路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【天風録・12.19】:ホンダと日産

2024-12-19 07:00:40 | 【経済・産業・企業・関税・地球資源・IT・ベンチャー・起業・インバウンド】

【天風録・12.19】:ホンダと日産

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【天風録・12.19】:ホンダと日産

 「田舎のベンツ」とも呼ばれる、日本生まれの軽トラが欧米で人気を集めている。円安でお値頃の上、小回りが利き、燃費のよさも好評らしい。海外のクルマ市場には、まだまだニーズが眠っているのだろう

 ▲ただ、売れ筋の潮目はおいそれと読めない。14年前、世界初の量産型電気自動車を発売したのは日産である。当時、カルロス・ゴーン社長は「盟主」気取りだった。その売れ行きも今や減速し、日産は従業員9千人削減を余儀なくされる苦境にある

 ▲背水の陣から活路を見いだす一策だろうか。ホンダとの経営統合について、日産が検討していることが明らかになった。きのう日産の株価は値幅制限いっぱいまで上がった。重荷になると受け止められたのか、逆にホンダ株は下げた

 ▲成案を得て、相乗効果を生むまで壁は高かろう。何より企業風土が違う。ホンダは、夢を原動力にした創業者本田宗一郎譲りの独創性にこだわる。その「らしさ」を愛好者も買うのでは

 ▲ゴーン氏の報酬隠しと国外逃亡で、日産ブランドは深く傷ついた。「技術の日産」と褒めそやされた栄光の日々も今は昔のようだ。「らしさ」は何なのか。原点を見つめ直す好機でもあるのだろう。

 元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【天風録】  2024年12月19日  07:00:00  これは参考資料です。転載等は、各自で判断下さい。


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