紛争に爆弾を投げるトランプ大統領を徹底的に批判しない安倍首相は孤立するな!
安倍政権を放置しておくと危ない!
安倍首相が国難であり脅威だと、改めて浮き彫り!
安倍政権に代わる安倍政権よりましの憲法を活かす政権だろう!
全国紙も地方紙もトランプ大統領を支持していない!
珍しい!
それほど酷い!
朝日新聞 米の中東政策/和平遠のく「首都」宣言 2017/12/8
毎日新聞 米がエルサレムは「首都」/対立あおる危険な決定だ 2017/12/7
読売新聞 首都エルサレム/米国の認定は中東の混乱招く 2017/12/8
日本経済新聞 中東和平の努力を妨げる身勝手な判断だ 2017/12/8
産經新聞 エルサレム「首都」/2国家共存の原則崩すな 2017/12/8
北海道新聞 エルサレム/身勝手な米の首都認定 2017/12/8
河北新報 米、エルサレム認定/不必要なリスク生むだけだ 2017/12/8
茨城新聞 エルサレム首都認定/パレスチナ人思う心を 2017/12/8
信濃毎日 イスラエル首都/独善が過ぎる米の転換 2017/12/8
新潟日報 エルサレム 和平妨げる米の首都認定 2017/12/8
富山新聞 エルサレム首都認定/パレスチナ和平が危機に 2017/12/8
京都新聞 エルサレム/首都認定は和平に逆行 2017/12/8
山陰中央新報 エルサレムの首都認定/中東情勢の混迷が深まる 2017/12/8
中國新聞 エルサレム首都宣言/中東和平の道閉ざすな 2017/12/8
徳島新聞 エルサレム問題 米の首都認定は強引だ 2017/12/8
高知新聞 エルサレム問題/米は中東和平閉ざす気か 2017/12/8
南日本新聞 エルサレム問題/和平遠ざける米の無謀 2017/12/8
愛媛新聞 米、エルサレム首都認定 新たな対立の「火種」許されない (2017/12/8)
https://www.ehime-np.co.jp/online/editorial/
トランプ米大統領は、エルサレムをイスラエルの首都と認定し、現在テルアビブにある米大使館をエルサレムに移転する準備を国務省に指示した、と発表した。あからさまにイスラエルに肩入れし「中東の火薬庫」に火を投げ込む一方的な決断を、強く危惧する。
アラブ諸国の猛反発で、中東和平が遠のくのは必至。イスラム過激派にも攻撃の格好の口実を与える。中東のみならず、広く国際社会を混乱と危機に陥れる短絡的な行動は、決して容認できない。
エルサレムはユダヤ教、イスラム教、キリスト教それぞれにとって聖地であり、その帰属問題は、長きにわたって紛争を引き起こしてきた。1947年の国連決議は、エルサレムを国際管理下に置くと規定、各国は大使館をエルサレムに設けない配慮をしているが、イスラエルはエルサレム全域を「不可分の永遠の首都」と主張。パレスチナも東エルサレムを将来の独立国家の首都と位置づけ、両国は激しく対立している。一触即発のもろいバランスの上に立つ地域だけに、国際社会は中立の立場で慎重に扱う「外交の知恵」を持たなければならない。
親イスラエルの米国でも歴代政権は中立に腐心し、中東和平の仲介役を目指してきた。93年のパレスチナ暫定自治宣言(オスロ合意)は米国の仲介の下、イスラエルと、将来独立するパレスチナの「2国共存」を話し合いで目指すことを確認している。にもかかわらず、トランプ氏は大統領選で掲げた大使館移転の公約を、政権内の反対にも耳を貸さず強行し、これまで米国が積み重ねた外交努力を無にしようとしている。その狙いはユダヤ系の大口献金者や保守層ら国内の支持者のつなぎ留めという、自己都合に他ならない。
就任以来、地球温暖化対策の新枠組み「パリ協定」脱退や、イラン核合意の破棄を辞さない方針の表明など、オバマ前大統領の政策をことごとく覆すことで「強い指導者」をアピールしてきた。その自己中心的なふるまいは国際社会に多大な影響を与え、米国の信頼を失墜させている。さらには反米感情を高めて敵を増やし、自国民を危険にさらしている。何一つメリットはなく、大国のリーダーとしての責任を早く自覚すべきだ。
今回の「約束」違反に対し、イスラム諸国は宗派や民族を超えて一斉に強い反発を示した。欧州諸国からも批判や懸念の声が相次いでいるのは当然だ。
日本政府は「エルサレムの最終的地位の問題を含めて、国連安全保障理事会決議や当事者間の交渉によって解決されるべきだ」(菅義偉官房長官)としつつ「動向を注視」するにとどまっている。米国との親密な同盟関係を強調するなら、トランプ氏に再考を促すよう求めたい。2国の対立の先鋭化と世界の分断、テロによる不安定化を回避するために、日本もまた重要な役割を担っている。(引用ここまで)
赤旗 エルサレム首都認定問題/志位委員長談話 関係国に送付 2017年12月8日(金)