路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【政界の断面】:ガス抜きの場か、怒りが爆発するか…7日の自民両院懇談会、首相対応に注目

2024-11-06 19:30:30 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【政界の断面】:ガス抜きの場か、怒りが爆発するか…7日の自民両院懇談会、首相対応に注目

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界の断面】:ガス抜きの場か、怒りが爆発するか…7日の自民両院懇談会、首相対応に注目 

 自民党総裁の石破茂首相が7日に行う党の両院議員懇談会が開催前から波紋を広げている。正式な機関協議ではなく意見交換会の位置付けで、「単なるガス抜き」(ベテラン議員)に終わりかねないからだ。裏金問題で非公認となった前職が代表を務める党支部への2千万円支給問題も絡み「首相が対応を誤れば爆発を引き起こしかねない」(同)様相となっている。

集まった聴衆に演説をする候補者(画像の一部を修正しています)

 衆院選を巡っては神奈川6区(926票差)、東京1区(1939票差)など全国25の選挙区が野党に1万票差未満で競り負けた。選挙戦終盤の2千万円問題が影響したとみられる。仮にこれらの選挙区で勝利していれば自民・公明の与党で過半数を死守できた格好だ。党内では支給を指揮したとみられる森山裕幹事長への批判がくすぶり続け、説明を求める声もやまない。

 反発を招いているのは懇談会の位置付けや対象などに対してもだ。通知によると、参加対象者は現職参院議員と「衆院当選者」。落選者は含まれない。議題も「今後の国会運営」のみとなっており、選挙の総括や反省は触れられていない。

 先週末に議員会館からの撤収作業に追われた自民の落選者は現場で「部屋引き払いの指示はあっても懇談会の案内はない」と皮肉った。「総括や反省をうやむやにし続けてきたから大敗した。苦杯を喫した当事者の意見も聞くのが筋だ」と批判まじりに指摘した。

 ◆菅副総裁のスタンスは?

 ※:登録して、続きをお読み下さい。

 元稿:神奈川新聞社 カナコロ 主要ニュース 政治 【政局・自民党・2024衆院選の大敗】  2024年11月06日  19:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【日本の解き方】:野党で「独り負け」だった維新、復調には自公と差別化、地方行政の経験生かすべき 衆院選、政策が似る国民民主に持っていかれた票

2024-11-06 17:00:30 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【日本の解き方】:野党で「独り負け」だった維新、復調には自公と差別化、地方行政の経験生かすべき 衆院選、政策が似る国民民主に持っていかれた票

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【日本の解き方】:野党で「独り負け」だった維新、復調には自公と差別化、地方行政の経験生かすべき 衆院選、政策が似る国民民主に持っていかれた票

【日本の解き方】

 衆院選で日本維新の会は、地元の大阪では強さを見せたが、全国的には伸び悩んだ。今後、どのような戦略をとるべきなのか。<button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"></button><button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26">衆院選の投票終了後、記者会見に臨む日本維新の会の吉村洋文共同代表(左)と馬場伸幸代表 =27日午後、大阪市北区</button>

衆院選の投票終了後、記者会見に臨む日本維新の会の吉村洋文共同代表(左)と馬場伸幸代表 =27日午後、大阪市北区(株式会社 産経デジタル)

 ■ 【年表でみる】大阪府内における自民と維新の衆院選結果

 立憲民主党は公示前の98議席から148議席に、国民民主党は7議席から28議席に、れいわ新選組は3議席から9議席とそれぞれ大躍進だった。共産党は公示前の10議席から8議席と若干の減少だったが、維新は44議席から38議席となり、野党では「独り負け」といえる。

 党勢が反映されやすい比例票について、今回と前回2021年の衆院選との比較で分析してみよう。今回の全体の比例票は約5454万票で、前回の約5746万票より約292万票減った。

 党派別では、自民が約533万票減らしたほか、公明が約114万票、維新が約294万票、共産が約80万票減少させた。

 一方、国民民主が約357万票、れいわが約158万票増やした。参政党が約187万票、日本保守党が約114万票獲得している。

 自公維の減少分約940万票は、それらより右の参政・保守に約300万票、中道の国民に約360万票流れ、その他の約280万票は投票減となったのだろう。 

 左派系でもちょっとした変動があり、れいわは共産などから票を獲得して票を増やしたように見える。意外なようだが、立民はほとんど比例票は増やしておらず、小選挙区での自公の自滅で漁夫の利を得て、議席数を伸ばした。

