路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【筆洗】:サクラの開花が早いと聞き、近くの公園に偵察に行く。なるほど…

2023-03-12 06:59:20 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【筆洗】:サクラの開花が早いと聞き、近くの公園に偵察に行く。なるほど…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗】:サクラの開花が早いと聞き、近くの公園に偵察に行く。なるほど…

 サクラの開花が早いと聞き、近くの公園に偵察に行く。なるほど、ソメイヨシノのつぼみがだいぶふくらんでいる。もうすぐですと言っている緑色のつぼみを見れば、こちらの心もうきたってくる

 ▼<待ち来つる八上のさくら咲きにけり荒くおろすな三栖の山風>はもちろん西行法師。八上は熊野路の王子(神社)の一つ。咲いていたサクラがよほど美しかったか。山から吹く風に花を散らさぬよう、あまり強く吹かないでと願っている

 ▼サクラの開花とは別に、明日十三日もやはり、待ちに待った日だろう。新型コロナウイルス感染対策のマスクのルールがこの日から変わり、マスク着用は個人の判断に任せられる

 ▼混雑した電車やバスの中などでは引き続き、着用が推奨されるとはいえ、大幅な緩和となる。三年に及ぶマスク生活。マスクを求め、ドラッグストアを走り回ったことや真夏のマスクに閉口した日が少々懐かしくもある

 ▼手に入らぬと小欄でこぼしたところ親切な読者から当時は貴重な品を送っていただいたことを思い出す。実質的な解禁に息苦しかったマスクが長く親しんだ友のようにも思えるから不思議である

 ▼もっとも油断はできまい。個人の判断とはいえ、かたくなに着用しないというのも心配な話で、状況を見ながら、着けたり外したりというのが無難なのだろう。西行法師ではないが<荒く外すな>か。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2023年03月12日  06:35:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 


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