私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

前年度の鳥の海シギチアップを急がないと、まずい。

2023年6月17日(土)18日(日)稚内、サロベツ

2023年06月24日 | 北海道

■2023年6月17日(土)18日(日)【天気】2日間午後から晴れ、午前曇り、小雨【機材】EOSR5+RF100-500 EOSR5+RF16
【場所】宗谷岬、稚内港、ノシャップ岬、オロロンライン、サロベツ原生花園、幌延ビジターセンター、メグマ沼、大沼
【種名】マガモ6、キジバト+、アオバト2、カワウ+、アオサギ1、ツツドリ1、アマツバメ1、ウミネコ++、オオセグロカモメ+++、ミサゴ1、トビ+、オジロワシ若鳥1、ハシボソガラス+ヒバリ3、ウグイス+、シマセンニュウ+、エゾセンニュウ+、コヨシキリ+、コムクドリ2、ノゴマ♂1、ノビタキ++、スズメ2、ニュウナイスズメ4、ツメナガセキレイ+++、カワラヒワ5、ホオアカ♂1、アオジ♂1、オオジュリン♂1(19科28種)
【メモ】大学2年の夏に訪れたサロベツ原生花園とサロベツの民宿あしたの城を、46年ぶりに再訪した。10年くらい前まで、自宅の書斎に昔撮影した、ツメナガセキレイ、シマアオジ、ノビタキ、ノゴマ、原生花園のプリントがあったが、どこかに行ってしまった。しかも、どういうわけかネガで撮影していた。その頃、シマアオジは、北海道に行けばどこでも見られた鳥だった。それから、少なくなっていって、最後に見たのは、いつだったかウトナイ湖のビジターセンター近くだった。それ以来見ていない。今年は10羽前後は来ているらしく、年々、また少しずつだが見られるようになっているという情報もある。しかし、今回の1泊2日の旅の一番の目的は、あしたの城のご主人と再会することと、周辺の自然環境が、どのように変わったのか見ることだった。
仙台空港を8時過ぎに出発し、新千歳経由で稚内空港に11過ぎに着き、探鳥を開始したのは11:47だった。最初に冬に行ったことがある宗谷岬に行ったが、ここまで行くのはそんなに時間はかからない。冬に行った時は誰もいなかったが、土曜日ということもあり、観光客がけっこういた。岬に行って写真を撮り、戻って、稚内漁港から恵比寿漁港、そこから冬に抜海港まで行ったコースを取って、オロロンラインを抜海港経由で、サロベツ原生花園に行った。この時間は1時間ほどかかったが、海岸沿いに咲くエゾカンゾウとハマナスの群落がきれいだった。オロロンラインを豊富町の標識で左折し、数分走ると、あしたの城に着く。あしたの城は、一度火災で焼け、昔あった場所から、5分ほど原生花園側に行った高台にあった。ここでアオバト2羽見たが、翌朝もあしたの城の庭付近にいたので、その辺にいつもいるのかもしれない。御主人も鳴き声はいつも聞いていると言っていた。さて、宿の場所を確かめ、原生花園に行く。大学時代の交通機関は列車と連絡船とバス、歩きそして、宿は、野宿かユースホステルだった。原生花園は夕方だったが、光線がよかった。初日に、ツメナガセキレイ、ノゴマ、ノビタキなど見、翌朝と午前中にオオジシギ、アマツバメ、ニュウナイスズメ、アオジなどを見たが、何とノゴマは1回だけ、真っ赤なベニマシコは見なかった。エゾカンゾウはたくさん咲いていたが、ワタスゲはどういうわけか、少ししかなかった。天気が悪く、早々に稚内に移動し、漁港を見て回ったが、当然何もいない。昔、シマアオジがいたメグマ原生花園をかなりの時間をかけて歩いたが、行く先々でノジコとツメナガセキレイが、テリトリー宣言をして、次々に現れた。大沼は特に何もいなかった。
【写真】
  
夕陽/新あしたの城
  
新あしたの城/礼文島方面に沈む夕日、左は利尻山/あしたの城
  
カワウ/オオセグロカモメ/この先、宗谷岬
  
宗谷岬へ行く途中の海。海藻が茂っている。/ゴマフアザラシの抜海港/稚内-利尻・礼文フェリー
  
オロロンラインの海岸とエゾカンゾウ/サロベツ原生花園ビジターセンターの芝生にいたツメナガセキレイ
  
ノゴマ♀/オオジュリン♂/ノビタキ♂
  
ノビタキ♂AdS/ノゴマ♂
  
サロベツ原生花園/黒化したシマヘビと思う
  
カキツバタ/マガモとエゾシカ(豊富町の街中に買い物に行く途中の川で)
  
オオジシギ/チュウヒ♂
  
ニュウナイスズメ♀/ノビタキ♀AdS
  
ミズゴケとモウセンゴケ/メグマ原生花園にたくさんいたツメナガセキレイ 


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2023年6月17日(土)18日(日)稚内・サロベツ

2023年06月18日 | 北海道

【機材】pixcel7

【メモ】サロベツ原野の民宿あしたの城に大学2年の時に行って以来の宿泊で、宿のご主人といろいろ当時のお話をしてきた。シマアオジはしかたないとしても、ベニマシコを観察できず。

  

メグマ原生花園、海岸沿いのエゾカンゾウ、利尻山と夕日

 

あしたの城、星空


 

 

 

 


2023年3月26日(土)苫小牧北大研究林

2023年04月05日 | 北海道

■2023年3月26日(土)14:29-15:13【天気】曇り【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】苫小牧北大研究林
【種名】マガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ホオジロガモ、エゾコゲラ、エゾアカゲラ、ハシブトガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、シマエナガ、シロハラゴジュウカラ、カワラヒワ(6科13種)
【メモ】雪が全くないと言っていい林の中を探鳥した。前回はシマエナガが大サービスだったが、今回はハシブトガラとシロハラゴジュウカラがよく近くで観察できた。クマゲラもいるらしいが、今日は!見てないだそうだ。相変わらず、ミヤマカケスの姿を見かけなかった。朝から観察すれば、本当にいろいろ見られて、よい写真が撮影できるフィールドだ。そういえば野幌森林公園の方は全然行っていない。こちらでは大学野鳥の会時代、地元のHさんのご案内で、クマゲラの巣立ちを1時間ほど待って見せてもらったことがあった。
【写真】
  