 こうしてみると、維新は自公の自滅の受け皿になれず、好機を逸した。大阪の小選挙区では全勝したが、それ以外の地域で伸び悩んだ。

 比例票は全国で300万票近く、お膝元の近畿ブロックの大阪でも約56万票も減らしている。盤石といわれた大阪でもこのありさまだ。

 政策面をみると、維新と国民民主では似ているところが多い。しかし、イメージとして、「政治とカネ」の問題などで維新が自公と近いように感じられ、自公とともに得票数を下げてしまったのではないか。維新の内輪もめのような雰囲気も有権者の失望を招いたのだろう。

 維新が自公と差別化した政策をきちんと打ち出していれば、自公が減らした約650万票について、維新と国民民主が合計約350万票を奪い、残りの「岩盤保守層」の約300万票について参政と保守が奪っていたとも考えられる。

 こうしてみると、維新が復調するためには、国民民主寄りの中道政策か、参政・保守のような右寄りの政策をしっかり打ち出すほうがいいだろう。いずれにしても、自公とは違うことがはっきり分かる形でのアピールが必要だ。

 元稿:夕刊フジ Zaika 政治 【政局・日本維新の会・2024衆院選・連載「日本の解き方」】  2024年11月06日  17:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【自民党】:「103万円の壁」議論 税調会長が国民と交渉の意向示す 25年度改正、12月に結論

2024-11-06 14:58:20 | 【税制・納税・減税・年収「103万円の壁」・ふるさと納税・物納・脱税・競売】

【自民党】:「103万円の壁」議論 税調会長が国民と交渉の意向示す 25年度改正、12月に結論

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党】:「103万円の壁」議論 税調会長が国民と交渉の意向示す 25年度改正、12月に結論 

 自民党税制調査会は6日、非公式の幹部会を党本部で開き、2025年度の税制改正議論を始めた。年収が103万円を超えると所得税が発生する「年収の壁」に関し、国民民主党が主張する引き上げの是非を巡って意見を交わした。宮沢洋一会長は会合後、記者団に対して「国民民主の公約は把握している」と述べ、同党と制度改正の詳細を交渉していく意向を示した。

 自民と国民民主は政策協議の実施では一致しており、どこまで折り合えるかが注目される。宮沢氏は例年通り、12月中に結論を出し、税制改正大綱を取りまとめる考えも強調した。

 自民党税調の非公式の幹部会は「インナー」と呼ばれる議員が参加。宮沢氏が昨年に続き会長に就いた。後藤茂之元経済再生担当相、斎藤健前経済産業相らで構成する。

 国民民主は現行制度について、基礎控除などを引き上げて178万円にするよう主張。引き上げでは国、地方合わせて約7兆6千億円の減収が見込まれ、高所得者ほど減税の影響額が大きくなるとの課題がある。社会保険料の支払いが発生する「106万円の壁」や「130万円の壁」の改善も検討が必要になりそうだ。

 税制改正議論では、ガソリン税を一部軽減する「トリガー条項」の凍結解除や、防衛増税の開始時期も焦点。トリガー条項はガソリン価格が一定基準を超えた場合に発動し、1リットル当たり税金が25円10銭安くなる。岸田政権下で自民、公明、国民民主の3党で協議入りしたが、実現しなかった。(共同)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・自民党・衆院選で躍進した国民民主党(玉木雄一郎代表)が公約とし話題となっている「103万円の壁」を含む「年収の壁」】  2024年11月06日  12:50:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【福祉事業会社「恵」】:不正問題から見る障害者支援の現実「今ある生活を崩したくないだけ」母親が選んだ沈黙という決断

2024-11-06 13:00:30 | 【障害者を取り巻く諸問題・差別・虐待・雇用・バリアフリー・支援の輪】

【福祉事業会社「恵」】:不正問題から見る障害者支援の現実「今ある生活を崩したくないだけ」母親が選んだ沈黙という決断

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【福祉事業会社「恵」】:不正問題から見る障害者支援の現実「今ある生活を崩したくないだけ」母親が選んだ沈黙という決断 

 ◆「殴るぞ」職員による虐待事案が発生

 ◆息子の体重が10キロほど減少

 ◆元職員が語る、恵の内部事情

 ◆重度の障害者を優先して受け入れる“経営戦略”

 ◆マックビーヒル就労支援機構のグループホームに密着

9/11
 
 
 

まっくびーレジデンス春日井II 男性棟の勤務時間(テレビ愛知)

 ◆「“認識違い”だから」謝意が感じられない恵の担当者

 元稿:テレビ愛知 愛知のニュース 社会 【事件・疑惑・福祉事業会社「恵」が運営する障害者向けグループホームで、食材費の過大徴収やサービス等報酬の不正請求などが明らかになった事件】  2024年11月06日  13:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説・11.06】:無形文化遺産に酒造り 後世につなぐ追い風に

