路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【首相の一日】:5月19日(日)

2019-05-22 06:10:12 | 【政策・閣議決定・予算・地方創生・能動的サイバー防御・優生訴訟・公権力の暴力】

【首相の一日】:5月19日(日)

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【首相の一日】:5月19日(日) 

 【午前】来客なく、東京・富ケ谷の私邸で過ごす。

 【午後】0時38分、東京・平河町の砂防会館別館。45分、会議室「六甲」で北朝鮮による拉致被害者家族会の横田拓也事務局長、横田早紀江さんらと面会。菅義偉官房長官兼拉致問題担当相ら同席。2時、会議室「シェーンバッハ・サボー」で拉致問題の国民大集会に出席し、あいさつ。36分、私邸。 

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・首相の一日】  2019年05月20日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【私説・論説室から】:「今、ここ、自分」胸に

2019-05-22 06:10:12 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【私説・論説室から】:「今、ここ、自分」胸に

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【私説・論説室から】:「今、ここ、自分」胸に 

 東京五輪・パラリンピックが迫り、スポーツにおけるメンタルトレーニングの重要性が注目をますます集めている。試合で極限状況に身を置くアスリートが、メンタル次第で勝敗が決してしまうことは珍しくない。

 最近の女子ゴルフの試合では、それが顕著に思える。今月十二日にメジャー大会のワールド・サロンパス・カップを制してツアー初優勝を飾った二十歳の渋野日向子選手は、勝因を「笑顔」と答えた。プロテストに合格した昨年まで、喜怒哀楽が激しい性格。それが苦しい時でも笑顔でいることが、平常心を保つ秘けつであることに気付いたという。

 心のもち方を根本から変えた選手もいる。今月初旬のパナソニック・レディースで通算三勝目を挙げた勝みなみ選手が、自分に言い聞かせているのは「今、ここ、自分」。周囲の状況を受け入れた上で目の前の一打に集中するという、呪文のような言葉だ。

 勝選手はアマチュア時代に高校生ながらプロの試合で優勝したが、その後は勝てない時期が続いた。本紙運動面でコラムを連載していたスポーツドクターの辻秀一さんは、勝選手の「勝ちたい」思いが強すぎて障壁となっていると感じ、この言葉を贈った。

 心のコントロールはスポーツに限らず、日々の生活でも大切だ。心の持ち方でプレーが変わる。それは人生も同じだろう。スポーツから多くを学びたい。 (鈴木遍理)

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【私説・論説室から】  2019年05月20日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①】:週のはじめに考える ロシアは東方を夢見る

2019-05-22 06:09:56 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

【社説①】:週のはじめに考える ロシアは東方を夢見る

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:週のはじめに考える ロシアは東方を夢見る 

 ロシアが欧州からアジア太平洋地域に軸足を移す東方シフトを進めています。実を結ぶためには、北朝鮮の核と北方領土の問題を避けては通れません。

 米国との核協議が行き詰まる中、四月にロシア極東のウラジオストクを訪問した金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は「自分の考えを米国に伝えてほしい」とプーチン大統領に要請しました。プーチン氏は快諾し、トランプ米大統領に電話で伝えました。米朝間の仲介役を買ってでた格好です。

 ◆北朝鮮と核の深い因縁

 ロシアには中国ほど北朝鮮への影響力はありません。ロシアが中ロや日本も参加していた六カ国協議の再開を提唱しているのは、朝鮮半島問題に関与できる機会を確保せんがためです。半島安定化はロシアの安全保障と同時に、東方シフトにも不可欠なのです。

 冷戦時代は同じ社会主義国として結び付いていたロシア(ソ連)と北朝鮮の関係をさかのぼると、核との深い因縁が浮かび上がってきます。

 正恩氏の祖父の故金日成(キムイルソン)国家主席は北朝鮮建国の祖です。ロシア側の資料を中心に北東アジアの冷戦史を研究する下斗米伸夫・神奈川大特別招聘(しょうへい)教授によると、抗日独立運動に参加した金日成氏は、対日参戦したソ連軍(赤軍)の軍人でもありました。