ハシブトガラ。地面に落ちている実を見つけて足の間に挟んで嘴で破砕して食べるのはカラ類同じ。
  
ハシブトガラ/シジュウカラ/エゾコゲラ♀
  
シロハラゴジュウカラの採餌/エゾアカゲラ
  
カワラヒワ/シマエナガ/ハシブトガラ


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2023年3月26日(土)鵡川漁港、鵡川河口

2023年03月30日 | 北海道

■2023年3月26日(土)12:08-13:02【天気】晴れ曇り、やや霞【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】鵡川漁港、鵡川河口
【種名】ヒドリガモ、コガモ、ホシハジロ、スズガモ、クロガモ、カワウ、ユリカモメ+、カモメ+++、ワシカモメ3、シロカモメ++、セグロカモメ3、オオセグロカモメ+、ハシボソガラス、ハシブトガラス(4科14種)
【メモ】前回は吹雪で沼ノ端ICから鵡川ICまで走行に苦労したが、降りてからはさらに雪が多く、鵡川河口は吹雪でカラスの大群しか見なかったが、今回は、雪が全く見当たらず、地面は乾いていた。セブンイレブンで曲がって鵡川漁港に向かう途中、例によって車を降りてポニーの写真を撮影した。初めて見た時から5年が経っている。鵡川漁港に着くと漁船が次々入って来るが、船の後ろに付いてくるカモメはほぼいない状態で、オオセグロカモメが3羽しかいなかった。またいないのかと思って漁港隣の浜を見ると、この前見たワシカモメかもしれない個体が、1羽いた。また、だめ!とがっかりして、前回は吹雪で行けなかった鵡川河口に着く。すると両岸にいるではないか。シロカモメがカモメの次に多い。ユリカモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメが小群、カモメが大群、シロカモメが30羽以上はいる。向こう岸の大群の他に、浜の裏にもカモメとシロカモメの大群がいた。北海道のカモメ天国!やっとそう呼べる場所に来た。その条件はシロカモメの方がオオセグロカモメよりずっと多いところ。満足して、ウトナイ湖に行くことにして、帰りにシシャモの大野商店に孫の家に前回お土産で買うと言っていたので寄ってみたが、その場で焼いて食べるのが一番よさそうだったのでやめにした。ちなみにフェリーでは行き帰り、合計6本食べたが、むかわ町産でないことは確かだろう。その後、ウトナイ湖に着いたが、鳥1羽見なかった。
【写真】
  
いつものポニー/オオセグロカモメ4S
  
クロガモ/スズガモ♀Ad/コガモ
  
入港する漁船/鵡川河口のカモメの群れ/ワシカモメAdS
  
ワシカモメAdS/シロカモメ4W
  
シロカモメAdW,3W/シロカモメ3W/シロカモメAdW
  
対岸の群れ/シロカモメAdWの咆哮/シロカモメ、カモメ、オオセグロカモメ、カワウ
  
シロカモメとカモメ/シロカモメ/ハシブトガラス
 
シロカモメAdW


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2023年3月4日(土)・5日(日)小樽

2023年03月10日 | 北海道

■2023年3月4日(土)・5日(日)【天気】吹雪・快晴【機材】EOSR5+RF100-500、EOSR7+RF100-500
【場所】4日(吹雪):高島岬→祝津漁港→高島漁港/5日(快晴):高島岬→祝津漁港→高島漁港→色内埠頭→3号埠頭→2号埠頭→中央埠頭基部雪処理場→フェリーターミナル→小樽港南防波堤→小樽築港ベイエリア前海面
【種名】シノリガモ15+、ウミアイサ♂1、ヒメウ冬羽1、ウミネコ++++、ワシカモメ2+、シロカモメ成鳥夏羽2・第1回冬羽1+、アメリカセグロカモメ4W1、セグロカモメ+++、オオセグロカモメ++++、トビ、ハシボソガラス+、ハシブトガラス+、スズメ+、ハクセキレイ2、ハギマシコ1(8科14種)
【メモ】鵡川漁港でシロカモメがいなかったので、道東以外で、稚内か小樽にはいくら何でもいるだろうと思い、飛行機2回の稚内ではなく、飛行機と新千歳から直通電車で行ける小樽にした。7時50分発のJALと新千歳からの快速電車で10時47分に小樽駅に着く。1日目は途中の北広島付近は猛吹雪で、新球場もかすんで見えた。小樽に着くと曇りだったが、祝津漁港にタクシーで着くと、吹雪となった。何とかに鰊御殿まで坂を上り、途中、トド飼養場のトドを崖上から見て、海も見たが何もいない。祝津漁港はワシカモメが1羽、オオセグロカモメが数羽、シノリガモが2羽、カラス類数羽しかいなかった。高島漁港まで3つのトンネルがあるが、ここは雪が吹き込まないのでよかった。トンネルの外は吹雪なので雪だるま状態。高島漁港に着くと、オオセグロカモメとウミネコがそれぞれ数千羽、セグロカモメが2羽。シノリガモが4羽しかいなかった。さすがに、今日はここまでにした。電車の中から小樽築港付近にオオセグロカモメの群れがいるのが見えた。
翌日は、うって変わって、無風、気温が高く、雲一つない快晴だった。早速高島岬に行って海を見るが、やはり何もいない。晴れても吹雪でも海鳥が全くいない。祝津漁港には昨日のワシカモメがいた。昨日は分からなかったが、祝津漁港のはずれの断崖下の磯にシノリガモの群れがいた。ちなみにウミアイサ♂1羽は電車の中から磯にいたのを見たもの。トンネルを3つ歩いて、高島漁港。昨日と同じでオオセグロカモメとウミネコしかいなかった。セグロカモメは若干、シノリガモは2羽。たくさんはいるがシロカモメはいないし、セグロカモメもとても少ない。だんだん不安になってきた。
 ここでタクシーに乗って数分で色内埠頭に着く。ここは遊覧船(今の季節はやっていないが)発着の港や、運河めぐりの発着場があるところで観光客がとても多かった。例によってオオセグロカモメとウミネコは千羽単の群れがあちこちにいるが、他の種類はいなかった。埠頭内に海鳥は皆無。3号、2号埠頭も同様。工事もやっていて立ち入り禁止箇所が多く、鳥見には不適。ここで、タクシーに乗り、昨日見た小樽築港へ向かう。タクシーの運転手さんに、どこかカモメのいる場所ないですかと聞いたら、ほら、そこ。というので見ると、中央埠頭と新日本海フェリー埠頭を結ぶ橋を渡る途中、たくさんカモメがいる場所があった。礼を言い、戻ってもらって降り、中央埠頭で金網越しにカモメを見る。いたー!かろうじて1羽シロカモメの夏羽。すぐ近くにどう見てもアメリカセグロカモメという感じのカモメもいた。セグロカモメも多い。カナダみたいな体型のカモメもいたが、セグロカモメだろう。金網越しなので、画面がもあっと白い。ふと気が付くと後ろでダンプが何台も来て、雪を捨てていた。ここは川への雪捨て場だったようだ。ちょっと気を取り直して、小樽築港までちょっと長かったが歩いた。すると、長大な防波堤が沖まで何重にもあり、そこにほぼ万羽を超えるオオセグロカモメの群れがいた。すごい眺め。道路近くの防波堤を見ると、シロカモメの成鳥夏羽と幼鳥1羽がいた。セグロカモメもたくさんいる。カナダっぽいのもいたが、あとから見るとセグロカモメ。ということで、結局、タイミルもカナダも、さらに海鳥もまったく見られず、シロカモメも見たのは3羽だったので、やはり、以前と比べるとシロカモメは激減していると言っていいのではないかと思った。次は、3月下旬にもう一度太平洋フェリーで仙台苫小牧航路と鵡川に行くが、どうだろうか?今シーズン、銚子でシロカモメ0、苫小牧航路で成鳥1、小樽で成鳥2幼鳥1というのは、あんまりではないだろうか。道東(風連湖や落石など)もいることはいるが少ないようだ。もちろん、わがフィールドではまだ見ていない。
【写真】
  
