私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

以前からホシムクドリはいたが、年々個体数が増加傾向のようだ。他のムクドリ類も何かしら来てはずなので、これから期待。

2011年8月6日(土)石巻雲雀野

2011年08月06日 | 石巻雲雀地区
■2011/8/6(土)6:15-7:30【天気】霧,曇り
【場所】石巻雲雀野
【種名】カワウ,カルガモ,マガモ,トビ,シロチドリ2,メダイチドリ15,キョウジョシギ4,トウネン夏羽2,ハマシギ夏羽3,オバシギ夏羽1,キアシシギ夏羽12,ソリハシシギ夏羽1,チュウシャクシギ夏羽1,オオセグロカモメ,ウミネコ,ヒバリ,ハクセキレイ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(11科22種)
【メモ】いつも駐車しているところから西側ルートを回った。防波堤の一部がなくなっており,地盤沈下と併せて,埋め立て地内に海水が流入している。霧で視界が悪く,さらにシギチがいることにはいるが,警戒心が強く容易に近寄れない。それでも一通りのシギチは観察できた。これから先の防波堤が壊れていて一周できないので,東側から回ることにした。東側堤防は,以前来た時はここから「海が溢れていた」が,今日はそうではなかった。前回4月24日6-8時の観察時間のうち6:00に石巻は満潮で潮位129.4cm,今日は7:51で116.3cmだが,4月はブログの写真を見るとわかるように海も大荒れだったので越流していたのだろう。東側防波堤を歩いて行くと,チュウシャクシギがいた。南側防波堤付近では釣りをしている人もいた。地震前は埋め立てがほとんど終わっていて,シギチが餌を取るような場所もほとんどないような状態だったが,今日見ると,埋め立て土砂も一部を除きなくなっていて,大津波の威力を感じさせた。しかし,南側の一番長い防波堤はほとんど損傷がなかった。もしこれが破壊されていたら,この埋め立て地は海にそのままつながってしまっていたことになる。防波堤と埋め立て地との間には,海水の流入があって,以前のような環境に戻りつつある。シギチの多くは,北岸にいるので,潮が引けばまた近くに餌を求めてやってくるはずだ。
【写真】
  
■朝靄の中に浮かぶシギチの姿。
  
■メダイチドリとキアシシギの群れ/キアシシギ夏羽
  
■飛び立つキョウジョシギ。シロチドリとメダイチドリ。/チュウシャクシギ/キョウジョシギ
  
■キョウジョシギとチュウシャクシギ


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