 ソ連極東部への回廊という朝鮮半島の地政学的な重要性に着目したソ連は、金日成氏の後ろ盾となります。加えて、北朝鮮は核開発のための資源の供給元でもあったのです。

 下斗米氏がロシアの北朝鮮専門家二人に聞き取り調査したところでは、ソ連は核開発の初期に、放射性元素トリウムを含むモナズ石など二千六百万トンを北朝鮮から運び出しました。輸送のために鉄道も整備しました。

 ◆「脱欧入亜」に活路が

 実は、戦後しばらくはソ連国内でウランはほとんど発見されなかったのです。そこでソ連は支配下に入ったチェコやブルガリアという東欧、北朝鮮など海外に核資源を求めました。

 ソ連占領下の樺太(サハリン)で捕らえられ、極東・ハバロフスクへ収容所送りになった科学者、菅原道太郎氏の著作「赤い牢獄(ろうごく) ソ連獄中記」には、日本が太平洋戦争末期に旧満州(中国東北部)でウラン鉱石を採掘していたことをソ連の検察当局から聴取された場面が出てきます。

 通訳として聴取に同席したソ連の物理学者は、米国との覇権争いはイデオロギーと核兵器という二つの分野での勝敗で決すると指摘。原爆開発で先行した米国に追いつき追い越すため、核資源を速やかに発見する必要があると力説します。

 そして、ウラン鉱石の確保こそが「われわれが満州に進駐する時の最大課題だった」と菅原氏に説明しました。

 米国から遅れること四年の一九四九年八月、ソ連は初の核実験に成功しました。

 二〇一二年に大統領に復帰したプーチン氏は、東方シフト戦略を打ち出します。伝統的な欧州志向を転換したこの「脱欧入亜」路線は、一四年のクリミア併合をきっかけにした欧米との関係冷却化によって加速しました。

 西で壁にぶつかったロシアが東に活路を求める例は過去にもあります。

 十九世紀半ばのクリミア戦争で英・仏・オスマン帝国などの連合軍に敗北した帝政ロシアは、ゴルチャコフ外相が東方外交を積極的に展開しました。

 日本とは樺太千島交換条約を交わし(一八七五年)、千島列島を放棄するかわりに樺太全島を領有することになりました。清国(中国)とは愛琿条約に続いて北京条約を結び(一八六〇年)、沿海地方を得ました。沿海地方の重要拠点になったのが「東方を征服せよ」というロシア語が由来のウラジオストクです。

 人口減の著しい極東の開発も目的に、世界の成長センターであるアジア太平洋地域にアクセスする国家戦略は理解できます。

 ですが、東方シフトの実を上げるには、朝鮮半島の安定化とともに対日関係の発展が必要です。領土問題が解決しないため、戦後七十年以上過ぎても平和条約がない不正常な状態が続いています。

 ◆冷戦の負の遺産清算を

 カーネギー国際平和財団モスクワセンターのトレーニン所長は最近の論文で「日本の技術と投資、それと日本との科学技術協力は、ロシアの発展にとって極めて有益だ」と指摘し、対日関係打開へ平和条約締結を唱えました。

 朝鮮半島問題と北方領土問題は、北東アジアにいまだ残る冷戦の「負の遺産」です。プーチン氏にはこの清算に全力を挙げてほしいものです。 

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2019年05月19日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【筆洗】:ホトトギスの聞きなしは「特許許可局」の方が今では有名だが、古さでいえば・・・

2019-05-22 06:09:52 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【筆洗】:ホトトギスの聞きなしは「特許許可局」の方が今では有名だが、古さでいえば「テッペンカケタカ」の方であろう。

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗】:ホトトギスの聞きなしは「特許許可局」の方が今では有名だが、古さでいえば「テッペンカケタカ」の方であろう。

 なぜ、「テッペンカケタカ」なのか。言い伝えがおもしろい▼もとはといえば、同じ野鳥のモズのせいらしい。ホトトギスとモズはかつて仲良しだったそうだが、ある日、モズはホトトギスに何か大きな借りをつくってしまい、それを返済する代わりにカエルやバッタなどのエサを小枝に掛けておくことを約束してしまった▼約束をちゃんと守らせるために、ホトトギスはモズに「(エサを)テッペンカケタカ」とか「トッテカケタカ」と催促して鳴くのだそうだ。エサを串刺しにしておくモズの「はやにえ」の習性はホトトギスへの借財返済の一部だったか▼事実はホトトギスのためではないらしい。大阪市立大の西田有佑特任講師(進化生態学)らの最近の研究によると、「はやにえ」は繁殖期に雄が雌に求愛する際、より魅力的にさえずるための「栄養食」の役割があることが分かったそうだ▼「はやにえ」をたくさん食べる雄はその栄養によって速くさえずることができ、その効果で雌をよりひきつけ、つがいになる確率が高くなるという。不気味なカエルの串刺しにまさかそんなロマンチックな理由があったとは▼モズの聞きなしは「キチキチ」。「はやにえ」の効果を「吉吉」と鳴いているのかもしれぬ。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2019年05月19日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【首相の一日】:5月18日(土)