ワシカモメ第4回冬羽/高島漁港のオオセグロカモメとカモメの群れ
  
鰊御殿のハギマシコ/トド/雪の祝津漁港
  
同じワシカモメ/シノリガモの群れ/オオセグロカモメとセグロカモメ1羽
  
オオセグロカモメ/セグロカモメ第1回冬羽/セグロカモメ第3回冬羽
  
シロカモメとアメリカセグロカモメ4W/セグロカモメ2W/セグロカモメ成鳥冬羽
  
高島漁港から小樽築港/中央埠頭雪捨て場のカモメ類
  
シロカモメ成鳥冬羽から夏羽/シロカモメ1W
 
灯台と防波堤上のオオセグロカモメの群れ


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2007年12月23日(日)稚内漁港(再掲)

2023年02月19日 | 北海道

■2007/12/23(日)8:00-14:40【天気】晴れ曇り【機材】EOS40DEF100-400
【場所】抜海港~ノシャップ岬~稚内港~宗谷岬
【種名】マガモ+、スズガモ、シノリガモ++、コオリガモ30+、クロガモ++、オオハム冬羽、ヒメウ、カモメ1+、ワシカモメ2+、シロカモメ+++、オオセグロカモメ++、ウミガラス1、トビ、オジロワシ2、オオワシ1、ハシボソガラス(7科16種) ※抜海港 ゴマフアザラシ+++
【再掲メモ】ジオシティの終了により、稚内でのコオリガモなどの撮影画像が閲覧できなくなっていることから、再掲。たくさん撮影した小笠原・硫黄島等の記事も同様なので、そのうち再掲したい。もう一回は行ってみたいと思っている。初期の鳥の海の写真や、歴代ハヤブサの繁殖写真も復活させないと。
【メモ】
 抜海港でゴマフアザラシの群れを見てからから移動。ノシャップ岬までは原野と漁村が続く。積雪はあまりなく,雪を踏みながら歩いていくと,すぐに低い堤防と消波ブロックがある浜辺に出る。その堤防とブロックの間にシロカモメが群れている。ほとんどがシロカモメでオオセグロカモメが多少,ワシカモメがほんのたまに見られるくらいだ。ノシャップ岬まで5,6回ほど浜辺に出て観察したが,お目当てのカモメは見られなかった。
 観光地のノシャップ岬をパスして,いよいよ来る途中見ていったポイントを丁寧に観察していく。最初にオジロワシ成鳥がいたが,何枚か写真を撮って,カモメ類がたくさん集まっていた小さな川が流れこむポイントに移動する。しかし,いざ観察しようとしてやってきたのがさっきのオジロワシだ。カモメは解散し,テトラポッドの上に散り散りに止まった。しかし,車ならゆっくり走っても10分もかからないところを1時間以上カモメを探しながら行ったが結局,でなかった。
 10時40分にフェリー埠頭に着く。有名な北防波堤ドームは実に芸術的な建造物だ。その前を通って埠頭の端まで行ってみたが,あまりいない。そこから中央埠頭を見ると,オオハム,ウミガラスが見えた。コオリガモもよく見るとけっこういる。急いで戻り,埠頭内の灯台に続く防波堤を歩いてコオリガモに近づいた。目の前のペアがやってきたので,撮影していると,後ろからアオアオアオナー・アオアオアオナーと♂が鳴きながらやってきた。かなりはっきりした「青」と「青菜」だ。ききなしではなくはっきり清音でアオ・アオ・アオナと言っている。これにはとても驚いた。それからぐるっと回って北洋埠頭に行くともう,コオリガモがやたら近くにいっぱいいる。岸壁から下を見たら,直下にオオハムがいて,互いにびっくり。急いでレンズを向けたが,近すぎ大きすぎてピントが合わない。だいたい肉眼で大きく見えるのだから400mmではさらに大きい。結局,2,3秒で潜られて遠くに出たところを撮影したのが,掲載した写真だ。鳥の海の水門で見たアビよりずっと近かった。
 それから釣り人がいる埠頭の方にいくと,埠頭の岸壁から淡水が出ている場所にたくさんのコオリガモが集まってしきりに潜水していた。クロガモもたくさん近くにいる。クロガモは頭と頬の羽毛の質がよくわかるほど近くにいた。あとはシノリガモはどこにでもいる感じだ。ウミガラスは港の真ん中へんにいるので,どこに行っても,小さくしか撮影できなかった。しかし,これだけ近くでコオリガモを見られたのだから,大学時代の納沙布岬の小港で見たコオリガモの再現にになったのはとてもうれしかったし,満足した。同じ納沙布岬小港のビロードキンクロや納沙布岬のコケワタガモはまだだが。
 地図で見ると稚内から宗谷岬までは遠そうに見えるが,これも30分そこそこで着く。この間,やはり遠浅の海にはシロカモメや海ガモ類が群れていたり,オオワシが浜辺にぽっつりいたりする。宗谷岬まであと少しというところで,あれ,宗谷岬ってどこ?と思ったら何と通り過ぎていた。岬というと函館の立待岬なんかのイメージがあって,やや断崖というのが頭にあったが,ここもノシャップ岬同様,平地というか遠浅の海岸の延長線上にあるといった感じだった。
 いったん稚内港に戻り,短時間見た後,空港に行った。「白い恋人」が置いてあったので買おうかと思ったが,どうせ新千歳空港で買えるだろうと思っていたら,何と千歳では全部売れきれだった。がっかりして別のおみやげを買い,そしてあっという間に仙台空港に,そして自宅に帰った。飛行機はやはり速かった。
【写真】

