【橋下徹氏】:「兵庫の維新は解散すべき」と主張 立花孝志氏への情報漏えい「政治的大スキャンダル」
『漂流する日本の羅針盤を目指:【橋下徹氏】:「兵庫の維新は解散すべき」と主張 立花孝志氏への情報漏えい「政治的大スキャンダル」
大阪府知事や大阪市長を務めた弁護士の橋下徹氏は23日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜午前7時30分)に出演した。
番組のラストで斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県議会の調査特別委員会(百条委)がまとめた調査報告書の内容を、「維新の会」の兵庫県議2人が外部に漏えいしたことに話題が及んだ際、橋下氏は「僕は、兵庫県議会の維新は解散すべきだと思っています」と、厳しく述べた。
- 橋下徹氏(2023年7月撮影)
この問題をめぐっては、文書作成者の私的な情報などが、政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首に渡った。これまでに、百条委のメンバーで維新の増山誠県議がYouTube番組で、昨年10月に非公開で行われた百条委の証人尋問の音声データを立花氏に渡したと告白。また、維新の岸口実県議が「黒幕情報」を立花氏に渡したとして維新が党内調査を進めており、2人は百条委の委員を辞職している。
維新の2県議が、立花氏に文書を提供していたことが発覚した問題について、橋下氏は「これは、政治的な大スキャンダルですよ」と断じた。「斎藤知事を応援するかどうか、政治的ないろんな意見があると思います。増山さんと岸口さんは斎藤さんを応援していました。ですから、先日の兵庫県知事の再選挙においては、何とか斎藤さんを勝たせたかってんでしょうね」と推測した上で「そういう思いがあったとしても、今回、百条委員会の、しかもこれは秘密会です。秘密会の音声を、立花さんに渡した。この文書が問題で、『黒幕は竹内さん』となっている。竹内(英明・元兵庫県議)さんは亡くなられました。これはSNSでの誹謗(ひぼう)中傷を理由に亡くなられた、というふうに報道されています」と、竹内元県議の死に至った経緯にも言及。「法的な因果関係は別としても、この文書が立花さんによって拡散され、誹謗中傷が起き、そのことが自死に影響したということは、法的な因果関係は別としても、社会的な因果関係というのは否定できないと思うんです」と述べ「それぐらい、大スキャンダル中の大スキャンダル」だと指摘した。
橋下氏はさらに「吉村(洋文)日本維新の会の代表はどうするかということが、ものすごい問題になると思うんですけども、僕はもう、兵庫県議会の維新は解散すべきだと思ってます」と明言。「解散?(県議2人は)百条委員会委員を辞職しましたが」と司会者に問われると、橋下氏は「全然足りないと思います」と、主張した。
橋下氏は「なぜこういうことが起きたかというと『ハインリッヒの法則』というものがある」とした上で「いろんな細かなルール違反があると軽微なルール違反になり、それが重大なルール批判を引き起こす。有名な法則なんですが、維新は飲み食いのところの、ずさんなルールを守らないような態度(がある)。そういうことも積み重なって、最後、こういう大きな事故になると思っている」と、かねて主張してきた「飲み食い政治」への疑問をこの日も口にした。
「維新はこれからガバナンス委員会を設けて、ガバナンスコードを設けると言っている、しっかり対応してもらいたい」と、「古巣」に求めた。
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・日本維新の会・斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県議会の調査特別委員会(百条委)がまとめた調査報告書の内容を、「維新の会」の兵庫県議2人が外部に漏えいした事案】 2025年02月23日 11:38:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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