2024-11-06 07:00:20 | 【国連・ユネスコ・世界遺産・世界有形無形文化遺産・記念物遺跡会議

【社説・11.06】:無形文化遺産に酒造り 後世につなぐ追い風に

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説・11.06】:無形文化遺産に酒造り 後世につなぐ追い風に 

 日本酒や本格焼酎、泡盛などの「伝統的酒造り」が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されることが確実になった。日本古来の酒造りが、文化として世界に認められたことは喜ばしい。

 伝統的酒造りはカビの一種であるこうじ菌を使うのが特徴で、500年以上前に原型ができたとされる。米や麦などを蒸す、こうじを作る、もろみを発酵させるなどの技術を各地の自然や気候に応じて杜氏(とうじ)らが手作業で洗練させ、継承してきた。

 ユネスコの評価機関は、酒造りの知識と技術が「個人、地域、国の三つのレベルで伝承されている」と評価した。祭事や婚礼などの行事に欠かせず、地域の結束にも貢献しているとした。まさに、それぞれの土地の農業や風土に根差した産品である。

 世界のアルコール類の中でも、発酵の手法は極めて珍しい。「並行複発酵」と呼ばれ、原料に含まれるでんぷんを、こうじ菌で糖に変える作用と、糖に酵母を加えてアルコール発酵させる作用を同じ容器の中で同時に進める。同じ醸造酒のワインやビールに比べ、日本酒のアルコール度数が高いのはそのためだ。

 中国地方の各地でも酒造りの歴史は刻まれてきた。とりわけ広島県東広島市西条は京都・伏見、兵庫・灘と並び「日本の三大酒どころ」と称される。

 酒造りに広島の技術は大きく貢献してきた。その最たるものは、東広島市安芸津出身で「吟醸酒の父」と呼ばれた酒造家三浦仙三郎(18471908年)が生んだ軟水醸造法だろう。

 広島の水はカルシウムやマグネシウムが少ない軟水で、酒造りにはそぐわないとされていた。発酵が進みにくい点を逆手に取り、発酵に長時間かける方法を確立。まろやかで繊細な広島の酒を誕生させた。広島は一大産地になり、この方法を習得した杜氏が全国で活躍した。

 酒造りを文化として見直す機運は近年、高まっていた。広島杜氏組合は5年前に三浦の著書「改醸法実践録」を復刻。組合長の石川達也さんは翌年、杜氏として初めて文化庁長官表彰を受けた。今年2月には、「西条酒蔵群」が酒蔵として初の国史跡になった。

 ただ、日本酒の国内消費量は減少傾向が続いている。新型コロナウイルス禍で激減したお酒を楽しむ機会も、なかなか戻り切らない。杜氏の後継者不足や、酒造りに使う木おけなどの木製品の作り手の高齢化も問題になっている。

 酒造り文化を後世につないでいく上で、ユネスコ無形文化遺産への登録は追い風になるに違いない。日本酒などの多様な魅力を、まずは今まで以上に多くの人に感じてもらいたい。職業として酒造りに関わる若者も増えるといい。官民が力を合わせて維持、発展に力を注ぐべきだ。

 海外に知ってもらう機会が増えれば、輸出の拡大につながる。10年前に無形文化遺産に登録された「和食」と組み合わせれば、外国人観光客を引き寄せる効果も期待できるだろう。

 元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年11月06日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【天風録・11.06】:こうじ菌と日本人

2024-11-06 07:00:10 | 【国連・ユネスコ・世界遺産・世界有形無形文化遺産・記念物遺跡会議

【天風録・11.06】:こうじ菌と日本人

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【天風録・11.06】:こうじ菌と日本人

 こんなにも日本人に大切にされるカビはあるまい。かつて、広島市内の酒蔵を取材する前に杜氏(とうじ)から厳命された。数日間は納豆を食べるのを控えて―と。酒造りの鍵を握る、こうじ菌の働きを納豆菌に邪魔させないためだ

 ▲杜氏自身の制約はもっと厳しく、酒を仕込む冬を「命を削る季節」と熱く語った。彼らもきのう、この一報をさかなに乾杯したに違いない。日本酒や焼酎など、こうじ菌を使う伝統的な酒造りがユネスコの無形文化遺産に登録される見通しとなった

 ▲古文書をたどると奈良時代に「黴(かび)生(は)えき、すなわち、酒を醸(かも)さしめて」の表現が見える。各土地のコメや水、そして人の情熱と合わさって、あまたの味や香りを生んだことに改めて驚く

 ▲酒都西条をはじめ日本酒造りが盛んな広島県は「近代焼酎の父」も育んだ。福山市出身の河内(かわち)源一郎だ。明治末に大蔵省技官を務めた鹿児島でこうじ菌研究を重ね、新種を発明。今も国内産焼酎の8割以上で使われる

