私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

以前からホシムクドリはいたが、年々個体数が増加傾向のようだ。他のムクドリ類も何かしら来てはずなので、これから期待。

2007年2月22日(木)羅臼町

2007年02月23日 | 北海道
■2007/2/22(木)14:00-16:00【天気】快晴
【場所】羅臼町
【種名】ウミウ,ヒメウ,スズガモ+,クロガモ+,シノリガモ+,ホオジロガモ+,ウミアイサ+,オジロワシ++,オオワシ++,オオセグロカモメ++,ワシカモメ+,シロカモメ++,スズメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(6科15種)
【備考】23日の天気予報は曇りだったので,羅臼でまともにワシを撮れるのは今日しかないと思い,先を急いだ。幸いにも,14時には羅臼町に入り,所々オオワシやオジロワシが止まっている木の下から撮影し,羅臼漁港を過ぎてサシルイ川へ行ってみたが,前評判とは違って,ほとんどいなかった。羅臼漁港に戻ったが,カモも当たり前のしかいない。結局,松法漁港周辺の山や漁港の岸壁で撮影ということになった。どうしてここにたくさんいるのかは後で分かったことだが,とにかく,オオワシ,オジロワシを夕方まで満喫した。ワタリガラスも探したが,見あたらなかった。学生時代には撮影できなかった多くのカットを撮影することができ,大いに満足して宿に引き上げた。
【写真】
  