2019-05-22 06:09:48 | 【政策・閣議決定・予算・地方創生・能動的サイバー防御・優生訴訟・公権力の暴力】

【首相の一日】:5月18日(土)

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【首相の一日】:5月18日(土) 

 【午前】7時50分、神奈川県茅ケ崎市のゴルフ場「スリーハンドレッドクラブ」。松崎勲森永商事社長、井本眞道三興グループ代表らとゴルフ。

 【午後】3時25分、東京・富ケ谷の私邸。  

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・首相の一日】  2019年05月19日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政界地獄耳】:今夏、衆参同日選で野党壊滅する?

2019-05-22 00:10:10 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【政界地獄耳】:今夏、衆参同日選で野党壊滅する?

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳】:今夏、衆参同日選で野党壊滅する? 

 ★14日、テレビ番組で国民民主党・小沢一郎は今夏に衆参同日選挙の可能性に触れ「脅しだけではなく、本気で考えている可能性がある。立憲民主党も壊滅的になる。このままの状況なら野党が立ち直れないくらいの壊滅的敗北になる。(そうなったら)自民党に勝てるのは半永久的にない」と危機感を募らせた。内閣支持率が軒並み好調で、自民党が衆参同日選挙を仕掛けやすい環境が整っていることから、一層の野党共闘でまとまらなければ対抗できないという状況を野党内で冷静に予測できるのは今や小沢だけになっている。

 ★ただ、連休明けから立憲民主党・枝野幸男の動きにも変化がみられる。「強気の孤高の政党色が薄れて来た。他の野党に説得されて軟化したというよりは、このまま選挙に突入したところで、立憲民主党の名前だけを掲げた程度では勝てないという党勢拡大が思うように広がっていない現実を知ったのだろう。統一地方選挙までは立憲民主党単独で行けるところまでやって、ここからは共闘しか道がないことを悟ったのではないか」(野党関係者)。

 ★党内からも「とにかく枝野と数人の側近だけで何でも決めて、幹部会ではほぼ事後承諾という党の意思決定に対しての反発が党内外で広がっていることも軟化の一因」との声もある。首相・安倍晋三がこのところ重ねて強調する「悪夢のような民主党政権」についても野党幹部が言う。「民主党政権は正しかったと胸を張るつもりはないが、この6年間の安倍政治を振り返れば、悪夢はどちらかと国民が想像する。首相にとっては支援者に繰り返して言っているのだろうが、首相の発言はニュースになり逆効果になる。国民は安倍政治の圧政を感じ、野党は一層まとまるという効果が生まれる」。与野党とも選挙前の臨戦態勢に入ってきたことをうかがわせるが、正念場はこれからだ。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2019年05月16日  07:36:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER】:三反園鹿児島県政 知事リコール対象事業のその後(下) 

2019-05-22 00:02:20 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【HUNTER】:三反園鹿児島県政 知事リコール対象事業のその後(下) ■「子育て世帯向け県営住宅」で増える空室 

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:」【HUNTER】:三反園鹿児島県政 知事リコール対象事業のその後(下) ■「子育て世帯向け県営住宅」で増える空室  

 2013年に起きた伊藤祐一郎鹿児島県知事(当時)に対するリコール(解職請求)運動。対象となった事業の中に、県住宅供給公社の赤字補填策としてひねり出された「子育て世帯向け県営住宅松陽台第二団地」(鹿児島市松陽台町)の整備があった。
 16年の知事選で“県政刷新”を掲げて伊藤前知事を破った三反園訓氏だったが、リコール対象事業の見直しには全く手を付けておらず、事態は悪化する一方。住民の反対を無視して県営住宅の増設が進む松陽台でも、異変が起きている。(写真が松陽台第二団地。県HPより)

