路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【政界地獄耳】:足並み乱れる「オール沖縄」/08.14

2020-08-20 08:35:10 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【政界地獄耳】:足並み乱れる「オール沖縄」/08.14

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳】:足並み乱れる「オール沖縄」/08.14

 ★沖縄県北部に位置する今帰仁(なきじん)村。11月からスイカが出荷されることで有名だが、今月9日、県知事・玉城デニーが支援する現職村長が落選した。玉城も選挙の応援に駆け付けたが及ばなかった。今帰仁村は玉城の衆院議員時代の地盤、沖縄3区でもある。6月7日に投開票された沖縄県議会選挙でも、玉城を支える与党は25議席を獲得し、かろうじて過半数を維持。与野党の議席差は2しかなく薄氷を踏む勝利で、非与党に1人移れば議会運営が混沌(こんとん)とする可能性もある。

 ★知事与党の構成は4会派、野党1会派、中立2会派で、与党最大会派は所属議員8人の「沖縄平和ネットワーク」になる。同月30日の県議会での正副議長選出選挙では、正副議長とも野党の沖縄・自民が主導する形で前知事・故翁長雄志がまとめた「オール沖縄」の足並みが乱れた。議長に選出された県議・赤嶺昇は知事与党の立場だが野党・自民党、公明党などが支持した知事与党会派「おきなわ」の議員。副議長は自民の県議・仲田弘毅が選ばれた。仲田はうるま市選出。ここも玉城の元の地盤だ。

 ★赤嶺は就任後「与党のスタンスは変わらないが、今は与党への信頼関係がない。当面の間は与党連絡会には参加しない。新型コロナウイルス感染症や基地問題など課題が多く、県民視点に立つ議会運営が求められている」と発言した。オール沖縄は、知事選の互助会だったのか。知事選に勝てばいいのだろうか。翁長政治や翁長イズムを継承していくための、塊だったのではないか。沖縄政治では自民党の人気は少し劣るかもしれない。だが政治的な手練手管はオール沖縄の数倍修羅場をくぐり、キャリアもある。玉城を支える頼りの議席、選挙も既にギリギリの状態だ。今、中央政界では野党の大きな再編が起きようとしている。オール沖縄の面々は、もっと本気で組織を固め知事を支えないと足をすくわれるだろう。それが政治だ。75回目の終戦の日を前に、沖縄に思いをはせる。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2020年08月14日  08:11:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政界地獄耳】:今こそ試される自治体の力/08.13

2020-08-20 08:35:00 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【政界地獄耳】:今こそ試される自治体の力/08.13

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳】:今こそ試される自治体の力/08.13

 ★このコロナ禍を乗り切るために政府何もしないことが分かった。政府があてにならないのなら、その分、自治体の力量が問われることになり、知事や市長の政治力も問われることになる。都知事宣伝上手だが内容がついていかず、大阪府知事は何やら迷走中。いくら有権者が選んだとはいえ「この程度か」と嘆かれる方も多いだろう。議会はそれを見守るのかたしなめるのか、二元代表制では議員の質もコロナ禍で改めて問われることになる。

 ★ところが、大都市では愛知県知事・大村秀章と名古屋市長・河村たけしは「犬猿の仲」といわれていて、相手のやることなすこと気に入らない。9日の会見で知事は、名古屋市が市内の民間病院でのPCR検査件数を把握できていないなどとして「改めてもらわないと。正確なデータが県民に伝わらない」と、苦言を呈した。確かに、住民から相談を受けてPCR検査までするのは、保健所の仕事。保健所を設置しているのは、政令市・中核市(おおむね30万人)と、それ以外の区域は県が直接行う。一方、新型インフルエンザ等対策特別措置法の権限(各種要請)では、県が担うことと定められ、政令市以下にはおりていない。

 ★よって両者の仲が悪いと、<1>県内の中小都市・町村部と県庁所在都市で、検査や保健所の方針が合わなくなったり<2>感染拡大防止のための業界要請がうまくいかない-という恐れがある。静岡県と静岡市はコロナ禍についてはうまく運んでいるが、リニア問題では予定線路は静岡市にあり推進派ながら、県は慎重な対応だ。東京都でも、世田谷区が独自にPCR検査を行うなど、決して23区と都がかみ合っているわけではない。だが、国難の今こそ政治の力を示す時だ。押し付ける政治よりもどう力を合わせるか、自治体の力が試される。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2020年08月13日  08:32:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説】:軍港移設北側案合意 移設なき返還は不可能か

2020-08-20 06:01:20 | 【米国・在日米軍・地位協定、犯罪・普天間移設・オスプレー・安保】

【社説】:軍港移設北側案合意 移設なき返還は不可能か

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説】:軍港移設北側案合意 移設なき返還は不可能か  

 米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添市移設を巡り、県、那覇市、浦添市の3者は軍港の配置について北側案で事実上、合意した。これまで南側案を主張していた浦添市が取り下げたためだが、唐突感は否めない。

