路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【政界地獄耳・02.08】:政治家は労働者ではない? 歴史的経緯説明できる人いないことも問題を複雑に

2025-02-08 08:00:00 | 【雇用・正規、非正規・パート・賃上げ・失業率・求人・労働組合・労働貴族の連合】

【政界地獄耳・02.08】:政治家は労働者ではない? 歴史的経緯説明できる人いないことも問題を複雑に

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・02.08】:政治家は労働者ではない? 歴史的経緯説明できる人いないことも問題を複雑に 

 ★「授業準備や子どもと向き合う時間がない」「精神疾患による病休者が増加」「教員不足で新学期から担任がいない」など教育現場の長時間労働是正について1月30日、共産党委員長・田村智子、政策委員会副委員長・吉良よし子が会見で訴えた。ぜひ改善のきっかけにしてもらいたいが、同党は同月20日、福岡中央労働基準監督署から就業規則(日本共産党福岡県委員会勤務員規定)の届け出がないと是正指導の指摘を受けた。21日の会見で同党書記局長・小池晃は「党機関従事者も労働法制は順守することは必要」とした。

 ★ところが24日、田村が会見で専従職員の地位について「いわゆる労使関係というものとは異なる」とし「結社の自由の下で自主的、自発的な意思の下で活動していることが一番の根本にある」と説明。つまり本来政党や政治結社はその目的や理想の旗の下に集った者たちなので、労働者ではなく活動家との立ち位置なのだ。すると27日の会見で小池が党と専従職員との関係は「指揮命令とは違う」と田村を補足した。同党にとっては今でこそ使わないが専従職員を「職業的革命家」という言い方もされていた。「政党は普通の会社ではなく、政治結社なので給料ではなく政治活動費が配られるという立て付けなど一般論では計れない。残業代や休日出勤手当がないのはそのため。ただこれは共産党に限らず、本来政党人は自民党でも立憲民主党でも党勢拡大のために働くという意味では同じで、歴史的経緯を見ればわかるが、現代の状況だけ見ると違和感を感じるのだろう」(古参の政界関係者)。

 ★ただ大きな意味で働き方改革、政治とカネが国民から厳しく問われている時代には丁寧な説明も必要。例えば国会議員の公設秘書はそれぞれの政党の議員に雇われるが、党員ばかりでないし、議員が落選して別の党の秘書になる場合もある。国家公務員扱いなので給料は国から出るが残業代などはない。永い歴史と経緯があってそう落ち着いたが、外から見れば不思議な仕組みだろう。それを説明できる人がいなくなっていることも問題を複雑にしている。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2025年02月08日  08:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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