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 ■豪華設備でも増える「空室」
 松陽台町は、もともと鹿児島県住宅供給公社が約11haの予定地に戸建用地470区画を「ガーデンヒルズ松陽台」として販売するために開発した地域だ。しかし、戸建て用地の販売不振から170区画程度の売却が済んだ平成23年3月になって、伊藤祐一郎県知事(当時}が唐突に方針を転換。これまであった160戸の県営住宅とは別に、新たな県営住宅280戸を整備するとして未分譲の戸建用地約6ha、商業施設用地約5haの全てを公社から買い取って強引に建設工事を進めてきたという経緯がある。公社の赤字をごまかすため、税金で穴埋めしたということだ。

 現在までに建設された松陽台第二団地は158戸。これまでに土地取得費として30億3,348万円、住宅建築費などに30億円以上が費消されており、最終的には90億円以上の税金投入が必要となるものとみられている。1戸当たりの建築費を2,000万円近くかけているため、一般的な公営住宅と違って設備は豪華。入居者募集のチラシを見るとよく分かる。
 
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 「対面キッチン」、「ダイニングキッチンのカウンター」、「広い浴槽」、「1階と2階にトイレ」、「ロフト収納」――。公営の賃貸物件とは思えぬ充実した設備だ。さらに各戸に駐車スペースが2台分あり、所得の低い所帯向けであるはずの公営住宅の面影はない。募集対象世帯を「小学校就学前のお子様がいらっしゃる世帯」としたため、“それらしく”造るしかなかったからだ。当然、入居期間に制限があり「原則10年。一番下のお子様が小学校を卒業するまで延長可能」となっている。住む人が次々に変わる以上、“成熟したまち”など望むべくもない。

 そもそも、松陽台第二団地を「子育て世帯向け」にせざるを得なかったのは、赤字を埋めることを急ぐあまり目的もなく住宅供給公社の土地を買い取った結果だ。老朽化した既設の県営住宅入居者を移転させるつもりで「県営住宅整備」を思いついたのだろうが、高齢者が多い県営住宅の入居者が松陽台への移住を嫌ったため、「子育て世帯向け」で県民の目をごまかしたのである。高齢者や低所得世帯が松陽台を嫌った理由は、現地に行けばすぐわかる。

 鹿児島市内の中心地に位置する鹿児島中央駅から松陽台町があるJR鹿児島線上伊集院駅までは2駅、約10分。車だと30分以上かかる。時間がかかるということは、交通費もかさむということだ。さらに、駅から住宅地まではかなり急な階段や坂を登らなければならず、高齢者には酷な環境となっている。

 子育て環境も、実は最悪だ。保育所や幼稚園、小・中学校も整備されていない上、商業施設もない。小学生は、「鹿児島市立松元小学校」に通うため、地元の上伊集院駅から一つ先の薩摩松元駅まで“電車通学”を強いられているのが実情である。その松陽台に「子育て世帯向け県営住宅」を280戸――。もともと無理な計画だったため、事業の歪みが顕在化するのも早かった。

 地元住民らが異変に気付いたのは昨年の春。既設はもちろん、新設の松陽台第二団地でも空室が目立ち始めたのだ。複数の住民から「空室が増えている」という情報が寄せられたため調べたところ、古くからある県営松陽台団地は総戸数160戸のうち30戸が空き家、新設の松陽台第二団地も総戸数130戸のうち9戸が空き家となっていた。豪華設備がウリの松陽台第二団地も空室は埋まっておらず、今年2月の時点で10戸が空室となっている。

 新築同様の物件で次から次に空室が出る状況は、明らかに「不便な立地」が原因。「近くに小学校や幼稚園・保育園がない」、「何をするにも車が必要で、買い物が大変」、「危険な場所が多く、子供だけで遊ばせられない」――1年、2年と住むうちに、「やっぱり、市街地に近い方がいい」と引っ越す人が少なくないという。それでも進む県営住宅増設事業……。前県政を刷新すると叫んで知事になった三反園訓氏は、一体何をやっているのか?

