【金口木舌】:世の中を変える行動
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【金口木舌】:世の中を変える行動
今年の初め、娘の保育園「入園待機」を告げる文書が届いた。複数の園に希望を出したので大丈夫だと思っていたが甘かった。待機児童という言葉を身近に感じた
▼2016年に「保育園落ちた」と書き込まれた匿名ブログが反響を呼んだ。待機児童問題は国会でも取り上げられ、政府は保育士の待遇改善など対策を打ち出した。声を上げて苦境を訴えて社会を動かした
▼今年4月1日時点の待機児童数は2944人。1994年の調査開始以来、過去最少となった。沖縄は7年連続で減少したものの、439人で全国最多だった。まだまだ解決の途中だが状況は確実に動いている
▼最近も声に出して訴えたい問題は多い。「危険な基地をどうにかして」「物価高で生活が苦しい」。日々の不安や不満を解決するためにも、思いを伝えることが大事 だ
▼きょうは県知事と、各地の首長や議員の選挙がある。一人一人の1票が積み重なれば社会はより良い方向に動く。口を閉ざすよりも、まずは行動したい。沖縄の未来はあなたの1票で変えられる。
元稿:琉球新報社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【金口木舌】 2022年09月11日 05:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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