私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

ハイチュウ時間のカリガネだった。

2020年5月17日(日)閖上漁港・名取川河口、周辺田圃

2020年05月17日 | 閖上漁港

■2020年5月17日(日)15:32-16:37【天気】曇り【機材】EOS7DⅡ+EF500Ⅱ
【場所】閖上漁港・名取川河口、周辺田圃
【種名】キジ,ヒドリガモ,クロガモ,マガモ,カルガモ,コガモ,カンムリカイツブリ,キジバト,カワウ,アオサギ,ダイサギ,オオバン,チュウシャクシギ52+,キアシシギ3,メリケンキアシシギ1,キョウジョシギ4,ハマシギ64+,ウミネコ,ミサゴ,トビ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,スズメ,ハクセキレイ,ホオジロハクセキレイ夏羽(14科26種)
【メモ】今シーズン2例目のツバメチドリとメリケンキアシシギがいるという情報をいただき,閖上に行ってみた。結果的にはツバメチドリは外したが,周辺田圃にハマシギとチュウシャクシギの大群がいるのを初めて見たのはよかった。メリケンキアシシギは,河口のテトラにハマシギやキョウジョシギと一緒にいた。ついでにホオジロハクセキレイがいるのを教えてもらった。来年度は,同じ時期にフィールドを観察するのが楽しみになった。ハマシギとチュウシャクシギは鳥の海と蒲生で見て,その中間地点で採餌しているのを見たのは初めてで,田植えが終わった田圃や,代掻きをしている田圃にいた。震災の年は,5月に南三陸に行った時,シギチを見たので,石巻などを経由して北上していくのだろう。
【写真】

キアシシギ夏羽  チュウシャクシギ キジ

ホオジロハクセキレイ夏羽/メリケンキアシシギ/ハマシギとチュウシャクシギ


Copyright(C)2020 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.


2020年1月11日(土)閖上漁港

2020年01月14日 | 閖上漁港

■2020年1月11日(土)11:17-12:00【天気】晴れ【機材】EOS7DⅡ+EF500Ⅱ
【場所】閖上漁港,名取川河口,名取川河川敷,東部道路名取川橋周辺
【種名】オカヨシガモ,ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,ハシビロガモ,オナガガモ,コガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,スズガモ,ビロードキンクロ,クロガモ,ホオジロガモ,ウミアイサ,カイツブリ,アカエリカイツブリ,カンムリカイツブリ,ミミカイツブリ,ハジロカイツブリ,キジバト,ヒメウ,カワウ,アオサギ,ダイサギ,オオバン,ユリカモメ,ウミネコ,カモメ,オオセグロカモメ,トビ,ノスリ,ハシボソガラス,ヒバリ,ヒヨドリ,ムクドリ,ツグミ,ジョウビタキ,イソヒヨドリ,スズメ,ハクセキレイ,シメ(16科41種)
【メモ】ウミスズメとアビ類を探しに閖上に行ったが,漁港内にはウミアイサ♀とハジロカイツブリしかいなかった。河口に行くと最初にまたアカエリカイツブリがいて,向こうにクロガモの群れがいた。その中に次列の白色が目立つ黒いカモがいたので,これはビロキンの♂成鳥に間違いなしということで急いで歩いて行き,釣り人の前をすみませんと通過し,防波堤の上からレンズを向けた。何度も潜水し,そのたびに貝を咥えて飲み込んでいた。ところが3回目の潜水のあとサーファーが後ろからやってきて,クロガモの群れともども外洋にゆっくり泳いでいってしまった。動画は移動しているところのみで,肝心の採餌は撮れなかったのが残念だった。そのあと外洋を見たが,やはりアビ類とウミスズメが飛んでいる季節なのに姿が見えなかった。それから車で移動して堤防を歩き,帰りは河川敷を歩いて,シメの群れなど見ながら戻った。
今シーズンのビロードキンクロは,追波川の河口で群れを見て,貝類を食べているのを観察したが,これほど近いのは大学野鳥の会時代にみんなで行った納沙布岬以来で,あの時は凍結した小さな漁港で群れを見たが,これほど近くはなかった。その後も何度も冬の道南・道東に行ったが,近くで見ることができなかったので,ラッキーだった。
【写真】

  

アカエリカイツブリ冬羽/ハジロカイツブリ冬羽/クロガモ。嘴に黄色い部分がある個体

  

貝を食べるビロードキンクロ♂

  

鼻孔が大きいので,向こうの海面がはっきり見える。

  

潜水は,初列風切と尾が最後。ウミスズメと同じ。/クロガモ♂/ハジロカイツブリ

  

  

ビロードキンクロの瞬膜と虹彩がよく分かる。

  

ビロードキンクロ/クロガモ/仙台港

   

閖上から見る南蔵王から舟形連峰

  

クロガモペア    クロガモ♂と♀

  

ハジロカイツブリ冬羽 クロガモのランディング。連続写真で見ると,着水はやはり大変らしい。アホウドリ類も同じ着水で最後は胴体着陸。クロガモのように小さくとも排水量はすごい。

  

ヒメウ冬羽。夏羽の美しさとは比べ物にならない地味さ/アカエリカイツブリ/この周辺に水面採餌カモや岸にカモメ類やヒドリガモが多い。

シメ


Copyright(C)2019 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.


