★議席を伸ばした立憲民主党の作戦は功を奏したが、自民党の自爆の受け皿になるのか。中道保守路線を敷いたのが勝因だ。党代表・野田佳彦は首相経験者だが、元来第2自民党のような価値観。野党共闘が今後劇的に進むとも思えない。一方、石破政権は野党との連携を強め、話し合いや要求に応じ、衆院の常任委員長などを野党に渡さざるを得なくなるだろう。主戦場は来年夏の参院選に移った。そこで野党が勝つか、衆参ダブル選を仕掛けて自公政権が巻き返すか。政界再編も視野に、政治の混乱が続く。(K)※敬称略