《木語・12.26》:プーチン流危機管理=会川晴之
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《木語・12.26》:プーチン流危機管理=会川晴之
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ロシアが必死にダメージコントロールに取り組んでいる。2015年から軍を派遣してまで支えてきたシリアのアサド政権が、反体制派の攻撃で、崩壊したからだ。
アサド前大統領のモスクワ逃避行を手配して命こそ救ったものの、政権崩壊を阻止できず、ロシアの評判は大いに傷ついた。
ショックの大きさを物語るかのように、プーチン大統領はシリア問題に触れるのを避け続けた。ようやく口を開いたのは19日、政権崩壊から11日もたっていた。
「シリアの政権崩壊は、ロシアにとって敗北ではない」。プーチン氏は19日の記者会見で、こう強弁した。軍派遣は政権を守るためではなく、テロリストが勢力圏を築くのを阻止するためだとし、目的を「達成した」と強調した。
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