★野党各党がまとまらなければ首班は石破で落ち着く。だが、その後の政権運営は薄氷の思いだ。そこでうごめき始めたのが94年から4年間続いた「自社さ政権」のイメージ。当時の野党自民党は宿敵社会党に首班を譲り政権に復帰。今回の場合、野田に首相を譲り、石破が副総理に収まり、自民立憲国民の「自立国政権」を模索する。いずれにせよ来年7月には参院選がある。そこまでの政権の枠組みだが、立憲・国民民主は政権に入り、経験が積める。問題はそれをまとめ上げる政治家与野党にいるかだ。(K)※敬称略