私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

昨シーズンの鳥の海は3月まで終了、4月からチュウシャクシギの大群とオオソリハシシギの群れ、春の渡りの記事。

2008年11月3日(月)磯浜,釣師浜,新地漁港

2009年01月15日 | 磯浜漁港
■2008/11/3(月)10:30-11:30【天気】曇り
【場所】磯浜,釣師浜,新地漁港
【種名】ハジロカイツブリ,カンムリカイツブリ,ウミウ,スズガモ,シノリガモ,クロガモ,トビ,ミサゴ,シロチドリ,ミユビシギ,ユリカモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,ウミネコ,イソヒヨドリ♀,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(11科19種)
【備考】この日は今までこのフィールドで観察した中では一番セグロカモメの数が多かった。別な言い方をすれば,セグロカモメの群れが釣師浜に入っていたということである。ここまで羽数が多ければ,識別にも迷うことはない。今まで知る限りでは,こんなに多くセグロカモメの各世代の群れを見ることはなかったので,南下する群れにうまく遭遇したということになる。一昨年安濃川に行ったときは,浜にいる大型カモメの99%がセグロカモメで,オオセグロカモメはほんのわずかだった。ところ変わればまさに鳥変わるである。ということで今回は,じっくり観察できるはずだったが,30分くらい見たところで,釣り人にほとんど飛ばされてしまったのは残念だった。
【写真】
  
■オオセグロカモメ,セグロカモメ,ウミネコ,ユリカモメ,ワシカモメ 真ん中の写真はセグロカモメの幼羽,奥のぼけているのはオオセグロカモメの第1回冬羽。セグロカモメとオオセグロカモメの幼羽,第1回冬羽では初列のコントラストが違うのはもちろんだが,特に大雨覆のパターンが全然違う。
  
■オオセグロカモメ第1回冬羽Bタイプ/中央はセグロカモメ成鳥冬羽だが,冬羽に移行しつつある個体/セグロカモメの群れ。背中の向きによって,かなり淡くも見え,濃く見えたりもする。
  
■セグロカモメ成鳥冬羽手前の個体より後ろの個体の方が冬羽がよくでている/セグロカモメ成鳥冬羽で虹彩が黄色の個体。他の成鳥はほとんど暗色だった/オオセグロカモメ第1回冬羽・セグロカモメ第2回冬羽・セグロカモメ幼羽。第2回冬羽は肩羽に灰色の羽毛が生えてきている
  
■どちらもセグロカモメ成鳥冬羽だが足の色が違う/オオセグロカモメとセグロカモメのそれぞれ第2回冬羽/全体的にセグロカモメは第2回冬羽と成鳥冬羽の個体数の比率が多かった。
  
■ワシカモメ幼羽,もあもあっとした胸と足のピンクに汚れた感じの黒い色がついているのが特徴/背の色がシロカモメとワシカモメの中間だったら良かったのだが!/同じセグロカモメ冬羽だが虹彩の色が違う


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