 ▲河内はこうじ菌を培養するシャーレを肌身離さず、夜も懐に抱いて眠ったと伝わる。長い歴史と先人の努力を思えば、一滴もおろそかにはできない。日本人である誇りと喜びまで味わえるのだから。

 元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【天風録】  2024年11月06日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【立憲民主党】:米山隆一氏「随分な言い様」国民玉木代表の「党内で意見統一を」に反発、103万円の壁巡り

2024-11-06 06:10:30 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【立憲民主党】:米山隆一氏「随分な言い様」国民玉木代表の「党内で意見統一を」に反発、103万円の壁巡り

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【立憲民主党】:米山隆一氏「随分な言い様」国民玉木代表の「党内で意見統一を」に反発、103万円の壁巡り 

 元新潟県知事で立憲民主党の米山隆一衆院議員(57)が6日までにX(旧ツイッター)を更新。立憲民主党が「103万円の壁」見直しへの協力姿勢を打ち出したことをめぐり、国民民主党の玉木雄一郎代表が「まず党内でしっかり意見の統一を」との投稿に反発した。

米山隆一氏(2021年11月撮影)

 米山氏は玉木氏の投稿を引用し「立憲民主党内でこの件について何らの機関決定はされておりません」とした上で「論理的整合性が無い政策については、党内の議論があれば当然その旨申し上げます。立憲民主党は、そういう手続きを疎かにする政党ではないと信じておりますので」と記述。そして「それにしても、他党の意思決定過程に随分な言い様だと思います」と締めくくった。

 米山氏は「103万円の壁」を巡り、「2ちゃんねる」開設者で元管理人の「ひろゆき」こと西村博之氏(47)とネット上で舌戦を繰り広げている。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・立憲民主党・国民民主党が掲げる「103万円の壁」の見直し】  2024年11月06日  00:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【古賀茂明氏】:国民民主に「騙されてはいけない」、元報ステ出演し「企業団体献金を守るということ」玉木代表の「反対しない」に見解

2024-11-06 06:10:20 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【古賀茂明氏】:国民民主に「騙されてはいけない」、元報ステ出演し「企業団体献金を守るということ」玉木代表の「反対しない」に見解

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【古賀茂明氏】:国民民主に「騙されてはいけない」、元報ステ出演し「企業団体献金を守るということ」玉木代表の「反対しない」に見解 

 元経済産業省官僚でテレビ朝日「報道ステーション」などでコメンテーターを務めた古賀茂明氏が4日、Xを新規投稿。衆院選で躍進した国民民主党の企業・団体献金に対する姿勢について「騙されてはいけない」とつづった。

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古賀茂明氏© (C)デイリースポーツ

 古賀氏は、玉木氏が3日に記者団に対応した際の記事を引用した。その中では、次の臨時国会で政治資金規制法の再改正を目指す考えを示したが、企業・団体献金については「全ての政党が禁止で一致する場合は反対しない考えを示した」という。

 これを受け、「騙されてはいけない 政治資金規正法改正の本丸は企業団体献金の禁止 玉木氏が『全ての政党が禁止で一致する場合は反対しない』と言うのは『自民党が反対するから国民民主も反対』という意味 立・維・れ・共はもちろん禁止賛成 国民民主が企業団体献金を守るということだ」と見解を示した。

 古賀氏は、2015年に「報道ステーション」出演最終回に「I am not ABE」のフリップを出したことで知られる。

 元稿:デイリースポーツ新聞社 主要ニュース 社会 【話題・政局・国民民主党が掲げる「103万円の壁」の見直し】  2024年11月05日  18:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説・11.06】:米大統領選 順調な投開票を期待する

2024-11-06 06:00:30 | 【外交・外務省・国際情勢・地政学・国連・安保理・ICC・サミット(G20、】

【社説・11.06】:米大統領選 順調な投開票を期待する

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説・11.06】:米大統領選 順調な投開票を期待する 

 世界が注目する大統領選だ。民主主義の大国として、混乱がないよう投開票を進めなくてはならない。分断をさらに深めないよう、両陣営やその支持者らには、冷静な対応が望まれる。

 米大統領選の投票が始まった。選挙戦は最終盤まで、初の女性大統領を目指す民主党候補のハリス副大統領と、返り咲きを狙う共和党候補のトランプ前大統領が、互角の戦いを展開し、大混戦が予想されている。

 米紙の投票前最後の世論調査では、両氏の支持率は48%で並んだ。勝敗の鍵を握る東部ペンシルベニア州など激戦7州の支持率も僅差で、大接戦となっている。

 選挙結果は米国内だけでなく、世界情勢を左右する。有権者の関心も高いようだ。期日前投票は、3日時点で7800万人を超え、2020年の前回大統領選の投票総数の約5割に上った。