 元稿:HUNTER 主要ニュース 行政・社会 【行政ニュース】  2019年02月27日  10:20:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

 
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【HUNTER】:三反園鹿児島県政 知事リコール対象事業のその後(中) 

2019-05-22 00:02:10 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【HUNTER】:三反園鹿児島県政 知事リコール対象事業のその後(中) ■「楠隼中学・高校」で深刻な定員割れ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER】:三反園鹿児島県政 知事リコール対象事業のその後(中) ■「楠隼中学・高校」で深刻な定員割れ 

 初当選した知事選で掲げた「県政刷新」も「原発反対」も真っ赤なウソ。県民をだました三反園訓鹿児島県知事は、前知事時代にリコール運動の発端となった総合体育館(スーパーアリーナ)構想を復活させるなど、新たな利権の創出に余念がない。
 当然、リコールの対象となったその他の事業も放置されたままで、100億円かけて整備した産業廃棄物の管理型最終処分場が事実上の赤字になるなど事態が悪化する一方となっている(昨日配信)。
 批判を受けながら、エリート養成を目指して開学した全寮制男子校も、深刻な定員割れに苦しんでいた――。

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 ■年々減る受験者 
 鹿児島県肝付町にある「楠隼(なんしゅん)中学・高校」は、2015年4月に開校した県立の中高一貫校だ。公立では珍しい全寮制の男子校としてエリート養成を目的とする同校だったが、開学以来、定員を満たしたのは初年度だけ。翌年度から高校の出願者が激減した(下の表参照)。初年度を別として高校の定員は90名。中学が1学年60名で、高校への持ち上がり人数を差し引いた数がその年の入学定員となる。

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 数字を見る限り、初年度こそ中学・高校ともに高い出願倍率となっているが、楠隼高校のほうは翌16年度から早くも定員割れを起こし、以降はずっと同じ傾向だ。18年度は、楠隼中学からの進学者50人がいるため定員は40人となったが、出願者数は11人と17年度から半減。出願倍率も0.28倍と、母数となる定員が減ったにもかかわらず前年度より低下するという惨憺たる状況となっていた。

 今年度は、90人の枠のうち49人が楠隼中学からの進学で41人が募集定員。2月5日の入試に12人が応募し倍率は0.29倍となっていたが、合格者は7人だった。昨年同様再募集の出願者がいなかった場合、高校の入学者は中学からの持ち上がり49人に新規合格者7人を加えて56人。90人の枠に対して62%の充足率となる。この場合、定められた3学級ではなく1学級減の2学級になる。

 一方、楠隼中学のほうは出願者数を見る限り、なかなか健闘している状況。だが、それでも出願者数は年々減少傾向にあり19度は1.75倍、先行きの不安は拭えない。さらに、昨年度は10人、今年度は11人が別の高校に進学しており、ただでさえ少ない高校の在学者数が、より減っていく原因となっている。

 ■教育界からも厳しい批判
 ある県立高校の関係者は、楠隼を取り巻く現状について次のように話している。 
「在校生がいることを考えると心苦しいのですが、県が巨額の税金を投入して強引に開校した楠隼が、大幅な定員割れと退学者続出の状態でいいわけがありません。昨年は現役の東大合格者が複数いたということですが、それは言い訳にはならないでしょう。明らかな不平等を生んでいるからです。
 鹿児島県の教育環境は他県に比べてかなり悪く、例えば公共交通機関そのものが少ないという現状があります。公立校では施設の老朽化が顕著で、児童・生徒数の増加に対応できていない小中学校もあります。予算が足りないのに、県は楠隼だけを特別扱いしてきました。その楠隼が大幅な定員割れ――。多くの教育関係者が、楠隼の先行きに懸念を抱いています。三反園知事は、当選直後の県議会で、楠隼について見直すと言っていたはず。何もしないというのであれば、あまりに無責任ということでしょう。県政刷新はどうなったのか!」
                                                        (以下、次稿)

 元稿:HUNTER 主要ニュース 行政・社会 【行政ニュース】  2019年02月26日  08:50:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 
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【HUNTER】:三反園鹿児島県政 知事リコール対象事業のその後(上)

2019-05-22 00:02:00 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【HUNTER】:三反園鹿児島県政 知事リコール対象事業のその後(上)  「エコパークかごしま」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER】:三反園鹿児島県政 知事リコール対象事業のその後(上)  「エコパークかごしま」 