  
抜海港と利尻山/ゴマフアザラシの群れ
  
シロカモメ1WとAdW/オジロワシ成鳥
  
ワシカモメAdW/シロカモメAdW/オオセグロカモメ1Wとシロカモメ1W
  
シロカモメ1W/ヒメウ/コオリガモ♂
  
コオリガモ♂W/♂と♀/♀W
  
尾が長い♂/潜水/オオハムW
  
♀W/コオリガモの群れ/まるでワンちゃん
  
はじめて図鑑で見た時、こんなカモがいるのと思った。
  
♂W/潜水する♂W/クロガモの群れ
  
いずこも同じシノリガモ/シロカモメAdW/オオワシ成鳥
  
宗谷岬/遠浅の海岸/海獣の死骸を食べるオジロワシとハシボソカラス
  
シロカモメ4W/カモメ1W/ウミガラス


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2023年2月4日(土)北大苫小牧研究林

2023年02月10日 | 北海道

■2023年2月4日(土)13:28-14:33【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】北海道大学苫小牧研究林
【種名】オオハクチョウ成鳥1、マガモ+、キンクロハジロ♀2、ホオジロガモ♂1、ハイイロチュウヒ♂成鳥1、エゾコゲラ2、エゾアカゲラ♂1、ハシブトガラ2+、ヤマガラ2+、シジュウカラ1+、シマエナガ6+、トラツグミ1(6科12種)
【メモ】鵡川を早めに切り上げ研究林に移動した。フェリーは19時出航で、フェリーターミナルまでは15分で着くので、ここは少し余裕だ。雪道を走って最初に池の脇に駐車し、何かいないか見たが、ホオジロガモ1羽とマガモの群れしかいなかった。また、車に乗り、ちょっと走って研究林の駐車場に着く。鳥を見ている人はたくさんいるので、情報を仕入れると、アオゲラ、トラツグミ、エゾライチョウとの話。エゾライチョウはこれまでウトナイ湖で何回か見たことはあるが、写真は撮れず。ということで、歩いて行くと、小鳥に餌をあげないでくださいの看板。以前は、手に餌を置いて、スマホでヤマガラなど撮影している人がいたので、それは禁止になったということ。別にそんなことをしなくても、小鳥は目の前で撮影できるのがこの場所。今回は、普通に見られるエゾリスとミヤマカケスを見ることができなかった。しかし、驚きは、ハイチュウ。池の中にオオハクチョウがいて、そこにドボンと落ちてきたのが、キンクロの♀。何と、数分後、池の低いところをハイチュウ♂が飛び回っている。急いでレンズを向けたが、何しろ枝被りで結局、上空で旋回したところしか撮影できなかったが、青空と池と林の美しい風景の中に、青灰色のハイチュウ成鳥♂が目の前で飛んでいるわけだから、その美しい光景と言ったらとても言葉に表すことはできない。いつも、薄暗くなった白鳥地区の土手に座って、こたつがほしいと思っている風景とはまるで違う。近所のケーズデンキの大型テレビで8K画面を見ているような鮮やかさだ。写真は撮れなかったが、この光景はしっかり目に焼き付いている。カメラにも写ってればなおよかったが。そういうことで、エゾライチョウは見れないと思っていたので、至近距離のハイチュウを見て満足して、帰途に就いた。ちなみに、今回の旅で、オジロワシは見なかった。シロカモメはかろうじて、航路で飛んだが、あれではちょっと・・・・だった。次回に期待。
【写真】
  
ハシブトガラ/エゾコゲラ
  
シマエナガ
  
シマエナガ/ヤマガラ
  
エゾシカ/オオハクチョウ
  
エゾアカゲラ♂/ハイイロチュウヒ成鳥♂
  
研究林の風景。
  
トラツグミ。たくさんの方が写真を撮影していた。


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2023年2月4日(土)鵡川漁港、鵡川河口

2023年02月09日 | 北海道

■2023年2月4日(土)11:52-12:43【天気】曇り、雪【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】鵡川漁港、鵡川河口
【種名】ヒドリガモ、ホシハジロ、スズガモ、シノリガモ、ホオジロガモ、カイツブリSP、ワシカモメ、ワシカモメ雑種、オオセグロカモメ、トビ、ハシボソガラス(5科11種)
【メモ】苫小牧西港のフェリーターミナル2Fでトヨタレンタカーの手続きを済ませ、ヤリスに乗って鵡川漁港に出かけた。鵡川ICで降りると、これまで5回来ているが、6回目にしていまだないくらいの積雪。天気が悪いのはしょっちゅうだが、これは多い。鵡川の橋を渡り、セブンイレブンで曲がって漁港への道を行くが、雪でけっこう大変だった。悪い予感はしていたが、漁港について唖然とする。カモメがいないに等しい。全部で20羽はいなかった。しかも、シロカモメが1羽もいない。堤防を乗り越え、膝まで来る深雪にどぼっと足を取られ、何とか浜まで来たが、いるのはハシボソガラスばかり、遠くにワシカモメが1羽。ちなみに堤防にいたのは、ほとんどオオセグロで、ワシカモメが1羽と上嘴の一部が大きく赤い(これはヒューグリンやタイミルの特徴)ワシカモメのハイブリッドのみ。漁港内にはカモはいたが、数は少ない。ヒドリガモ、スズガモが多かった。それから鵡川河口に移動したが、ハシボソガラスしかいなかった。吹雪いてきたので河口までは行かず、引き返した。ちなみにオジロワシを見なかったのは初めてだった。次回3月25日にいなければ、もう行かないかも(悲)。帰りに、昔ポニーと最初間違えたどさんこが元気でいたのを見たのが慰めだった。雪がひどくなり、大野商店でお土産にししゃもを買っていく予定だったが、やめにして、北大演習林に向かった。銚子をはじめ(cf.2/2の日本テレNEWS)、カモメも小鳥も少なくなっていく。今のところたくさんいるのは、ガン類くらいだろうか。
【参考】過去の記録へのリンク

2018年2月11日(日)鵡川漁港・鵡川河口

2017年11月7日(火)鵡川漁港(1)