 ハリス氏は、トランプ政権という「過去には戻らない」を旗印にし、自由や権利が守られる未来への前進を訴えてきた。トランプ氏は「米国を再び偉大に」を掲げ、在任中のような繁栄を再現すると主張している。

 インフレ対策や移民問題、中絶や性的少数者の権利拡大といった課題のほか、ウクライナや中東での戦闘、中国との関係など、争点は多岐にわたった。

 しかし、両者による中傷合戦ばかりが目立ち、政策論争が深まらなかったことは残念だ。

 トランプ氏は各地の集会で、ハリス氏を「ひどく無能で知能指数(IQ)が低い」とこき下ろした。虚偽を交えて不安もあおるなどしてののしった。

 一方、ハリス氏は、トランプ氏を「独裁志向だ」とし、意見が対立する者には容赦せず「不安定で、復讐(ふくしゅう)への強迫観念に駆られている」などと批判を強めた。

 両陣営や支持者の間でも非難の応酬となり、米社会の分断が一層深まったことは心配だ。

 投開票で不測の事態が起きることも懸念される。

 期日前投票では、2カ所で投票箱が放火され、投票用紙数百枚が焼失した。

 前回大統領選でトランプ氏が敗北を認めず、支持者らが連邦議会を襲撃した事件が思い出される。

 同様の事態が起こりかねないとして、ホワイトハウスや連邦議会議事堂の周囲には追加のフェンスが設置されたほか、街頭の警察官が増員された。

 激戦州の一部では、票の集計所に狙撃手を配置し警戒を強める。前回選で「不正があった」とするトランプ氏の根拠のない主張に呼応し、武装した支持者らが集まったためだ。

 民主主義の基盤である公正な選挙が、再び暴力や威圧で妨害されることがあれば、米国の威信の低下が避けられない。

 元稿:新潟日報社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年11月06日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説・11.06】:酒造り無形遺産/世界に広めたい伝統文化

2024-11-06 06:00:20 | 【国連・ユネスコ・世界遺産・世界有形無形文化遺産・記念物遺跡会議

【社説・11.06】:酒造り無形遺産/世界に広めたい伝統文化

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説・11.06】:酒造り無形遺産/世界に広めたい伝統文化 

 日本政府が国連教育科学文化機関(ユネスコ)に申請していた日本酒や本格焼酎などの「伝統的酒造り」が、同機関の無形文化遺産に登録される見通しとなった。12月2日からパラグアイで開かれるユネスコ政府間委員会で正式決定される。

 国内には古くからの酒どころが各地にある。ユネスコの評価機関は酒造の知識や技術が「個人、地域、国の三つのレベルで伝承されている」と評した。日本の風土や社会と深く結びついた「酒」の伝統文化が国際的に認められた意義は大きい。これを世界に広め、地場産業の振興などにつなげる契機にしてほしい。

 無形文化遺産は伝統芸能や工芸技術、祭礼行事などが対象で、2006年発効の保護条約に基づき登録される。国内の登録は歌舞伎や能楽、和食などに続いて23件目となり、各国の中でも多い。日本の芸能や文化の豊かさを示している。

 伝統的な技術で造られる酒には、醸造酒の日本酒、蒸留酒の本格焼酎や沖縄の泡盛のほか、もち米と焼酎を使った本みりんなどがある。日本酒だけをみても国内各地にさまざまな地酒があり、極めて多様だ。

 その中で兵庫県は日本酒生産量の3割を占める。神戸と西宮にまたがる全国随一の灘五郷をはじめ、伊丹や播磨、淡路などの産地がある。歴史は古く、奈良時代の「播磨国風土記」にも酒に関する記述がある。丹波や但馬の杜氏(とうじ)が技を磨き、酒造り唄(うた)を伝承してきた。酒米の王者・山田錦も北播磨の試験場で生まれた。

 こうした日本酒との深いゆかりがある兵庫にとって、今回の登録は非常に喜ばしい。国内外に酒どころとしての発信を強め、地域ブランドを高める取り組みに期待したい。

 伝統的酒造りは日本古来の高度な技術に支えられてきた。カビの一種であるこうじ菌を使い、コメなどの原料を発酵させる。複数の発酵を同じ容器の中で進める製法は、世界的にみても珍しいという。

 戦前の沖縄にあった泡盛の酒造所は、激しい地上戦で壊滅状態になった。しかし焼け跡のむしろから奇跡的に見つかった黒こうじ菌などで戦後に復興された。酒造文化が容易に継承されてきたものではないという点も忘れてはならない。