 2013年10月、鹿児島県で知事に対するリコール(解職請求)運動が起き、成立はしなかったものの約15万人分の署名を集める。当時の知事は官僚出身の伊藤祐一郎氏。リコール騒ぎを受けて急激に支持を失い、2016年の知事選で希代のペテン師・三反園訓に敗れることになる。
 県政転換のきっかけになったのは間違いなく13年のリコール運動だが、この時知事不信任の理由として挙げられていた5項目の事業があった。“県政刷新”を掲げて当選した三反園氏は何をどう変えたのか、改めて現状を検証した。(写真が三反園鹿児島県知事)

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 ■リコール対象となった5つの事業
 リコール運動の発端は、県が13年に実施した県職員の上海研修。利用が低迷していた鹿児島―上海線の航空路線を維持をするため、税金を使って搭乗者を増やすという非常識な手法に批判が集中した。同じ頃、人気の商業施設ドルフィンポートを壊して300億円の事業費で総合体育館(スーパーアリーナ)を整備するという計画が浮上。伊藤前知事の独裁的な県政運営が、県民の反発を招く事態となる。その結果がリコール運動だった。

 下は、リコールの署名活動に従事したグループが、当時県内各地で配布したビラ。一連の騒ぎを受けた伊藤前知事が、上海研修の予算を削減しスーパーアリーナ構想も引っ込めたため、新たに別の3つの事業がリコールの理由に加えられていた。

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 ビラの記載にあるとおり、次の3つがリコールの理由として加えられた事業だ。

・100億円をかけて薩摩川内市に整備された産業廃棄物の管理型最終処分場「エコパークかごしま」(事業主体:鹿児島県環境整備公社)
・50億円をかけて肝付町に設立された全寮制男子校「鹿児島県立楠隼中学校・高等学校」
・県住宅供給公社の赤字補填策として40億円を超える事業費を投入して鹿児島市松陽台町で進められる「松陽台県営住宅」の増設

 上海研修とスーパーアリーナ構想が復活することはなかったが、この3事業は反対意見を無視して強引に進められた。そのため、リコール運動に参加した人たちは、2016年の県知事選挙でがむしゃらに三反園を応援したという。リコール運動当時、前掲のビラを持って鹿児島市内を走り回ったという40代男性は、知事選についてこう振り返る。
「上から目線で県民の声など聞こうともしなかった伊藤前知事に対し、“県政刷新”を掲げた三反園訓。おまけにマスコミ出身。彼が救世主に見えました。リコールは失敗しましたが、選挙では勝てそうな状況でしたから。なりふり構わず、三反園を頼んで回りましたね。生まれて初めて選挙で一生懸命になった。原発反対もよかった。(選挙で)三反園が当選を決めた時は、これで鹿児島が変わるという喜びでいっぱいでしたが……」

 知事選で三反園を支えた人たちに話を聞くと、決まって最後は「……」になる。“思い出したくない”ということだ。原発反対派と政策合意して候補者一本化を実現したにもかかわらず、当選後はあっさり原発を容認し、原発反対派との接触を断った。電話にも出ず、送られたメールも無視するという徹底ぶりだ。さらには選挙時の後援会長を追放し、主要なスタッフとも決別するという異常な対応。そんなペテン師が、“県政刷新”などやるはずがない。

 伊藤知事時代に沙汰止みとなった総合体育館計画は、鹿児島中央駅西口を舞台に復活。ドルフィンポート跡地にも、新たな商業施設を計画するのだという。三反園は、野球場やサッカー場建設にも積極的で、利権規模は肥大化する一方。当然、リコール対象となった事業の見直しには手も付けていない。その結果、どうなったか――。まずは、リコール対象となった前出3事業のうちの、「エコパークかごしま」について現状を確認してみたい。

 ■破綻した「エコパークかごしま」の事業計画
 「エコパークかごしま」は、公共関与型といわれる管理型の最終処分場。県内に最終処分場が一箇所もないという大義名分を掲げ、伊藤前知事の音頭取りで始まった事業だ。事業費は約100億円。地元住民らの根強い反対を無視して2011年10月に着工したが、豊富な湧水のために1年以上も工期が遅れ、18億円に上る追加工事費が発生するなど迷走。2014年暮れに、ようやく竣工にこぎ着けていた。 

