私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

以前からホシムクドリはいたが、年々個体数が増加傾向のようだ。他のムクドリ類も何かしら来てはずなので、これから期待。

2007年2月4日(日)蒲生海岸・南蒲生

2007年02月10日 | 蒲生海岸
■2007/2/4(日)13:50-16:00【天気】晴れ
【場所】蒲生海岸,南蒲生
【種名】カイツブリ,ハジロカイツブリ,カンムリカイツブリ,カワウ,ウミウ,ダイサギ,コサギ,アオサギ,マガモ++,カルガモ+,コガモ+,オカヨシガモ♀1,ヒドリガモ++,オナガガモ,スズガモ,ホオジロガモ,ミコアイサ,カワアイサ♀,ミサゴ,トビ,チュウヒ,ハジロコチドリ成鳥冬羽1,シロチドリ18,ハマシギ36,ユリカモメ,オオセグロカモメ,ウミネコ,キジバト,カワセミ1,ヒバリ,ハクセキレイ,タヒバリ++,ヒヨドリ,モズ,ツグミ,シジュウカラ,メジロ,ホオジロ,オオジュリン,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(22科43種)
前日の土曜日,変なシロチがいたので,もう一度しっかり確かめに蒲生に行った。ちょうど干潮で,日和山前の干潟が大きく出ていて,シロチとハマシギの群れが採餌していた。スコープで観察していると,確かに昨日の”シロチ”がいた。昨日はかなり至近距離で見たためか,オオメダイとか,メダイとか普通はあり得ない間違いをしたが,離れてみると他のまるまるしたシロチと比べると痩せた感じの個体だった。その分,近い距離で見たので体型がやたらスマートに見えたのかもしれない。羽数をカウントしていると,左脇から一羽シギチが飛んできた。飛翔中まさにハジロだったのでハジロコチドリとわかった。ただし,この白い翼帯は,2004年に石巻で見たハジロコチドリと比べるとおなじ冬羽だが翼帯の幅が狭かったように思えた。しばらく採餌する様子を観察していたが,水かきの様子を見ると,外趾と中趾の間には小さいが蹼があるが,内側の方はほとんどあるようには見えなかった。シギチが一段落して,河口を見ると,コクガンが4羽とスズガモ♀1羽が激しく飛ぶ砂に向かって立っていた。コクガン4羽なら特に何もおもしろいこともおかしいこともないのだが,ひょうきんで小さいスズガモが後ろに4羽のコクガンを従えているように見えて滑稽だった。南蒲生の松林の下にはタヒバリとおぼしき小鳥の大群がいた。
【写真】2月3日(土)を含む(シロチドリの一部)
  
■餌を食べているハジロコチドリ冬羽,まん丸でとても可愛い。
  
■ハジロコチドリが餌を捕まえた瞬間。/ハマシギ冬羽だが,羽衣の色が白っぽいのから褐色がかった個体もいる。
  
■ハマシギ,夏羽に換羽中か?/コクガンとスズガモ
  
■ミサゴの飛翔/識別に迷ったシロチドリ冬羽。
  
■シロチドリの標準的な冬羽♀と♂夏羽,問題のシロチ


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