 懸念されるのは、酒造りに関わる人たちの高齢化が急速に進んでいる問題だ。酒米の生産者や酒造りに使う木製品の業者も同様の傾向で、後継者不足は深刻化している。

 このままでは、古代から連綿と続いてきた日本独自の無形文化が先細りしかねない。政府や自治体は酒造りを産業としてだけでなく、後世に引き継ぐべき伝統と位置付け、有効な支援策を進めてもらいたい。

 元稿:神戸新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年11月06日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【きょうの潮流・11.06】:被爆者で日本共産党員の峠三吉は、1953年に死去するまで、

2024-11-06 04:05:10 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【きょうの潮流・11.06】:被爆者で日本共産党員の峠三吉は、1953年に死去するまで、

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【きょうの潮流・11.06】:被爆者で日本共産党員の峠三吉は、1953年に死去するまで、

 自身が作詩した原爆詩集を掲げ、警察の監視の目をかいくぐって被爆の実態を訴えました。GHQの情報統制下で原爆についての報道はできない時代でした

 ▼56年に原水爆禁止世界大会が始まって以降、渡辺千恵子、山口仙二、谷口稜曄(すみてる)ら多くの被爆者が核兵器廃絶を訴え、ある時は国連で、国の内外で原爆の非人道性を語り続けました

 ▼被爆者が国際会議などに出かける際は、誰かが同じ部屋に泊まりました。「容体が急変する可能性があるから。ケロイドの手当ても…」。福岡県原水協で働いていた筆者の父の話です。文字通り命を削る活動でした

 ▼語り部活動にはPTSDのつらさも伴いました。『はだしのゲン』の作者・中沢啓治は、映像のように鮮明に思い出した、と。それがマンガのリアルさにつながる一方、中沢を苦しめました

 ▼昭和の頃は、語り部活動にたいし「売名行為」「アカ」「核廃絶運動をするのは共産党」など不当な差別と偏見の言葉が。貧困、心の傷、被爆による後遺症と障害者差別、放射能被害への差別にくわえて、反共攻撃にもさらされたのです

 ▼並外れた努力でバトンをつないできた被爆者たちへの栄誉。日本原水爆被害者団体協議会のノーベル平和賞の受賞は、被爆80年を前に、運動の大きな弾みにも。12月のノルウェー・オスロでの授賞式では、被団協代表委員の田中熙巳(てるみ)さんが世界に向けて講演します。核兵器の廃絶へいまこそ踏み出そうと。

 元稿:しんぶん赤旗 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【きょうの潮流】  2024年11月06日  04:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【きょうの潮流・11.06】:被爆者で日本共産党員の峠三吉は、1953年に死去するまで、

2024-11-06 04:05:10 | 【ノーベル賞(物理学・化学・生理学・医学、文学、平和および経済学の「5分野...

【きょうの潮流・11.06】:被爆者で日本共産党員の峠三吉は、1953年に死去するまで、

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【きょうの潮流・11.06】:被爆者で日本共産党員の峠三吉は、1953年に死去するまで、

 自身が作詩した原爆詩集を掲げ、警察の監視の目をかいくぐって被爆の実態を訴えました。GHQの情報統制下で原爆についての報道はできない時代でした

 ▼56年に原水爆禁止世界大会が始まって以降、渡辺千恵子、山口仙二、谷口稜曄(すみてる)ら多くの被爆者が核兵器廃絶を訴え、ある時は国連で、国の内外で原爆の非人道性を語り続けました

 ▼被爆者が国際会議などに出かける際は、誰かが同じ部屋に泊まりました。「容体が急変する可能性があるから。ケロイドの手当ても…」。福岡県原水協で働いていた筆者の父の話です。文字通り命を削る活動でした

 ▼語り部活動にはPTSDのつらさも伴いました。『はだしのゲン』の作者・中沢啓治は、映像のように鮮明に思い出した、と。それがマンガのリアルさにつながる一方、中沢を苦しめました

 ▼昭和の頃は、語り部活動にたいし「売名行為」「アカ」「核廃絶運動をするのは共産党」など不当な差別と偏見の言葉が。貧困、心の傷、被爆による後遺症と障害者差別、放射能被害への差別にくわえて、反共攻撃にもさらされたのです

 ▼並外れた努力でバトンをつないできた被爆者たちへの栄誉。日本原水爆被害者団体協議会のノーベル平和賞の受賞は、被爆80年を前に、運動の大きな弾みにも。12月のノルウェー・オスロでの授賞式では、被団協代表委員の田中熙巳(てるみ)さんが世界に向けて講演します。核兵器の廃絶へいまこそ踏み出そうと。

 元稿:しんぶん赤旗 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【きょうの潮流】  2024年11月06日  04:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【主張・11.06】:COP29の課題 ■大幅な削減目標を掲げるべき