 事業は、スタート時点から疑惑まみれ。用地決定の過程は極めて不透明で、県内29箇所の対象地については、満足な調査を実施しないまま、知事の指示で薩摩川内市川永野にある植村組グループの土地に絞っていたことが分かっている。まさに「植村組ありき」。県は、処分場の建設工事も、植村組が参加した特定建設工事共同企業体(JV:大成・植村・田島・クボタ)に受注させていた。
 
 エコパークかごしまの稼働期間(埋立期間)は15年。60万トンの産廃を埋め立てる予定で、事業試算はこの数字を基に作成されている。2014年2月の県議会定例会で、産廃搬入料金と施設運営維持費、施設運営の採算性などについて答弁を求められた当時の県環境林務部長は、次のように答弁していた。
「管理型最終処分場にかかる料金等についてでございます。処理料金等については、県環境整備公社が検討を進めており、公社としては、処理料金の平均単価をトンあたり19,000円とし、埋立期間15年で60万トンの廃棄物の受け入れにより、約114億円の収入を見込み、また支出は、公社の運営費や施設の維持管理費約54億円、建設費の借入金返済約59億円、合計約113億円を見込んでおり、現時点では収支はおおむね見合うものと考えております」

 この計画通りなら、年間の産廃受入量は4万トン。エコパークかごしまは2015年1月に稼働しており、4年経った今年の1月までには16万トンを受け入れていなければならない。実態はどうか――。事業主体である公益財団法人鹿児島県環境整備公社が公表している今年1月現在の搬入実績(埋め立てた廃棄物の種類及び数量)を確認したところ、次のようになっていた(赤い書き込みはHUNTER編集部)。 

エコパーク.png

 これまでの産廃受入量は約12万トン。計画量の75%しか達成していない。しかも、12万トンの4分の1にあたる3万トンは、当初受け入れる予定にはなかった「一般廃棄物」なのだ。実態は、計画の56%という「事業破綻」を示す数字だった。

 「一般廃棄物」とは、管理型最終処分場に捨てる必要のない産業廃棄物以外の廃棄物のこと。本来、エコパークかごしまに搬入されるはずがない廃棄物だ。しかし、薩摩川内市と喜界町のごみ処理施設が満杯になったことを理由に、同施設では2016年4月から計画にはなかった一般廃棄物の受け入れを実施するようになっていた。完全な赤字経営に陥っていたエコパークや県にとっては渡りに船。喜んで一般廃棄物を受け入れてきたが、それでも、程遠い搬入実績となっている。100億円もの公費を投入すべき事業ではなかったということだ。

 エコパークかごしまを巡っては2017年3月、地場ゼネコン植村組グループ側への高額な用地取得費の支出は違法だとして地元民らが起こした住民訴訟で、鹿児島地裁が用地取得費5億円のうち約4億3,200万円を違法な支出と認定。植村組側への未払金1億6,000万円の支出差し止めと、既出金2億6,400万円を土地取得契約締結時の知事である伊藤祐一郎氏に請求するよう県に命じる判決を下している。本気で“県政刷新”をやるのなら、伊藤県政とゼネコンの癒着に切り込むべきだったが、三反園知事は無関心。判決が出ても動く気配さえみせなかった。
                                                         (以下、次稿)

 元稿:HUNTER 主要ニュース 政治・社会 【社会ニュース】  2019年02月25日  08:45:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 
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【2019年05月20日 今日は?】:「オリエント急行」最終列車がパリ出発

2019-05-22 00:00:10 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【2019年05月20日 今日は?】:「オリエント急行」最終列車がパリ出発

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2019年05月20日 今日は?】:「オリエント急行」最終列車がパリ出発

 ◆5月20日=今日はどんな日 

  新東京国際(成田)空港が開港(1978)

 ◆出来事

  ▼欧州大陸横断列車「オリエント急行」最終列車がパリ出発(1977)▼兵庫県豊岡市で自然放鳥したコウノトリにひなが誕生。国内自然界で43年ぶり(2007)

 ◆誕生日

  ▼益子直美(66年=タレント)▼高橋和也(69年=俳優)▼河村隆一(70年=歌手)▼光浦靖子(71年=オアシズ)▼里崎智也(76年=本紙評論家)▼永井大(78年=俳優)▼山本舞衣子(78年=フリーアナウンサー)  

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】  2019(令和元年)年05月20日  00:04:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。  

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