2019年12月22日(日)閖上漁港

2020年01月13日 | 閖上漁港

■2019年12月22日(日)12:11-12:42【天気】晴れ曇り【機材】EOS7DⅡ+EF500Ⅱ
【場所】閖上漁港,名取川河口,名取川河川敷,東部道路名取川橋周辺
【種名】ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,オナガガモ,コガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,スズガモ,クロガモ,ホオジロガモ,ウミアイサ,カイツブリ,アカエリカイツブリ,カンムリカイツブリ,ミミカイツブリ,ハジロカイツブリ,キジバト,カワウ,アオサギ,ダイサギ,オオバン,イソシギ,ユリカモメ,ウミネコ,カモメ,オオセグロカモメ,トビ,ノスリ,カワセミ,ハヤブサ,モズ,ハシボソガラス,ヒバリ,ヒヨドリ,ムクドリ,ツグミ,ジョウビタキ,イソヒヨドリ,スズメ,ハクセキレイ,カワラヒワ,ホオジロ(21科42種)
【メモ】蒲生,大沼,鳥の海などのこれまでのフィールドより,自宅から距離的に短い閖上漁港周辺を初めて探鳥してみた。これまではウミスズメやアビ,ビロードキンクロ,ミミカイツブリなどが漁港に入ったときや,河口の消波ブロックのメリケンキアシシギなど,どちらかというとフィールドというよりは,鳥単独で見に行っていたが,高速の橋周辺から河口,外洋,漁港内まで,さらに今回は範囲を広げていないが井戸浦,広浦は昔から有力なフィールドとなっている。ということで,メインフィールドの一つとして観察することにした。コースは,橋を渡ってまず外洋,戻って漁港内を見て,戻って河口と外洋,それから名取IC近くの堤防と河川敷,橋周辺のカモを見るというコースだ。6,7,8月は海岸部と河口でシギチやコアジサシを見るということになる。以前は海岸でコオバシギとオバシギの夏羽ペアを見たことがあった。井戸浦と広浦は大学時代から苦手で,大学野鳥の会のシギチ月例センサスでも,鳥の海と蒲生専門で,井戸浦と広浦は担当したことがなかった。まあ,食わずぎらいというところか。
さて,今日は漁港内,河口,外洋で海鳥に期待して行ったが,あまりめぼしいものはいなかった。アビ類とウミスズメ類がいないのには少々がっかりした。河口付近にアカエリカイツブリがいたくらいか。最近,海岸部に行くとどこでもクロガモがいる。昔からいたことはいたのだろうが,こんなにどこにでもいるというのはなかった気がするがどうだろうか。
【写真】

  

カンムリカイツブリ ホオジロガモ♀  アカエリカイツブリ

  

カワウとカモメ  ヒドリガモ     クロガモ♂

ハジロカイツブリ


Copyright(C)2019 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.


2019年10月23日(水)仙台空港北東部田圃

2019年10月23日 | 閖上漁港

■2019年10月23日(水)16:30-17:00【天気】晴れ曇り【機材】EOS7DⅡ+EF500Ⅱ,EOSR+RF24-105
【場所】仙台空港北東田圃
【種名】ダイサギ,コクマルガラス4+(白1黒3),ミヤマガラス,ハシボソガラス(2科4種)
【メモ】ミヤマガラスとコクマルガラスは今シーズン初認。夕暮れ時で,ただでさえピントが合いにくい鳥が,いっそうピントが合わなかった。コクマルガラス白は,電線に止まっていたのが飛んだ。しかし,その時は500mmではなく広角で撮影していた。田圃で採餌していた中にコクマルガラス黒2がいたが,後ピンだった。ともかくミヤマガラスやコクマルが飛来して,いよいよ秋からそのうち冬ということだろう。
【写真】

  

ミヤマガラス    ダイサギ     手前にコクマルガラス

  

ミヤマガラス    手前にコクマルガラス黒2,ミヤマガラスの幼鳥もいる

  

コクマルガラスが1羽 不忘山      ミヤマガラスの群れ

  

ミヤマガラスの群れ

 

コクマルガラス白とミヤマガラス


Copyright(C)2019 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.


2019年2月16日(土)閖上漁港

2019年02月16日 | 閖上漁港

■2019/2/16(土)9:09-10:26【天気】晴れ【レンズ】EF500Ⅱ
【場所】閖上漁港,名取川河口周辺,外洋
【種名】オカヨシガモ,ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,ハシビロガモ,オナガガモ,コガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,スズガモ,ビロードキンクロ,クロガモ,ホオジロガモ,カンムリカイツブリ,ミミカイツブリ,ハジロカイツブリ,キジバト,アビSP,カワウ,アオサギ,ダイサギ,オオバン,イソシギ,ユリカモメ,ウミネコ,カモメ,オオセグロカモメ,ウミスズメ,ミサゴ,トビ,ノスリ,モズ,ハシボスガラス,ヒバリ,ムクドリ,ツグミ,イソヒヨドリ,スズメ,ハクセキレイ(20科39種)
【メモ】例年,閖上漁港にはアビ類やウミスズメ類が入り,かなり近くで見られることが多いが,漁港にビロードキンクロとウミスズメが入っているという情報をいただいて,見に行った.ビロードキンクロは最初,2羽いたが,ウミスズメの撮影に熱中している内に1羽になってしまった。近くには例によってミミカイツブリがいて,これもかなり近い。それから河口に行って一通り川の上流方面で閖上大橋付近のカモ類を遠くから見て,さらに外洋を見たがめぼしいものは見当たらなかった。帰り際にビロードキンクロの♀が岩壁のかなり近いところにいたので,しっかり特徴や行動を観察することができた。
【写真】

  

  

  

ウミスズメの潜水。翼を広げて潜り,足は最後は揃える。

  

  

ミミカイツブリも,ウミスズメも時々水の中に顔を入れて様子を伺ってから,潜る行動を繰り返していた。

  

  

ビロードキンクロ♀ ハクセキレイ   ミミカイツブリ冬羽


Copyright(C)2019 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.