは和田誠さんの「本漫画」による.
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