■羅臼岳/松法川から見た夕焼けの知床連山(一部)/松法(まつのり)漁港岸壁のオオワシ成鳥
  
■オオワシ若鳥,顔がどう見てもひょうきんだ/松法橋側の小山に群れるオオワシとオジロワシ/オオワシ成鳥と若鳥
  
■松法漁港近くの山(橋の側の小山と反対側の山)付近のオオワシ
  
■オオワシ成鳥とオオワシ第2回冬羽と思われる個体
  
■オオワシ成鳥/オオワシ若鳥/オジロワシ成鳥
  
■オジロワシ成鳥/オジロワシ若鳥
  
■オジロワシ若鳥/オジロワシ成鳥と幼鳥/オジロワシ成鳥
  
■オジロワシ亜成鳥/オジロワシ若鳥/オジロワシ成鳥
  
■オジロワシ成鳥
  
■オジロワシ成鳥/オジロワシ若鳥
  
■シノリガモ♂♀/ウミアイサ♂/ホオジロガモ♂


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2007年2月22日(木)納沙布岬,温根沼,風蓮湖

2007年02月23日 | 北海道
■2007/2/22(木)8:00-13:50【天気】快晴
【場所】根室市花咲漁港~友知海岸~納沙布岬~温根沼~春国岱~風蓮湖~尾岱沼
【種名】ウミウ,ヒメウ,チシマウガラス冬羽2夏羽2,マガモ,カルガモ,スズガモ++,クロガモ++,ビロードキンクロ♂2♀1,シノリガモ+,コオリガモ♂3♀1,ホオジロガモ+,ウミアイサ+,トビ,オジロワシ+,オオワシ+,タンチョウ2,オオセグロカモメ++,ワシカモメ+,シロカモメ++,ウミガラス3,ウミスズメ+,ハシボソガラス,ハシブトガラス(7科23種)
【備考】約30年ぶりの道東探鳥だった。職業柄この時期は退職してからとしか考えていなかったが,リフレッシュ休暇と合わせて行くことができた。苫小牧から新千歳,そこから釧路までは特急「おおぞら」で行き,釧路からは1両編成のワンマンの車両で2時間ほどかけて根室に行く。根室国際ホテルについたのは0時少し前だった。
 翌日,8時にトヨタレンタカーを借り,最初に花咲漁港に行ったが,いたのは,大型カモメ類とスズガモ,ヒメウくらいだった。コオリガモはどこ?カモはアウトか・・・の不安を抱きながら,友知海岸を走る。オオワシの成鳥と若鳥が飛んでいた。やたら遠くにコオリガモが2,3羽見える。前回は足元にいたのだが・・・。不安は広がり,納沙布岬へ。当然流氷なんかは全くない。知床半島の羅臼側まで来ていないのだから,当然といえば当然だが。岬の断崖にヒメウとチシマウガラスがいた。チシマウガラスは夏羽が2羽だが,一方はかなり顔が赤く,一方はまだオレンジ色だった。その他2羽が冬羽で,ヒメウととても良い比較になった。チシマウガラスをここで見ることができたのはとてもラッキーだった。しかし,カモ類はクロガモとシノリガモ,ウミスズメの群れや例によってかなり遠くにコオリガモが小さく飛んでいた。小樽の時と同じ風景。寒くはなかったが,暖かいせいか視野が揺らいでおり,あまりスコープで探すこともなく,納沙布岬を後にした。前回,コオリガモの潜水やビロードキンクロの氷づけを間近に見た漁港に行ったが,ここも何もいない。ウミアイサが一羽いただけ。歯舞漁港も同じ。ということで,天気がいいうちに羅臼まで行った方が得策と,道を急ぐ。
 温根沼周辺はとにかくすばらしいの一語に尽きる景色だった。温根沼橋手前の干潟にタンチョウが2羽いて採餌していた。一羽がけっこう大きいナマズのような魚を捕らえて飲み込んでいた。上空にはオオワシ,オジロワシが舞っている。温根沼橋を渡ると間もなく春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンターに着いた。情報をいろいろもらって,春国岱に行くが,干潮の干潟が広く出ているだけで,特に何もいない感じ。ユキホオジロを見に歩くには時間がない。今回はカモ(空振り)とワシが目的と割り切って,戻ることにした。厚床かR234に入るとさらに快適なドライブルートが続く。何しろ道路に雪が全然ない。途中の林上空にオオワシとオジロワシの50羽以上の群れ。道路沿いの木にオジロワシがたくさん止まっている。そのすぐ脇を車がどんどん通っていく。慣れているせいか,かなり近寄っても逃げない。そこで大きく撮影できたわけだ。いろんな年代のオジロワシがいて,嘴や羽色からそれがよくわかった。幼鳥は,一見するとトビと間違ったりするが,身体が大きいし,嘴や黄色い足もがっちりしていて大きい。嘴の基部は黄色く,全体は黒い。これが徐々に黄色に変わり,トビ風から堂々たる成鳥に変わっていくわけだ。ここで,やっと北海道にワシを見に来たという満足感にひたることができた。
 この後,平らな野付半島を見ながら尾岱沼まで漁港,河口巡りしながら快適なドライブをした。標茶に1時少し前に到着,天気は快晴。コンビニで昼食弁当を買って食べた。ここから羅臼までは1時間半程度。明日は天気が下り坂ということで,羅臼のワシは今日が勝負と,更に車を走らせた。途中,海岸沿いに知床半島が美しく見え,本当に来て良かったとしみじみ思うのであった。(羅臼編に続く)
【写真】
  
  
■納沙布岬の断崖のウミウとチシマウガラス。チシマウガラスは4羽いたが,途中1羽の冬羽は飛んでいってしまった。夏羽も顔の色が赤とオレンジ色の個体がいて,徐々に赤くなっていくことがわかる。
  
■風蓮湖沿いの道端で採餌していたウソ/温根沼のタンチョウとその採餌
  
■オオワシ若鳥と成鳥/オジロワシ幼鳥
  
■オジロワシ成鳥の飛翔/オジロワシ幼鳥。嘴が黒い。一見トビ風。
  
■オジロワシ幼鳥/オジロワシ若鳥,嘴が黄色くなってきている。
  
■オジロワシ若鳥/シロカモメ歯舞漁港/知床連山を望む


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2007年2月21日~23日道東探鳥速報版

2007年02月23日 | 北海道
■2007/2/21(水)~23(金)【天気】雪・晴れ・曇り
【場所】鵡川・苫小牧北大演習林、納沙布岬・春国岱・風蓮湖・羅臼松法漁港、鶴居・伊藤S・阿寒ツルC
【写真】釧路からとりあえずダイジェスト版
  
■アメリカセグロカモメ(鵡川)/ヤマガラ(苫小牧)/ウソ♂(風蓮湖)
  
■チシマウガラス成鳥冬羽・夏羽(納沙布岬)/オオワシ(羅臼)/タンチョウ(鶴居)
  
■オジロワシ成鳥・若鳥(阿寒)/タンチョウ(阿寒)


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