2024-11-06 04:05:10 | 【地球温暖化・温室効果ガス・排出量取引・国連条約COP・IPCC・海水温上昇

【主張・11.06】:COP29の課題 ■大幅な削減目標を掲げるべき

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【主張・11.06】:COP29の課題 ■大幅な削減目標を掲げるべき 

 地球温暖化対策について各国政府が議論する国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)が11日から22日までの日程でアゼルバイジャンのバクーで開かれます。

 「地球沸騰化」ともいわれる地球温暖化による気候危機は、すでに世界各地で熱波、豪雨、巨大台風、干ばつ、山火事などの自然災害を引き起こしています。日本でも、能登をはじめ線状降水帯による豪雨被害、猛暑による熱中症の増加など国民の命が脅かされ、農業や水産業にも大きな被害を与えています。

 ■猶予期間は数年間

 フランスのパリで2015年に開かれたCOP21で、世界の平均気温上昇を産業革命前と比較して、2度を十分に下回り、1・5度を目指す枠組みが作られました。21年のCOP26の「グラスゴー気候合意」では、1・5度が事実上の目標となりました。

 国連環境計画(UNEP)は10月24日、世界の温室効果ガスの排出量は増加を続けており、対策が現状のままなら、産業革命前からの気温上昇が最大3・1度に達するとの報告書を発表しました。気温上昇を1・5度に抑えるパリ協定の目標達成に向けた猶予期間は数年以内と指摘し、各国に即時かつ大規模な温室効果ガス削減を求めました。

 報告は1・5度の目標達成は技術的には可能だとし、再生可能エネルギーの活用で抜本的迅速な排出削減が期待できるとしました。

 ■石炭火力の廃止を

 昨年、アラブ首長国連邦のドバイで開かれたCOP28では、温室効果ガスを19年比で30年に43%減、35年に60%減らすことで合意しました。日本は世界第5位の温室効果ガス排出国です。現在、政府の掲げる30年度に13年度比で46%削減という目標は、国連の1・5度目標に整合していません。削減目標を見直し、国内の温室効果ガス排出量を大幅に、できるだけ早く削減すべきです。

 今年4月、イタリアのトリノで開かれたG7(主要7カ国)気候・エネルギー・環境相会合では、“排出削減対策のない”石炭火力発電を35年までに段階的に廃止することに合意しました。

 ところが、日本はアンモニアの混焼など二酸化炭素の削減効果が乏しい技術を用いる石炭火力へ投資を振り向けるGX(グリーントランスフォーメーション)で国内の石炭火力を温存するだけでなく、アジアに広める方針です。グリーンウオッシュ(環境配慮をしているように装いごまかすこと)だとの批判の声が上がっています。

 国連が繰り返し「先進国は30年までに石炭火力を段階的に廃止を」と求めたのに対し、日本はG7で唯一、石炭火力からの撤退期限を示していません。

 COP28では30年までに再生可能エネルギーの容量を3倍にし、世界の平均年間エネルギー効率を2倍にすることに日本を含めて合意しています。

 石炭火力からの速やかな撤退とともに、原発への固執をやめ、再エネの普及をすすめるべきです。1・5度目標と整合のとれた野心的な温室効果ガスの新たな削減目標とその裏付けとなるエネルギー基本計画の策定が求められます。

 元稿:しんぶん赤旗 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【主張】  2024年11月06日  04:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説・11.06】:無形文化遺産に酒造り 後世につなぐ追い風に

2024-11-06 04:01:20 | 【国連・ユネスコ・世界遺産・世界有形無形文化遺産・記念物遺跡会議

【社説・11.06】:無形文化遺産に酒造り 後世につなぐ追い風に

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説・11.06】:無形文化遺産に酒造り 後世につなぐ追い風に 

 ユネスコの評価機関が勧告した。12月にパラグアイで開かれる政府間委員会で正式決定する見通しだ。

 勧告の中で「酒は日本の生活に根ざし、社会的文化的な行事に欠かせない」と強調する。経験を積み重ねた杜氏(とうじ)や蔵人たちの仕事が「酒の品質を決定する」と高く評価した。

 沖縄では、泡盛が地域の神事やシーミー(清明祭)、ウガン(御願)などの文化を支えている。琉球王国時代から受け継がれてきた酒造りが認められたことを喜びたい。

 「伝統的酒造り」は、麹(こうじ)菌を使い、米や麦といった原料を発酵させる日本古来の技術だ。500年以上前に原型が確立し、各地の気候や風土に合わせながら受け継がれてきた。

 泡盛には黒麹菌を使うのが大きな特徴になる。製造過程でクエン酸を大量に生成することで、他の麹菌より、もろみの酸度を高くすることができる。雑菌による腐敗を抑え、温暖多湿の沖縄に適している。

