Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

Three Musicians

2007-03-10 09:25:18 | お絵かき
新しい国立新美術館に行った.企画展がみっつ.そのうち
「20世紀美術探検 -アーティストたちの三つの冒険物語- 」
「異邦人(エトランジェ)たちのパリ 1900-2005 ポンピドー・センター所蔵作品展」
のふたつをみた.

コレクションを持たない,新しいタイプの美術館とうたっているが,はやくいえばデパートの展覧会場を大きくしたようなものだ.「20世紀」のほうは,洋の東西を問わずさまざまなジャンルからの展示から物語を構成している.展示が第1部第1章,第2章などとわかれていて,それぞれもっともらしいタイトルがついているが,ややこじつけぎみな箇所もある.

時代の流れに沿って,古いものから新しいものへという順に展示してある.古い (といっても20世紀初頭だが) ところは込んでいるが,新しいところは閑散.途中エスケープするルートもないのに不思議.

ところで,
写真左は「異邦人たちのパリ」にあったHenri Haydenという画家の1920年の作品で,Trois Musiciens,英訳すればThree Musicians.似た作品がピカソにあったと思って,帰ってからネットで右下のを見つけた.タイトルも同じで1921年となっていた.こうしてみるとピカソのほうがシンプルで迫力があるようだが,ヘイデン (アイデンと読むのかも) のも実物は大きくてごちゃごちゃして迫力がある.

なぜピカソのを知っていたかというと,Heath BrothersがLPのジャケに使っていたからだ.Percy, Jimmy, Albertの3兄弟は,そろって性格も演奏も引っ込み思案というか,奥ゆかしいというか.そこが良い.Percy Heathは自分で絵を描いたりもしたらしいので,ピカソのこの絵を知っていたのかもしれない.

Jim Hallの柔らかい不協和音には何十年もしびれている.小さいのはそのJim HallのCDのジャケ.彼の責任ではないと思うが,この剽窃はルール違反だな.
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (弱損)
2007-03-12 13:11:45
しかし
CDになってから,ジャケットが小さくなってつまらなくなりましたな
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Unknown (16トン)
2007-03-13 08:08:56
まったく同感です.
最近はネット配信を利用しているので,CDにさえご無沙汰です
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