Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

Stranger in Paradise

2024-08-27 21:27:34 | 読書

3年前にブログに書いたきり忘れていたこの曲,思いがけないことにライブで演ることになりそう.

原曲はボロディンのオペラ「イゴーリ公」」.第2幕の約 11 分におよぶ第 17 場が「韃靼人の踊り」と呼ばれている.何曲かの踊りのうち最初に現れる「娘たちの踊り」のメロディが Stranger in Paradise の原曲である.Robert Wright  と George Forrest がミュージカル Kismet で 1953 年に用いた.どうやらこのペアはクラシックのメロディを借りるのを得意,むしろ「売り」としていたらしい.しかし ABA 形式の Stranger... のサビの B は原曲にはない.

Stranger in Paradise というタイトルが良い.Tony Bennett の歌で 1953 年にヒットしたというが,ぼくにとっては Perry Como の歌である.プレスリーから大人の音楽へ卒業したいと思っていた高校時代,男女クラスメートと話を合わせるためにはテレビでペリー・コモ・ショーを見ることが must だったが,毎週 家庭でのチャンネル争奪権がなかなか厳しかった.

Wes Montgomery はこの曲が好きらしく,George Shearing との共演でも取り上げている.でもこの Fingerpickin' に収録されている1958 年の演奏がいちばんジャズっぽい.Wes の他,Buddy Montgomery (vib), Monk Montgomery (b), Richard Crabtree (p), Benny Barth (ds).

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