2017年11月7日(火)鵡川漁港(2)

2007年2月21日(水)鵡川,北大演習林

2006年3月4日(土)~5日(日)仙台苫小牧航路他

2005年1月22日(土)~23日(日)仙台-苫小牧航路他

【写真】
  
ワシカモメっぽいのが2羽、他はオオセグロカモメ/ワシカモメ第4回冬羽から夏羽
  
上嘴の先が赤いワシカモメ風/本当はここにたくさんシロカモメとかいるはずなのだが/シノリガモ♂1W
  
シノリガモ♂♀成鳥
  
ホオジロガモ♂成鳥/鵡川河口の手前/どさんこ


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2022年7月21日(木)羅臼~尾岱沼~風連湖・春国岱~納沙布岬~落石漁港

2022年07月21日 | 北海道

■2022年7月21日(木)4:24-12:29【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】羅臼~尾岱沼~風連湖・春国岱~納沙布岬~落石漁港  ※キーワード:地盤沈下
【種名】マガモ,カルガモ,キンクロハジロ,シノリガモ,カワアイサ(繁殖),アオサギ,タンチョウ成鳥5幼鳥1(※ペア+子1),キジバト,アマツバメ,ウミネコ,オオセグロカモメ,トビ,オジロワシ成鳥4若鳥1,シマフクロウ1,カワセミ,ハシブトガラス,コヨシキリ,エゾセンニュウ,ノビタキ,ハクセキレイ,カワラヒワ,オオジュリン(14科22種)
【メモ】朝3時40分頃起きると,明るい中にシマフクロウがいた。前日,朝食は食べないで早く出ると言っておいたので,荷物をまとめて,鷲の宿に別れを告げた。サシルイ川にかかる橋から国後島を見る。羅臼漁港に寄るが,ウミネコとオオセグロ以外はいない。街中を抜けてトンネルを抜けると,昨日とは打って変わって青い空にたくさんのアマツバメが飛んでいた。E-POWERの一世代前のノートも快適。これからはやっぱり電気自動車の時代か。が,カーブでスピードを出して急ブレーキをかけてみると,かなりいまいちのフィールリングと音。それはさておき,あっという間に野付半島との分岐点に来たが,堤防付近にオジロワシはいなかった。尾岱沼は冬とは全然違う風景,北海道らしい風景が続く。海に注ぐ川が原野を蛇行している。オジロワシがいい感じで止まっていたりする。風蓮湖は走古丹に行ってみたい誘惑もあったが,引き返すと時間がなくなるのでカットしてヤウシュベツ湿原にかかる橋で止まって,オジロワシやカワセミ,カワアイサ,マガモなど見ていた。そこからしばらく走って,納沙布岬方面に行くT字路を左折して大好きな春国岱方面へ向かったのだが,ここで,大型トラックの時速120Km以上の軍団に追われる。これはいくら何でもとすぐ道の脇に寄ってカットしてもらった。すごいスピード。根室市に行くのか。道の駅で少し休憩を取り,いよいよ,春国岱。まさに風光明媚で,タンチョウの親子や,2羽のペア,1羽だけとか,ずっと向こうにいる白いのは単にオオセグロカモメだったりする。ここで,オジロワシが現れ,あっという間に飛んで行ってしまったが,何となくここは来そうだなという場所があったので,そこで車を停めて待っていると,やって来ました。対岸方面から輪をえがきながら,こっちにどんどん近づいてくる。浅瀬で魚を獲る餌場になっているのか。合計3回ほど目の前でダイビングしてくれたが,魚は獲れず。動画は撮影し、アップ済み。若鳥がいないなあ,と思っていたら,そこから2kmほど行った漁港の町のラーメン屋さんのところで,若鳥がダイブするところを見たが,ちょうど陰になっていて魚を捕るところは見えなかった。
さてここから,納沙布岬に向かう。昔、ただ単に車が道を走り続けるだけのゲームがあり、大好きだったのだが、あのゲームのように、高低差があまりない一本道を、途中途中の岬沿いにけっこう走って,何とか納沙布岬に着いた。見覚えのあるタワーや灯台や資料館があるので、確かにここ。しかし、岬と言われるところに歩いて行って驚く。「え,ここ,本当にあの納沙布岬?」地盤沈下してるの?というくらい,何の変哲もない場所に変わっていた。いやあ,絶対地盤沈下しているな,昔はもっと高かったはずだ!とがっかりする。2007年2月22日に来たとき、ウミウとチシマウガラスがたくさんいた突端は,中間部が崩れ落ちていた。当然場所もおそらく波浪で小さくなっているはずだ。しかも,とても低い海面にシノリガモが1羽浮かんでいるだけ。もう,お土産屋さんで,Tシャツや何かグッズを買うほかはないと,店に入り,エトピリカのTシャツ(デザインがとてもいい)とコースターを買った。野付半島と納沙布岬は超がっくりだった。一番驚いたのは海面までの崖というよりただの土手という感じだったこと。あの雄大な納沙布岬はどこに?というところ。気を取り直して,花咲漁港には寄らず,直接落石岬に行った。と言えばいかにも岬に行ったように書いているが,岬に行くのには30分以上途中で車を停めて歩かなければならないので,やめて,おとなしく漁港の事務所(エトピリ館)を確認し,近くの食堂で,昼食を済ませた。漁港には,エゾシカのオスだけの群れと,子連れのメスの群れがいた。いよいよ,チャーターしたクルーズに期待がかかる。

※参考文献:「北海道東部地域の地盤変動特性と沿岸地域への影響」山下俊彦・前原向一、土木学会論文集Vol8 No.2 2012年
【写真】
  
鷲の宿を5時前に出る/国後島/左端大きさの違うオオセグロカモメ♀型
  
キタキツネ/ノビタキ幼鳥?/尾岱沼春別川河口のオジロワシ
  
尾岱沼キンクロハジロ/ノビタキ幼鳥?/コヨシキリ?
  