 若い酒をつぎ足し古酒を育てる「仕次ぎ」など、貯蔵法にも独自性を持つ。

 沖縄の歴史と風土、それに職人たちの知恵と技術が溶け込んだ文化である。

 先人が培った製法を、世界が認めたことになる。

 守り抜く意識を高め、次世代に伝承する決意を固める機会としたい。

           ■    ■

 商品としての泡盛には課題も多い。

 出荷量は2004年をピークに、23年までの20年間で半減以下に落ち込んだ。

 ビールやハイボール、ワインなど好みの多様化に加え、飲酒の機会が減ったといった社会的要因がのしかかっている。

 5月には沖縄の復帰から続く泡盛の酒税軽減措置の段階的な削減が始まった。酒税分を価格転嫁することで、他の酒類との厳しい競争にさらされている。

 泡盛は県内消費が8割を占め、海外への輸出は全体の数%に過ぎない。

 観光客を含めた県内消費を伸ばすとともに、海外販路の拡大が重要だ。

 各酒造所は商品開発や、炭酸割りといった新たな飲み方の提案などで生き残りを懸けている。

 世界的な知名度を上げ、魅力の発信によりいっそう力を入れてもらいたい。

               ■    ■

 沖縄関係では「組踊」と「宮古島のパーントゥ」に次いで、3件目のユネスコ無形文化遺産登録になる。

 県は、しまくとぅばや琉球料理、三線、空手など「沖縄の伝統文化」の登録に向け、すでに推進協議会を設置している。首里城正殿の完成する26年までの国への提案を目指している。

 登録によって文化の継承や観光客の増加、地域の活性化、経済発展など、多くの利点が想定される。

 同時にオーバーツーリズムなどの課題もある。地域全体で沖縄の伝統文化を守り、後世につなぐ取り組みが求められる。

 元稿:沖縄タイムス社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年11月06日  04:01:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①・11.06】:冬のコロナ対策 情報発信し警戒怠らずに

2024-11-06 04:00:50 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【社説①・11.06】:冬のコロナ対策 情報発信し警戒怠らずに

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①・11.06】:冬のコロナ対策 情報発信し警戒怠らずに 

 高齢者らを対象とした新型コロナウイルスワクチンの定期接種が行われている。
 
 新型コロナの医療提供体制に関する公費支援は昨年度で終了した。全世代で無料接種だったワクチンも、今回の定期接種では費用の一部が自己負担になる。対象外の人は任意で接種を受け全額自己負担が発生する。
 
 コロナは近年、夏と冬に流行している。現在は落ち着いているが、高齢者や基礎疾患のある人には命に関わる危険な病気であることに変わりはない。
 
 公費支援の終了で対策がおろそかになってはならない。行政は流行状況や予防策の情報発信に努め、流行時は必要に応じて支援を再開してもらいたい。
 
 使用されるワクチンは5種類で、免疫反応を起こす遺伝物質メッセンジャーRNA(mRNA)が体内で複製される「レプリコンワクチン」が加わった。
 
 このタイプの実用化は世界初となる。「Meiji Seika ファルマ」(東京)が製造し、少量でも長い効果が期待できるという。
 
 日本感染症学会などは5種類とも安全性が確認されたとして高齢者に接種を推奨する。ただレプリコンタイプには健康被害を不安視する声も上がる。行政や医療機関は科学的知見や客観的事実を踏まえ、安全性や有効性を丁寧に説明してほしい。
 
 定期接種は65歳以上と基礎疾患のある60~64歳の人が対象となる。接種費用は約1万5千円で、自己負担が最大7千円に収まるよう国が助成する。独自の補助をする自治体もある。
 
 だが物価高騰が続く中では重い負担だ。公費支援の終了で治療費の負担も増した。出費を避けるため受診控えが広がれば、感染が拡大しかねない。
 
 厚生労働省の人口動態統計によると、新型コロナが感染症法上の5類となった昨年5月から今年4月までのコロナの死者数は高齢者を中心に3万2千人に達した。同時期の季節性インフルエンザの約15倍である。
 
 今夏の流行でも入院患者の多くが60代以上だった。主流の変異株は「KP・3」で、従来以上にワクチンなどによる免疫から逃れる力が強いとされる。
 
 今冬も感染拡大が予想され、警戒は怠れない。一人一人が高齢者らへの配慮を忘れず、手洗いやマスク着用などの対策を取り、発熱などの症状があれば静養を心掛けてほしい。
 
 若年層も含め、感染後にせきや倦怠(けんたい)感が長引くなどの後遺症に苦しむ恐れもある。医療機関や勤務先、学校などが連携して支援していくことが重要だ。

 元稿:北海道新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年11月06日  04:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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