Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

鳥獣戯画に行ってきた

2007-12-09 10:44:50 | お絵かき
「鳥獣戯画がやってきた」という展覧会に「行ってきた」.六本木サントリー美術館.
土曜日のこともあり,細かく描いた絵に貼り付いた行列の肩越しにのぞきみて,ずいぶん紙が黄ばんでいるなーなどと思った程度.

カタログが収穫.見る人が見れば,どんな墨で・どんな筆で・どんなスピードで・どう力を入れて描いたかなど,実物をみれば興味深いのだろうが,ワタクシ・レベルにはコミックは印刷媒体でじゅうぶん.

国宝鳥獣戯画は甲乙丙丁の四巻だが,作者も描かれた時期も異なるらしい.油絵みたいにこてこて描くのではなく,ひとふでで,すっきりというところが凄い.
ポピュラーなのは甲巻で,これがいちばんできがよい.現存しているのはあちこちちょん切られたり,順序を無視してつぎはぎされた結果らしい.この国宝の後世の模写もたくさん展示されていたが,オリジナルの迫力には及ばない.

いまさらながら,カエルとウサギを等身大に描くという発想が
J 子は鳥獣戯画は嫌いだというが,小学生のぼくが見たときにも,ウサギ大のカエルを想像しておえっとなった.だってこの絵では,カエルたちがよってたかってウサギをいじめているようではありませんか! おまけにカエルの口からは毒気が!!

ちなみに展覧会の会期は前期後期に分かれていて,展示部分が異なる.
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