私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

ホシムクドリが増加中とか。ネタ切れでヒバリ。

2008年11月15日(土)磯浜,釣師浜

2009年01月18日 | 磯浜漁港
■2008/11/15(土)12:20-13:50【天気】晴れ
【場所】磯浜,釣師浜
【種名】ハジロカイツブリ,カンムリカイツブリ,ウミウ,スズガモ,シノリガモ,クロガモ,トビ,ミサゴ,ミユビシギ,ユリカモメ,ホイグリン系カモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,ウミネコ,ホオジロ,カワラヒワ,スズメ,ハシブトガラス(10科18種)
【備考】11月3日のセグロカモメの各世代の群れは見られなかったが,まだ成鳥冬羽はけっこう残っていた。ホイグリン系カモメ冬羽が群れの中にいた。これから南下する個体だろう。釣師浜は季節によって河口の方向が変わるので,水浴びをするスペースと浜で休む砂浜のスペースが変化する。真水の浅い川で水浴びし,浜に上がって羽繕いする場所が必要だが,この浜は外敵を見つけやすく,さらに船でないと近づけない新地漁港の複数の防波堤もあるので,環境的にカモメが集まりやすい場所なのだろう。釣師浜の前面海面ではよくカモメ類が群がっている光景を目にするので,餌もあるに違いない。
【写真】
  
■オオセグロカモメ第4回冬羽/ウミネコ,オオセグロカモメ,セグロカモメ,ワシカモメ,ホイグリン系カモメの群れ
  
■ホイグリン系カモメ成鳥冬羽とセグロカモメ。銚子でよく見るホイグリン系カモメのパターン。嘴はセグロカモメよりやや細い感じ。体も多少小さめ。背の灰色は個体差があるということだが,この個体は周りのセグロカモメより薄かった。足はオレンジがかった黄色で,これもいろいろあるようだ。この個体は自分としては一番よく見ている足の色。頭部から後頸を見るとまだ冬羽に移行始めであることがわかる。セグロカモメの群れの中にいても一見して違うカモメと認識できる風貌。/虹彩が黄色と暗色の中間の色をした成鳥冬羽個体。/セグロカモメはオオセグロカモメと比べると本当に背の色が薄いが,ワシカモメはもっと薄く,アメリカセグロカモメはさらに薄くほとんどシロカモメに近い薄さ。
  
■ホイグリン系カモメ(taimyrensis)の背の濃さはウミネコより薄い。鳥の海で見たホイグリンカモメ(heuglini)の背はウミネコもしくはそれ以上濃かった。スタイルもよりスマートな感じ/ワシカモメの♀型っぽい感じの個体。頭が丸く,嘴があまりいかつくない。
  
■オオセグロカモメ第4回冬羽/ワシカモメ成鳥冬羽,ワシカモメの初列風切の先端は他の部分と比べるとやや濃く,光の加減ではより濃く見えることもあります。/セグロカモメ成鳥冬羽
  
■セグロカモメ成鳥冬羽,虹彩が黄色の個体で頭部が濃いせいで,目つきが険悪に見えます。/磯浜のクロガモの群れ


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