風蓮湖沿いの道の農地にたくさん咲いていた/原野のエゾシカファミリー/ヤウシュベツ川河口から少し上流のカワアイサ成鳥と幼鳥の群れ
  
カワアイサ成鳥/マガモ/オジロワシ
  
道産子の上に乗ったハシボトガラス/春国岱タンチョウ、親子
  
タンチョウの親子/風連湖/ウミネコの群れ 
  
ミサゴと同じパターンのオジロワシ。ホバリングはしません。
  
何回か挑戦したが、獲物はなし。目の前で水に飛び込むミサゴに同じ。
  
漁港のオジロワシ若鳥/納沙布岬シノリガモ/完全に景観が変わってしまった納沙布岬。おそらくここもなくなるはず(悲)。

落石漁港のエゾシカの群れ。この後チャータークルーズ出港。


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2022年7月21日(木)落石ネイチャークルーズ(2)

2022年07月21日 | 北海道

■2022年7月21日(木)13:44-15:09【天気】曇り【機材】EOSR5RF100-500
【場所】ユルリ島・モユルリ島~落石港
【種名】フルマカモメ暗色型1、ヒメウ、チシマウガラス、ウミウ、ウミネコ、オオセグロカモメ、トウゾクカモメS1、ケイマフリ++、ウトウ+++、エトピリカS2、オジロワシad2(6科11種)ラッコ4、ゼニガタアザラシ
【メモ】さて、エトピリカ成鳥がまだ出ていないので、少し焦る。という間に左舷にフルマカモメ。ずっと飛翔を撮影していると、13:43ガイドさんが「エトピリカ」の声がイヤフォンを通して聞こえる。最初は見えなかったが、少し船が移動すると1羽、浮かんでいるのが見えた。天気は曇りがちになってきたが、船を寄せると確かに成鳥!やった、来たかいがあった。石垣島や西表島に行ってカンムリワシを見ないで帰るようなもの。立山でライチョウを見なかった前歴があるので、よかった!納沙布岬の土産物屋でエトピリカのTシャツとコースターを買ったかいがあったというものだ。第1回夏羽とは全く違って、本当に美しい。学生時代からの憧れの鳥だった。65歳で初めてエトピリカを見た。エトピリカはもう1回見ることができたが、位置的にはかなり離れているので、別個体かもしれないし、同一個体の可能性もある。2回目のはあまり寄せてはくれず、すぐ潜ったり、遠くに浮上したりするので、明らかに船が寄るのを嫌がっている。「さっき見たからいいです。」と言って次に行ってもらった。ラッコの親子がいるポイントに行く前に、トウゾクカモメを発見した。オジロワシもいたが、これがヒメウのヒナを食べるとかで、大沼のカンムリカイツブリや蒲生のコアジサシ同様、どんどんヒナが少なくなってしまうということだった。ラッコは親がおなかの上に子どもを乗せていた。モユルリ島を一周した内海方向の岩礁のポイントにも2匹いた。最後はウミウ、ヒメウ、チシマウガラスが繁殖している小さな島を見て帰港した。実は予備バッテリーを車に忘れてきて、ユルリ島を周った時点で、ほぼなくなってきていて、チシマウガラスを撮影した時点で、ほぼなし。最後の決定的な海鳥が出た場合に備えて、撮影をやめていた。そして、最後にまたしても、港に近くなって1羽ケイマフリということで撮影したら、バッテリー切れとなった。
今日は、金華山沖でも、十数年に1回あるかないかの、大凪で、船がほぼ揺れなかったのがよかった。波の合間に鳥が隠れたり出たりということもなく見つけやすかった。それにしても、ガイドさんと船長さんのおかげで、とてもよい体験となった。感謝申し上げたい。次はウミバトを見に2月に必ず行く。
【写真】
  
フルマカモメ暗色型
  
モユルリ島    エトピリカ成鳥
  
エトピリカ成鳥       ※第1回夏羽と比較
  
トウゾクカモメ夏羽/ユルリ島
  
オジロワシ成鳥/ケイマフリの群れ
  
ケイマフリ夏羽/2回目のエトピリカ成鳥/ラッコ親子
  
ラッコ
  
チシマウガラス/ほぼウミウで下の方にチシマウガラス

行きも最初はケイマフリだったが、帰りも。

※落石クルーズで観察した鳥種

フルマカモメ1、ヒメウ++、ウミウ+++、チシマウガラス+、ウミネコ++、オオセグロカモメ++、トウゾクカモメ1、ウミガラスSP1、ケイマフリ++、カンムリウミスズメ3、ウミスズメ3、ウトウ+++、エトピリカ4、オジロワシ2(6科14種)出なかった鳥:アホウドリ類、ミズナギドリ類、ツノメドリ


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2022年7月21日(木)春国岱

2022年07月21日 | 北海道

■2022年7月21日(木)7:53【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】春国岱
【種名】オジロワシ成鳥(1科1種)
【メモ】前日の雨から一転晴れの天気に。春国岱はいつものことながら美しかった。オジロワシが目の前の浅瀬で何度かダイブしたが、魚は捕れず。これまで伊豆沼ではダイブに写真がきちんと撮れなかったので、今回はどういうふうに水に入るのかよくわかる動画が撮れた。ずっと以前に見たハイイロペリカンの集団ダイブをまた見たいなと思った。
【動画】
 
2度ダイブしたが魚は獲れなかった。


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2022年7月21日(木)落石ネイチャークルーズ(1)

2022年07月21日 | 北海道

■2022年7月21日(木)12:55-13:43【天気】晴れ曇り、波ほぼなしの凪【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】落石港~ユルリ島
【種名】ヒメウ、チシマウガラス、ウミウ、ウミネコ、オオセグロカモメ、ケイマフリ、ウミスズメ成鳥2幼鳥1の親子、カンムリウミスズメ成鳥3、ウトウ+++、エトピリカ1S2(3科10種)
【メモ】いよいよ、チャーター船で出港。撮影機材はEOSR5+RF100-500とipad mini2021バージョン。ipadminiは海で動画を撮るために購入。金華山沖アホウドリ調査で金華山観光の方が、iPhone proMAXで、揺れる船の上で楽々クロアシアホウドリを撮影していたのを見て、そうか、ipadminiだ!ということ購入したもの。
閑話休題。さて、ネイチャーガイドさんが船の舳先に陣取り出港。心強い。出航して6分後に早くもケイマフリ。そのあとどこでも切れ目なく出たのがウトウ。金華山沖では、こんなに近くでは撮影できないし、今日は海は完全な凪。船が上下左右に揺れることが全くないほどのベストコンディション。金華山沖ではますありえない海況。ウトウがやたら浮いていたり飛んでいるので、一応、見えるものは全部撮影していたが、だんだん飽きてきた。船は、沖の方に向かい、ユルリ島からけっこう離れる。するとガイドさんがエトピリカ!とイヤホンから声がする。言われた方向を見ると、黒い物体が浮かんでいて、船頭さんが船を近くまで寄せてくれる。何だこれ(写真)!と思わず叫んでしまう。とりあえず、第1回夏羽だが、とりあえずエトピリカを見た。その後、カンムリウミスズメ3羽が浮いているのを発見し、船を寄せる。カンムリウミスズメは初見。とてもかわいい。両サイド2本の飾り羽を立てていた。そのあとすぐにおそらく別個体のエトピリカ第1回夏羽2個体目。次はガイドさんも熱心に写真を撮影していたウミスズメ。なぜかというと、親2羽の後ろに、まだ産毛の幼鳥がいたからだ。親は素早く潜るのだが、お子様の方は、潜るというより「ちょっと浅く潜ってみる」練習のようだった。それに潜るまで時間がかかるが、一生懸命親の真似をしているのがかわいい。嘴もちっちゃい。産毛なのに大海にでるとはさすが海鳥と感心した。島に近づいてからは岩の上にチシマウガラスやヒメウ、ウミウがとりついているのが見える。しかし、まだ、エトピリカ成鳥を見ていない。ちょっと焦る。(2)に続く。
【写真】
  