 県内移設ではなく移設なき軍港返還は不可能なのか、基地機能強化にならないかなど県は県民が納得できるよう説明責任を果たすべきだ。その上で沖縄の将来を見据えた判断をするよう強く求める。
 1974年に那覇軍港の移設条件付き全面返還が決まってから46年がたつ。移設先は95年の日米合同委員会で那覇港の浦添ふ頭地区に決定。96年の日米特別行動委員会(SACO)最終報告で合意した。
 移設反対を訴えて松本哲治氏が浦添市長に当選したが、その後、受け入れた。2017年には軍港と民港を一体とする南側案を掲げて再選した。そして今回、再び公約を翻して北側案を受け入れた。
 ここでいくつか疑問が生じる。第1に、46年前に決まった移設条件付き返還に有効性はあるのかという点だ。
 軍港の艦船寄港は減少傾向にあり、02年は1987年の3分の1程度(35隻)まで減った。03年以降公表しないのは事実上、遊休化しているからだとの指摘もある。使用頻度が激減しているのなら軍港を移設する必要はない。移設なき返還こそ県益、那覇、浦添の市益にかなうのではないか。
 第2に、移設が基地機能強化につながるのではないかという疑問だ。
 基地の整理縮小で合意したSACOの本質は、負担軽減ではなく県内移設して機能強化することにある。日本の税金で老朽施設を新たな基地に造り変えようとするものだ。
 例えば、米軍普天間飛行場の移設先とされる名護市辺野古に、強襲揚陸艦が着岸できる軍港や、普天間飛行場にはない弾薬庫を新たに建設する。明らかに機能強化である。「辺野古新基地」と表現するのはそのためだ。那覇軍港の移設が、機能強化につながらないと保証できるだろうか。
 第3に、辺野古新基地建設に反対する県の立場と、軍港移設容認は矛盾するのではないかという疑問だ。
 玉城知事は「貴重な生物多様性のある海域、軟弱地盤の存在があるにもかかわらず、膨大な費用と長い年月と多くの県民が反対の意思を示している中で進められる代替計画とは全く意を異にする」と辺野古との違いを強調する。
 しかし、貴重な海域を埋め立てる行為は同じだ。軍港の県内移設を容認すれば、基地の固定化につながる。
 最後に、地方自治の在り方だ。米軍が難色を示し、国からの「圧力」や経済界からの声により、浦添市が南側案を取り下げたとしたら、自治がゆがめられていることになる。基地の整理縮小を実現するためには、妥協することなく沖縄側の自己決定権を行使していかなければならない。

 元稿:琉球新報社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2020年08月20日  06:01:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【2020年08月19日 今日は?】:琉球王国最後の王、尚泰が死去

2020-08-20 00:04:20 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【2020年08月19日 今日は?】:琉球王国最後の王、尚泰が死去

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2020年08月19日 今日は?】:琉球王国最後の王、尚泰が死去

 ◆8月19日=今日はどんな日

  第44回夏の甲子園で作新学院(栃木)が史上初の春夏連覇達成(1962)

写真・図版

  第44回全国高校野球選手権大会で優勝した作新学院のナインたちが2本の優勝旗を持って母校へ。春の優勝旗と八木沢(左)、夏の優勝旗と加藤

 ◆出来事

  ▼琉球王国最後の王、尚泰が死去(1901)▼ソ連で保守派がクーデター。エリツィン・ロシア共和国大統領らの抵抗を受け失敗(1991)

 ◆誕生日

  ▼松本白鸚(42年=歌舞伎俳優)▼前川清(48年=歌手)▼風間トオル(62年=俳優)▼ふかわりょう(74年=タレント)▼小橋賢児(79年=俳優)▼ディーン・フジオカ(80年=俳優)▼西原亜希(87年=女優)▼多田京加(99年=AKB48)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】  2020年08月19日  00:14:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【2020年08月18日 今日は?】:バドミントン「タカマツ」がリオ五輪で金

2020-08-20 00:04:10 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【2020年08月18日 今日は?】:バドミントン「タカマツ」がリオ五輪で金

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2020年08月18日 今日は?】:バドミントン「タカマツ」がリオ五輪で金

 ◆8月18日=今日はどんな日

  第1回全国中等学校優勝野球大会が開幕(1915)

 ◆出来事

  ▼「満州国」皇帝溥儀が退位し日本のかいらい国家が消滅(1945)▼リオ五輪バドミントン女子ダブルスで高橋礼華、松友美佐紀組が金メダル(2016)

16年8月18日、リオデジャネイロ五輪のバドミントン女子ダブルスで金メダルを獲得し、表彰台で笑顔を見せる高橋礼華(右)と松友美佐紀16年8月18日、リオデジャネイロ五輪のバドミントン女子ダブルスで金メダルを獲得し、表彰台で笑顔を見せる高橋礼華(右)と松友美佐紀

 ◆誕生日

  ▼柴田恭兵(51年=俳優)▼名取裕子(57年=女優)▼水道橋博士(62年=浅草キッド)▼いとうまい子(64年=女優)▼吉川晃司(65年=歌手)▼中居正広(72年=タレント)▼高木晋哉(80年=ジョイマン)▼成海璃子(92年=女優)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】  2020年08月18日  00:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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