私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

昨シーズンの鳥の海は3月まで終了、4月からチュウシャクシギの大群とオオソリハシシギの群れ、春の渡りの記事。

2005年4月17日(日)鳥の海

2005年04月17日 | 鳥の海
■2005/4/17(日)6:00-7:30 【天気】晴れ、満潮
【場所】鳥の海、周辺田圃
【種名】 カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ホオジロガモ、カワアイサ、ミサゴ2,トビ、ハヤブサ成鳥♂1♀1、キジ♂1、オオバン、コチドリ成鳥夏羽3,メダイチドリ28、ムナグロ1,ハマシギ1,ミユビシギ2、ユリカモメ、オオセグロカモメ、シロカモメ第1回冬羽から移行中個体1、カモメ、ウミネコ、キジバト、コゲラ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ(渡り)、モズ、ノビタキ♂3♀5、ツグミ、ウグイス(囀り)、エナガ、ヒガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス (28科54種)
【備考】干潮は午後からだったが、お昼頃から定義へ三角あぶらげを食べに行く予定だったので、5時すぎに起きて、鳥の海に行った。東部道路の延長区間沿いのクリークに沿って、ノビタキが見られた。運転席のドアのすぐ脇のヨモギの枯れ枝に止まっていた♂が一番近かったが、何しろ近すぎて撮れなかった。肉眼で15秒ほどじっくり見ることができた。それから鳥の海の外周路を運転しながら見たが、カモやカイツブリがいるくらい。海岸を歩いて行く途中、ムナグロが飛んできて、距離は遠いけれど海をバックになかなかいいポジションに止まって、撮るぞと思ったらサーファーの四駆に驚いて、逃げていってしまった。この浜も、サーファーに占領されている。少し行くと、今度はメダイ、ハマシギ、ミユビの群れが飛んできて、四駆の轍でじっと身を潜めていた。そのうち歩き出して波打ち際で採餌しては、浜にあがって休んでいた。堤防に着いたが、特に何もいなかった。そのうち、先ほどのメダイの群れがやってきた。オオソリやセイタカあたりも見たかったが、この満潮の状態では無理かと思われた。ノビタキの写真を撮ろうとクリーク沿いに帰ったが、もはや釣り人しかいなかった。ミサゴが獲物を捕まえにダイビングしたのを見たが、一回飛び上がったと思ったら、掴み損ねたらしく、もう一度水に沈んで、今度は片足で掴んで飛んでいった。それをユリカモメの若鳥が気丈にも追っていくのだが、けっこうミサゴも気にしているようだった。最後は、ハヤブサの♂♀を見た。鉄塔の上でヒヨドリが渡ってくるのを見張っている。やってくると、ぱっと飛んで襲撃した。見ている間は1羽も捕まえられなかったようだったが、あれだけ次々と飛んでくるのだから、餌に不自由はしないだろう。並んでみると雄と雌のあまりの大きさの違いに唖然とした。特にこの♀(L49cm)が体格がよすぎるように見えたのは、単なる思い過ごしだろうか。私は♂(L42cm)がとても気の毒そうに思えた。
【写真】
  
■ノビタキ夏羽移行中♂/メダイチドリとハマシギの群翔
  
■ランディングするハマシギとメダイチドリの群れ
  
■ヒバリ成鳥♂/コチドリ成鳥夏羽/ミサゴ
  
■ヒヨドリの渡り/ハヤブサ♀/ハヤブサ♂♀大きさがかなり違う/ハヤブサ♀
  
■ハヤブサ♀胸のパターンがよく見える/ハヤブサ♀
  
■ハヤブサ♀/ハヤブサ♂
  
■鉄塔にランディングする♀/同♂♀/勢いがつきすぎたか,危うく前に落ちそうになる♀。難しい場所には違いないが,まあ見ていなかったことにしましょう。
  
■ハヤブサ♀,♂ 
このハヤブサのペアは腹部の模様,翼の色・模様,嘴の付け根の色からすると,第2回夏羽以降の個体と考えられる。


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