平らなユルリ島  ケイマフリ   ユルリ島先端 
  
ウトウ成鳥夏羽。金華山沖では、さすがにここまでは撮れない
  
ウミウ     ウトウの群れ   エトピリカ第1回夏羽
  
ユルリ島     ウトウ     カンムリウミスズメ
  
カンムリウミスズメ
  
カンムリウミスズメ
  
2個体目のエトピリカ第1回夏羽   ケイマフリ
  
断崖にチシマウガラスもいる    ウトウ
  
てっぺんにオオセグロカモメ ウミスズメの親子
  
ウミスズメ成鳥と幼鳥
  
幼鳥は潜る練習  沈降して残ったのか? ヒメウ


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2022年7月20日(水)野付半島・羅臼鷲の宿

2022年07月20日 | 北海道

■2022年7月20日(水)14:17-21:59【天気】小雨(中標津)~豪雨(野付半島)~曇り(羅臼)【機材】EOSR5+RF100-500mm
【場所】野付半島・羅臼鷲の宿
【種名】アオサギ,キジバト,アマツバメ,ウミネコ,オオセグロカモメ,トビ,オジロワシ成鳥4,シマフクロウ♂♀,ハシボソガラス,エゾセンニュウ,ノビタキ,ハクセキレイ,カワラヒワ,オオジュリン(12科14種)
【メモ】当初,落石クルーズを午前午後予定していたが,午前中はワイバードのチャーターが入っていて乗れないということだった。午後はどうかと聞いたら,今のところ申し込んでいる人がいないというので,それでは船をチャーターしたいというとOKだった。船のチャーターは金華山沖アホウドリ調査で当たり前に行っているので,一人だろうが違和感はない。ということで,根室市にあるホテルの宿泊をキャンセルして,鷲の宿に変更した。電話してみると,別館なら1人空いているということだったので,お願いした。
さて,9時30分のANA札幌千歳行きに乗り,同じくANAで根室中標津空港には13:05に到着。そこからオリックスレンタカーに行くと,日産ノートe-POWER現行一つ前の型が用意されていた。エンジンで動く電気自動車は初めてだったが,とても快適だった。結果的には2日間で400km近く走って,ガソリン代が4200円だった。さて,中標津から羅臼と野付半島に行く分岐点までの草地には,ノビタキやトッピンカケタカのエゾセンニュウ,オオジュリンなどがいた。多かったのは意外にもキジバト。どこにでもいた。雨がかなり降っていたので,小鳥を見る余裕もなかったが声は聞こえたし,途中,停車して牧草地に入ってみると,道路と牧草地の間の灌木や草原に小鳥たちの姿が見えた。ただし,かなり雨が降っているので,撮影はしなかった。分岐点を根室方面に行き,野付半島の分岐点少し前の防波堤の上に,オジロワシの成鳥が止まっているのを見つけ,撮影した。そのうち飛んでいったと思ったら,その後をもう一羽飛んでいった。オオセグロカモメやウミネコが集まっている貝殻を山のように積んでいる工場付近に2羽飛んでいって,驚いたカモメたちが多数,飛び立っているのが見えた。
最初の探鳥地の野付半島だが,雨が激しく降っているのもあったが,鳥と言えばアオサギくらいしかいなかった。ナラワラにタンチョウの姿は見えなかった。さらにネイチャーセンターのあるトドワラに行ったが,あれ,トドワラがない!という風景。店の人に聞いたら,数年前の爆弾低気圧で,すっかり様子が変わってしまったという。鳥は,今朝キアシシギの群れがいたということだった。野付半島は低いところにたくさんの建物が建っているが,3.11のような大津波が来たらひとたまりもないと思った。アオサギしかいなかった野付半島だが,先ほどオジロワシがいたところに行ってみると,やはりオジロワシがいて,最初はカラスと思ったが,よく見るとハイイロミズナギドリのようだった。ちなみに翌日の朝はいなかった。
羅臼に向かう途中で2回オジロワシを見た。鷲の宿には17時までチェックインするようにとの指示だったので,17時少し前に宿に着いた。いつも入口が分からず,オッカパケ川を過ぎてトンネルの手前で引き返し,ナビでサシルイ川の橋の手前で右折すると,いつもの風景があった。観察舎に行くと旅館の方がいて,何と道民割引で半額,しかもこのへんで使える商品券2千円が付いた。3000円で泊まれて,シマフクロウ!感動した。もう食事をしてもいいというので,早々に食事を済ませ,明日は5時に出るので,朝食なしと言うことで,コンビニに食料を買いに行った。それから戻ると別館ではなく本館でいいということになり,二階の前回と同じ部屋だった。生け簀がよく見えるので撮影はここからでもいいが,やはり観察小屋の方が近い。シマフクロウが岩魚をつかんで,ヒナに運ぶためにサシルイ川を上流に飛んでいくのを正面から撮るなら,バスの中からということになる!というのが分かったのは,翌朝のことだった。
さて、7時近くなり観察小屋にスタンバイしたが、その前に部屋で準備していたら何と、EF500mmを持ってきたのに、黒いマウントアダプターを持ってきていなかった。これには大ショック。F4が使えないということはズームレンズF4.5の100mmからF7.1の500mmでの撮影となる。ということで、結果はF4であればISO1600か3200で撮影できたがF7.1ではISO6400にしないといけない。最初は3200で撮影していたが。ということで、シマフクロウについては動画の説明を参照。ちなみに夜明けの朝4時少し前に起き、窓を開けて下を見たら、シマフクロウのどちらかはわからなかったが、生け簀のところでのんびり羽繕いをしていた。あののんびりぶりはきっと♂かもしれない。急いでレンズを出したが、すでにいなかった。3:47だった。明るいところにもシマフクロウが出るようになったということだった。とりあえず、動画が撮影できたのでよしとした。次回は飛んでいくのを正面から撮影したい。
【写真】
  
オジロワシ成鳥  アオサギ    ナラワラのアオサギの群れ
  
帰りに寄ったら、ほぼ同じところで灰色ミズナギドリ(死骸?)を食べていた。
  
ハイイロミズナギドリを掴んで飛んでいくオジロワシ/羅臼のオオセグロカモメ4Sと3S
  
♀、生け簀とサシルイ川/生け簀に入る♂、イワナを咥える。足環がある方が♂でない方が♀だそう。
  
生け簀にやってきたキタキツネ/生け簀に入る♀/♂、♀


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2022年7月20日(水)羅臼鷲の宿

2022年07月20日 | 北海道

■2022年7月20日(水)19:52【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】羅臼鷲の宿
【種名】シマフクロウ♀(1科1種)
【メモ】19時少し前からスタンバイした。鳴き声はずっとしていた。19:48に1回目♀、2,3回目♂、4回目♂♀、10:00 5回目♂が生け簀に現れる。昨夜はもっと頻繁だったそうで、途中、キタキツネが生け簀に入り、魚を捕ろうとしたが、宿の方が追い払った。ウーウーボーボーとひっきりなしに鳴いているのに、なかなか姿を現さないなと思ったら、やはり、キツネのせいということだった。冬に来たときはテンがいた。今回、EFレンズ+RF変換アダプターを家に置いてきてしまったという大失態で、せっかく持ってきた愛用のF4EF500mmが使えず、RF100-500mmだったが、まあ、ワンパターンだが、F7.1にしては、撮れた分だと諦めるしかない。F4だと1/80のISO3200で十分明るく撮れたはず。F4とF7.1の差は大きい。自分としては画質が荒れるのがいやなので、せめて1600で撮影したかった。ちなみに、朝3:30に起きて窓の外を見ると、かなり明るい中に、♀か♂かはっきりしなかったが、生け簀の縁で羽繕いをしていた。明るくなってからも出るようになったそうだ。ちなみに、ヒナに餌をやるためにサシルイ川を上流に飛んでいくが、正面から撮りたいと思っていたら、やっとそれがわかったが、帰るところだった。元気にヒナを育ててほしいものだ。と言っても、一つの沢(川)に一番いだそうで、せっかく大人になっても放浪し、年老いた別の個体と入れ替わったりして、世代をつないでいくのだろう。
【動画】
 
シマフクロウ♀の採餌。1匹つかまえて食べ、2匹目をヒナに運ぶ。

♀のシマフクロウが♂に、早く捕って子どもたちに食べさせてよね。ほら、こういう風に。ドボン。あれ捕れなかった。あなた、さっさとやってよ。おれ、生け簀に入るのどうも苦手でさ。何やってるの。私が先に捕るから、あとからすぐに持ってきてよ。ドボン。シュワッチと去っていく♀。うーん、俺どうすればいいんだ。などという会話をしていたのかもしれません。


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2018年2月12日(月)阿寒国際ツルセンター

2018年04月21日 | 北海道
2018/2/12(月)10:48-14:21【天気】晴れ 【レンズ】EOS5DⅣ+100-400Ⅱ EOS7DⅡ+500Ⅱ
【場所】阿寒国際ツルセンター
【種名】タンチョウ,オオワシ成鳥1,オジロワシ成鳥2(2科2種)
【メモ】今回の釧路探鳥の目的の一つはクロヅルを見ることだったが,もう一つは,タンチョウの赤い頭がどうして赤くなっているのか(笑い),超望遠レンズで撮影することだった。赤いのは皮膚だと聞いてはいたが,どういうふうになっているのか,例えばつるつるの状態で血管が浮き上がって赤く見えるのか,でもそれだと寒いのではないかと勝手に思ったりしていた。ツルセンターは伊藤サンクチュアリー以上にツルが人慣れしている場所なので,柵のすぐ手前まで来るところなので,タンチョウという鳥を,詳しく見るには絶好の場所だ。タンチョウの赤い部分は小さな肉瘤の集合体でよく見ると,手前の方には黒い色の肉瘤もあり,黒い羽毛と混じり合っている。クロヅルも面積はタンチョウほどではないが,長方形の赤い肉瘤がある。興奮すると血流が増加するためか,大きくなるようだ。肉瘤は細長いので,全体の表面積はかなりのものになる。夏はラジエター的な役割,普通はアピールポイントになるのかもしれない。幼鳥の頭を見ると,この部分に肉瘤はないが,一段引っ込んでいて羽毛の丈が短くなっている。嘴もよくみるとすごい。朽ち木のようにも見えるが,柔軟性もありそうだ。舌はかなり細い。飛翔時の初列風切りは本当に美しい。群れをよく見ると親子(親2子1)と分かる3羽が同じ行動をしているし,ペアはいつでも一緒という感じだ。その他にタンチョウの○○一門という感じの少し大きい群れも観察できる。
ところでこの場所は2,3年前までは昔ながらの活魚を餌にして給餌していて,それを狙ってオジロワシ,オオワシ,トビ,カラス,キタキツネがやって来て,バトルをやり,それを狙うカメラマン(自分もそうだが)にとって格別の場所だった。ラウスの流氷上のオオワシ,オジロワシもすごいが,ここは背景がよく,しかも彼らはタンチョウの餌を奪いに来るわけだから,タンチョウ同士,タンチョウ対ワシ,キツネ,トビ,カラスと入り乱れてのバトルが売りものだっただけに残念だった。事前に情報は得ていので,ワシタカは来ないだろうと思っていたら,14時に餌を撒くとちゃんとオジロワシが2羽やってきたが,餌でないと分かると飛んで行ってしまった。今でも2時になり,餌を撒くと勘違いしてやって来るらしい。オオワシ成鳥は,林の後ろの川の方に飛んで行ったのを見ることができた。
【写真】
  
■タンチョウ幼鳥。ダイサギなどの白鷺類とは眼の付き方が違う。頭部の将来肉瘤になるところと頭頂部は段になっている。
  
■成鳥の肉瘤部分。
  
■成鳥/親子
  
■伸び/嘴の中に細い舌が見える/二羽でランディング
  
■タンチョウ成鳥/オジロワシ成鳥2羽
  
■オジロワシ成鳥。餌を撒かなくなったので,バトルは見られなくなってしまった。

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